9月も中旬です。
めっきりと涼しい風が吹くようになりました。
昨年に比べて夏があっけなく終わっってしまったと感じるのは、私だけでしょうか・・・。
でも今シーズン、その海水浴場には確かに「夏」がありました。
その海水浴場とは、以前紹介した宮戸島にある月浜海水浴場です。
東北の小学生にとっては夏休み最後の日曜日となった8月25日。
その日は一日中天気も良く、日差しも時折強く感じました。
7月21日に海開きをしてから6回連続で、「遊泳可能」を示す白旗が揚がりました。
以前の記事→http://kokoropress.blogspot.jp/2013/07/blog-post_20.html
「日曜日だけのオープンだったけれど、幸い6日間とも天候にも恵まれて、赤旗か白旗かと迷うことがなかった」
と、実行委員会の方たちは、今年の海開きを振り返りました。
今日(25日)も迷わず白旗を揚げました!! |
赤旗は、「海水浴中止」という意味です。
赤旗が揚がれば、せっかく来た人たちも海水浴をすることができません。
しかし、今夏は営業日全てで白旗を揚げることができました。
とりわけ8月11日には、2000人を超える人々が海水浴を楽しんだそうです。
最終日には900人以上が月浜に来場しました。
午後3時、お父さんが帰る準備をしていると、小さな子どもが帰りたくないと再び海の方へ走る姿を見ました。その子どもにとって、海は「思いっきり遊べる場所」だったのだと思います。
そして、運営終了とともに、「お疲れさまでした」と実行委員会の方々に元気よく声を掛けていた人たちがいました。
最終日の運営に合わせて滞在し、運営スタッフとして一日中頑張っていました。
東松島でのボランティア活動は、今回が初めてのことだそうです。
会員約40名中、6名の学生がボランティアとして月浜に来てくれました。
その中から、リーダーの林さんにメッセージを頂きました。
「つながり」 LAN 林優太さん |
あらためて「つながり」の大切さをお話してくれました。
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現在、月浜へ向かう道も道路工事が行われています。
震災で大きな被害を受けたJR仙石線の野蒜(のびる)駅も、内陸に約500メートル移動して新設する予定で、2015年の開業を目標に復旧作業が行われています。
来年も、月浜海水浴場は海開きをします。
「月浜にまた来てネ」 小野源次郎さん(月浜仮設住宅 区長) |
今夏は、月浜海水浴場実行委員会を中心に海水浴場の運営が行われました。
時間を掛けて入念に会議が行われ、救命救急などの講習も受けました。
また、ボランティアと一緒に砂浜の掃除、駐車場設営なども行いました。
それもこれも、「月浜にもう一度たくさんの人に来てほしい」という想い、
「来場者の皆さんが怪我なく、安全に海水浴を楽しんでほしい」という想いからです。
大盛況に終わった、月浜海水浴場・・・
今回は海水浴を楽しむお客さんを眺めるだけで、泳ぐことができませんでした。
来年は是非、月浜海水浴場で泳ごうと思います。
最終日、足を怪我してしまった方がいましたが、それ以外は、無事に終了することができました。
そして、多くの人々が月浜の海水浴を楽しんでいました。
月浜実行委員会の方々、そして地元の方々が、皆さんが来てくれることを楽しみに待っています。
(取材日 平成25年8月25日)