2015年8月、仙台市宮城野区に「宮城野復興公営住宅」が完成し、9月から入居が始まりました。

2014年5月から工事が始まり、徐々にでき上がっていく様子をココロプレスでもレポートしていました。
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まだ何も建っていなかった頃(2014年8月) |
2015年2月11日
■コボスタ宮城より、200m。~仙台市宮城野復興公営住宅~(仙台市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/02/200m.html
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11月28日に入居者交流会が開催され、54名の入居者が参加しました。
会場はなんと楽天スタジアム隣の「イーグルスドーム」!
ココロプレスでは今までもいろんな復興公営住宅の交流会を取材してきましたが、いずれも住宅内や町内の集会所で行われてきました。
こちらの住宅にも集会所はありますが、まだ設備が整っていなかったため、今回は楽天野球団のご協力もあり、この会場で開催することになりました。
最初に宮城野区で活動している「みやぎの雀」がすずめ踊りで歓迎しました。
参加者全員に扇子を配り、入居者と一緒に楽しく踊りました。

常盤木学園高校「フラ同好会」によるフラダンスや、住宅すぐ近くの東華中学校の美術部が前日の夜遅くまでかけて、歓迎のイラストを作ってくれたりと、地域の学生たちも交流会を華やかに飾ってくれました。


地域団体の紹介の後、お昼にみんなで芋煮とおにぎりを食べ、サインボールなどイーグルスグッズが当たる抽選会もありました。

参加した女性は、
「入居しても地域の情報が分からず、一人暮らしということもあり、孤立していました。今回の交流会で情報をもらえて、歓迎もしてもらい、やっとこの街で住んでいけるんだなという気持ちが強くなりました」と話していました。
また別の女性に伺ったところ、
「仮設住宅にいた時は、毎日誰かしらに声を掛けてもらえていた。この住宅に来てからは、隣に誰かいるのかも分からない。その点では、仮設住宅の方がよかったかも…と思う。でもこの交流会には参加して良かったです」という声も聞きました。
引っ越してきたばかりで、右も左も分からない時期です。これからも定期的に交流の場を設けて、もっと住民同士と地域が親密になれればいいなと思いました。
(取材日 平成27年11月28日)