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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年9月29日火曜日

2015年9月29日火曜日8:00
こんにちは、にゃんこです。

海、グルメ、歴史と多彩な文化を持つ塩竈市。

このさまざまな魅力を一遍に体感できるというとっておきのお祭り、
「みなと塩竈・ゆめ博」がいよいよ今週末開幕します!

「しおがまさま神々の月灯り」や「どっと祭」など、毎年秋に行われている主力イベントを集結し、
さらに「海」「歴史・文化」「食・物産」の3つのテーマに分けた約50もの多種多様なサブイベントを
1カ月に渡り開催するという市を挙げての一大イベントです。

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■開催概要
【開催日】
メーンイベント:2015年10月2日(金)~4日(日)
サブイベント:2015年10月1日(木)~31日(土)
※開催日及び開催時間は各パビリオン(=イベント)により異なる
※サブイベントの詳細は公式HPをご覧ください。事前予約が必要になるものもあります。
各問い合わせ先までご連絡ください。
【会場】
10月2日(金)、3日(土) 鹽竈神社「しおがまさま神々の月灯り」
10月3日(土)、4日(日) 塩釜水産物仲卸市場・塩竈市魚市場「どっと祭」
10月3日(土) 地域連携復興市 ゆめ博・絆広場(JR仙石線本塩釜駅アクアゲート)
10月4日(日) 塩釜港西ふ頭(マリンゲート塩釜そば)「第二管区海上保安本部イベント」
ほか 塩竈市内中心部 各パビリオン(=イベント)会場
【主催】
みなと塩竈・ゆめ博実行委員会
【事務局】
塩釜商工会議所 地域振興室内
塩竈市港町1-6-20 
TEL.022-367-5111 /FAX.022-367-5115
みなと塩竈・ゆめ博 公式HP
※各イベントについての詳細は公式HPをご覧ください

※開催期間中は混み合います。公共交通機関をご利用ください
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メーンイベントは、10月2日(金)~4日(日)の3日間に渡り開催される
「しおがまさま 神々の月灯り」
「地域連携復興市ゆめ博・絆広場」
「どっと祭」
「第二管区海上保安本部巡視船公開」
毎年多くの人が訪れる「しおがまさま神々の月灯り」。
まち中では地元酒蔵のお酒などが味わえる茶屋&Barや月見カフェも開催

普段はなかなか見ることができない巡視船「まつしま」の船内見学は必見!

■仙台市民に愛される町に
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「一番の目的は塩竈を知ってもらうことです。仙台市民や近隣の方々に塩竈の魅力を再発見してもらいたい。そして普段使いの町としてもっと気軽に訪れてもらえるような町にしたいんです」

こう話すのは、みなと塩竈・ゆめ博実行委員会本部長(塩釜商工会議所副会頭)の水野暢大さんです。


「震災前から都市の過疎化が進んでいましたが、震災が起きたことでこれがより大きくなってしまったんです。市場が再開しても販路がないなど震災から4年半が経った今なお厳しい状況が続いています。
復興するにしても新しい町の在り方を考えなければダメなんです。新しい地方都市の在り方をどう作っていくかそれが課題となっていました。県外にアプローチをかけたとしても、塩竈は宿泊施設がないんです。人が集まらなければ町は死んでしまいます」

魅力的な観光資源はたくさんあるもののそれをどうアピールしていくか―。

「これまで県外にはPRしてきたけど県内に向けてのPRはなかった、そう気が付いたんです。お祭りやイベントをやると必ず来てくれるのは仙台の方々なんですよね。じゃあその人たちに愛される町にしようと。それがこのゆめ博開催の根底にある想いです」


■まだまだある、隠れた魅力!
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かまぼこにお寿司に地酒、鹽竈神社に歴史を感じる町屋、さらには第二管区海上保安本部もあるなどとこれだけでも十分魅力のある町。でも実は、美術館や博物館も多数揃うアートな一面や菓子店も数多くあるスイーツの町だったりもするんです!

「隠れたマリンレジャーの基地でもあるんです!」と水野副会頭
期間中は松島湾を自分の操縦で走れるというボートキャプテン体験も(要予約)

まだまだ知られざる姿がある、それが塩竈。

「これだけおもしろいものがいっぱい詰まっている町はない。みんなそれぞれ努力をしてきたけど、ひとつにまとまることはあまりなかったんだよね。うまく発信できていなかったんです。それが震災があったことでみんなでもう一度見直してみようと。それが今回の発想なんです」
と水野副会頭。


■生活利便性の高いコンパクトシティ
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「電車であれば仙台駅から最短で12分とアクセスの良さも抜群。仙台圏にあるということも魅力です。塩竈を仙台圏として考えていただけるかが地方都市としての存在意義。仙台にとっても重要な存在になりうると思うんです」

医療機関や教育機関の充実に加え、土地が求めやすいことからマイホームがかなう、さらに待機児童数はゼロと子育てに適した居住環境であることも訴えます。

「みなと塩竈・ゆめ博を楽しんでもらうことはもちろん、この機会に生活する町としての良さを知ってもらうことも開催目的の一つ。
立ち上げから官民一体となって取り組んできたその成果をぜひ一人でも多くの方に見ていただきたいです」
と水野副会頭

 鹽竈神社の門前町として1200年もの歴史を誇る塩竈の町

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市全体がパビリオンになるというかつてないビッグイベント。
ここでしか体感できない特別なワクワクが待っているはずです!

ぜひ皆さんも10月は塩竈へ!


(取材日 平成27年9月16日)