1年で一番寒い時期を迎えました。インフルエンザ、ノロウィルスなどの感染症に注意が必要です。
皆さん、お体お大事にお過ごしください。
今年で3年目になる「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅2016~」が開催されます。
津波と津波火災の被害を受けた小ヶ汐地区の様子 大島架橋につながる道路の工事が進められています (平成28年1月2日撮影) |
ココロプレスでも昨年のツアーの様子を紹介しました。
2015年2月14日 土曜日
「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅~」が開催されました(気仙沼市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/02/blog-post_41.html
震災の時に全国からボランティアに訪れた人たちが、毎年、気仙沼の復興の状況と震災当時、会った人たちの様子を感じに訪れます。
昨年行われたツアーでは ワカメの加工工場を見学しました 海岸にあるこの工場は津波で3m浸水しました (平成27年1月31日撮影) |
また、ワカメやカキの養殖の体験、地元水産加工場でのワカメの加工作業の見学、語り部による震災当時の話を聞くことができることなども人気です。
夜は、唐桑の民宿に宿泊し、住民などと交流を深めます。
この地域の最大の魅力は「人」 あたたかい地元の人たちとの交流を呼び掛ける 日本国際ボランティアセンター(JVC)の石原靖士さん |
このツアーを主催する浦島地区振興会では、ツアーを通じてこの地域の最大の魅力である「人」を資源として発信し、小さな漁村の生活とそこで暮らす人たちとの交流を深め、都会で暮らす人たちに「田舎に帰るような気持ち」で気軽に地域を訪れてもらうことを目指しています。
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「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅2016~」
開催予定日: 平成28年2月27日(土)~28日(日)
集合場所:JR気仙沼駅(現地集合)
詳しくは下記をご覧ください
http://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2016/02/20160130-0227-kesennuma-tour.html
浦島地区は、気仙沼湾の東に位置し、唐桑町や大島などと隣接し、豊かな漁業資源に恵まれ発展してきました。
気仙沼湾の東にある大浦地区の高台から望む気仙沼港の様子 (平成27年12月26日撮影) |
そんな地域を住民の力を結集して再生し、発展させていきたいと活動しているのが、浦島地区振興会です。
地域住民同士の交流、廃校利用、交流人口の拡大を図ることを活動の中心としています。
浦島地区振興会事務局長 尾形光三郎さんは 多くの皆さんの参加を呼び掛けています |
事務局長の尾形光三郎さんは今回のツアーについて、
「東日本大震災から5年。これまでの5年間は、住民が協力し合いここまできました」
「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅~、の実施も今年で3年目になります。このツアーを通じて、地域の人たちが、たくさんの人と交流することを楽しんでいることを感じます。おもてなしの心でツアーに参加してくださる方々をお迎えする地域の人たちの表情には輝きがあります」
「過疎高齢化の進む地域が、未来へ向かってさらに一歩、歩みを進めていくためにも、たくさんの人と交流することが大切だと感じています。自分たちの目線だけでなく多くの人の目線で、地域を見つめていただきたいと思っています」
「今年もツアーは、2月27日、28日に実施されます。寒さが一段落し、海からは春の香り、ワカメなどの海藻が届きます。皆さんと交流できることを楽しみに私たちは準備を進めています。週末は気仙沼にお出掛けください」
と話します。
防災集団移転用地には災害公営住宅の建設が進められています (平成27年12月26日撮影) |
この地域の最大の魅力「人」が輝く地域づくりはこれからが本番です。
震災から5年。
気仙沼市の復興の状況と旬のワカメとカキを味わいに「週末は気仙沼。」に参加し、この地域の魅力を発見してみませんか?
(取材日 平成28年1月13日)