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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年10月28日水曜日

2015年10月28日水曜日15:03
こんにちは。kaiiです。
今年の秋は、少しいつもと違います。
気仙沼の秋の代名詞サンマとカツオが近年にない不漁です。庶民の味方サンマが、今年は高値で取引きされています。

炭火で焼かれるサンマの味は格別!
たくさんの人たちが列をつくりました。
気仙沼では、「なかなか100円下回らないね~」「サンマが本当に獲れないんだね」そんな会話が交わされているのを耳にします。


平成27年10月11日。気仙沼市港町の「気仙沼お魚いちば」を会場に「気仙沼ベジフルさんままつり」が開催されました。

冷たい雨の中たくさんの人が会場を訪れていました

このお祭りは、気仙沼の秋のおいしいサンマを楽しめると人気だった「さんままつり」を絶やしてはならないと、東日本大震災が起きた平成23年から株式会社阿部長商店と「みやぎ野菜ソムリエの会」が協力し、独自のさんままつり「気仙沼ベジフルさんままつり」として開催しています。


5回目にの今年は、「思いをかさねて、みんなの力をひとつに!」をテーマ東北各地の野菜ソムリエの皆さんが集まり、気仙沼の旬のサンマと野菜のおいしい食べ方について気仙沼の人たちに提案しました。


冷たい雨の降る中、会場の「気仙沼お魚いちば」には、炭火で焼かれるサンマを求めてたくさんの人が列を作りました。

気仙沼港に水揚げされたサンマと気仙沼産の長ネギが焼かれました
気仙沼産の長ネギも炭火で焼かれ振舞われました。
炭火で焼かれた焼きたてのサンマを手にした人は、「おいしいね。炭火で焼いたサンマは格別だね」とうれしそうでした。


ベジフルワンダーランドの会場では、東北各地から参加した野菜ソムリエのみなさんが企画した、「野菜釣り」「ニンジン豆腐づくり」などの体験コーナーが開催されました。

豆乳とにがり、にんじんで作る豆腐は子どもたちに人気でした
高値になっている野菜を釣る「野菜釣り」のコーナーでは、「トマトを釣って」との奥さんのお願いに応えてご主人がトマトを釣り上げ笑みを浮かべるご夫婦の姿や、野菜を釣り上げて喜ぶ家族連れの姿がありました。

「おとうさんがんばって」
野菜釣りを楽しむ人たちの様子
福島県の野菜ソムリエさんが企画した、消しゴムスタンプを押してオリジナルの野菜バックを作るコーナーに参加した、気仙沼市内の中学1年生の女の子は持ち手の部分にもスタンプを押すなどし個性豊かなバックに仕上げました。

布のバックに野菜のスタンプを押して
オリジナルのバックに仕上げました
「野菜スタンプを押して作る野菜の柄のバック作りはとても楽しいです」
と、完成した作品を手に笑顔を見せていました。


ニンジンと豆乳とにがりでつくる「とうふ」つくりのコーナーでは、2歳の女の子のお母さんが「ニンジンの香りもしてとてもおいしいです。簡単に作れるので家でも作ってみようと思います」と話していました。

野菜や果物、サンマなどを思い思いのタッチで描いていました
その他にも、野菜や焼きたてのサンマの絵を描くコーナーなどが設置され、参加した人たちが思い思いに楽しんでいました。


(取材日 平成27年10月11日)