今年の秋は、少しいつもと違います。
気仙沼の秋の代名詞サンマとカツオが近年にない不漁です。庶民の味方サンマが、今年は高値で取引きされています。
炭火で焼かれるサンマの味は格別! たくさんの人たちが列をつくりました。 |
平成27年10月11日。気仙沼市港町の「気仙沼お魚いちば」を会場に「気仙沼ベジフルさんままつり」が開催されました。
冷たい雨の中たくさんの人が会場を訪れていました |
このお祭りは、気仙沼の秋のおいしいサンマを楽しめると人気だった「さんままつり」を絶やしてはならないと、東日本大震災が起きた平成23年から株式会社阿部長商店と「みやぎ野菜ソムリエの会」が協力し、独自のさんままつり「気仙沼ベジフルさんままつり」として開催しています。
5回目にの今年は、「思いをかさねて、みんなの力をひとつに!」をテーマ東北各地の野菜ソムリエの皆さんが集まり、気仙沼の旬のサンマと野菜のおいしい食べ方について気仙沼の人たちに提案しました。
冷たい雨の降る中、会場の「気仙沼お魚いちば」には、炭火で焼かれるサンマを求めてたくさんの人が列を作りました。
気仙沼港に水揚げされたサンマと気仙沼産の長ネギが焼かれました |
炭火で焼かれた焼きたてのサンマを手にした人は、「おいしいね。炭火で焼いたサンマは格別だね」とうれしそうでした。
ベジフルワンダーランドの会場では、東北各地から参加した野菜ソムリエのみなさんが企画した、「野菜釣り」「ニンジン豆腐づくり」などの体験コーナーが開催されました。
豆乳とにがり、にんじんで作る豆腐は子どもたちに人気でした |
「おとうさんがんばって」 野菜釣りを楽しむ人たちの様子 |
布のバックに野菜のスタンプを押して オリジナルのバックに仕上げました |
と、完成した作品を手に笑顔を見せていました。
ニンジンと豆乳とにがりでつくる「とうふ」つくりのコーナーでは、2歳の女の子のお母さんが「ニンジンの香りもしてとてもおいしいです。簡単に作れるので家でも作ってみようと思います」と話していました。
野菜や果物、サンマなどを思い思いのタッチで描いていました |
(取材日 平成27年10月11日)