例年より、熱中症により救急搬送される人が多いそうです。十分な睡眠や休養、水分、塩分の補給を心掛けましょう。
東日本大震災後、気仙沼市の女性と神戸市の女性たちが交流するイベント、「女性の復興カフェ in 気仙沼」が、平成27年8月9日に開催されます。
気仙沼での開催は今回で5回目となります。
今回の女性の復興カフェin気仙沼のテーマは、「伝承と伝統-これからの伝承」です。
復興の中で「文化の復興、伝承」「地域や家庭の中の伝統や慣習」を次世代にどう継承し、さらに、新たな「気仙沼の伝統」をどのように生み出していけるか皆で考えます。
神止七福神舞の様子 (撮影:平成26年5月撮影) |
「神止七福神舞」は旧唐桑町の無形民俗文化財で、気仙沼市唐桑町の女性たちが長い間、継承してきた女性のみで演じる舞です。
神止七福神舞の伝統を継承してきた保存会会長の小野寺やへ子さんと、保存会の皆さんからお話をお聞きします。
さらに、参加者による、舞の実演体験も行われます。
けせんぬまさいがいFMパーソナリティの藤村陽子さん、バヤニハン気仙沼フィリピーノコミュニティ代表の及川ジェニーさんは、「気仙沼みなとまつり」や気仙沼の「これからの伝承」について話します。
平成26年10月に開催された 「女性の復興カフェin気仙沼」の様子 |
また、阪神・淡路大震災被災地の兵庫県神戸市から金千秋さん(FMわぃわぃ総合プロデューサー)、陳來幸さん(兵庫県立大学教授/神戸市外国人市民会議座長)、山地久美子さん(会代表/大阪府立大学客員研究員)が災害のあった20年前と今の神戸の「新しい伝統」について話します。
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第10回 女性の復興カフェin気仙沼
開催日時:平成27年8月9日(日)午後2時から
会場: キングスタウン気仙沼 1階ホール
(宮城県気仙沼市三日町3丁目1−1)
*会場には駐車場がないため、気仙沼市役所ワンテン庁舎などにある公共駐車場をご利用ください。
(駐車費用は自己負担でお願いします)
*バスなど公共交通機関を利用される場合、「三日町」バス停留所で降車、会場までは徒歩3分です。
内容:神止七福神舞上演、参加者による舞の体験
文化の継承、新しい文化についてのワークショップなど
主催:多文化と共生社会を育むワークショップ(兵庫県神戸市)
協働:気仙沼おとひめ会
協力:唐桑町観光協会/キングスタウン気仙沼/神戸まちづくり研究所/FMわぃわぃ
(科研)復興・防災まちづくりとジェンダー
(問合わせ先、申し込み先)
多文化と共生社会を育むワークショップ(山地久美子)
080-1483-6641
tabunkaws@gmail.com
*事前の申し込みが必要です
*「女性の復興カフェin気仙沼」は兵庫県復興支援課「復興サポート事業」の支援を受けて開催されます。
主催の多文化と共生社会を育むワークショップ代表の山地久美子さんは「伝統とは人々の歴史です。伝統を重んじるとともに『新しい伝統=未来』をつくりだすのも、2つの大震災を経験した私たちの仕事ではないでしょうか」と話します。
気仙沼市民にも人気の七福神舞を鑑賞、実演体験できる貴重な機会です。参加してみてはいかがでしょうか。
多文化と共生社会を育むワークショップの皆さんは、気仙沼市の他に7日には亘理町、8日には、岩手県大船渡市でも「女性の復興カフェ」を開催します。
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女性の復興カフェin 亘理
日時:平成27年8月7日(金)午前11時から午後2時まで
会場:亘理いちごっこ
(宮城県亘理町字南町東10-1)
参加費(食事代):500円
◎プログラムの一部
東日本大震災からの復興 ~ 震災後に生まれた新たな取組 ~
菊地由美子 (ティンクルママの会 代表:山元町)
大條文子 (グループふれあいの会 副会長:亘理町)
馬場照子 (NPO法人亘理いちごっこ 代表理事:亘理町)
*事前にお申し込みください
(問合わせ先、申し込み先)
多文化と共生社会を育むワークショップ(山地久美子)
080-1483-6641
tabunkaws@gmail.com
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女性の復興カフェin 大船渡
日時:平成27年8月8日(土)午後1時から午後4時まで
会場:大船渡プラザホテル2階小宴会場
(岩手県大船渡市大船渡町字茶屋前34-5)
参加無料
◎プログラムの一部
大船渡と陸前高田の復興まちづくり
阿部裕美(元 陸前高田災害FM(80.5MHz) パーソナリティ)
下斗米霞(元 陸前高田災害FM(80.5MHz)中国語番組ボランティアスタッフ)
菅原マリフェ(フィリピン人共同体 パガサ・イワテ 代表)
*事前にお申し込みください
(問合わせ先、申し込み先)
多文化と共生社会を育むワークショップ(山地久美子)
080-1483-6641
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阪神・淡路大震災被災地と東日本大震災被災地が、東日本大震災の沿岸被災地がさまざまな交流を通じて繋がっています。
女性たちの交流が深まり、お互いの抱える問題や課題を話せる機会が増えることを願います。
(取材日 平成27年7月30日)