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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年7月24日水曜日

2013年7月24日水曜日16:45
ココロデスクです。

参議院議員通常選挙が終わりました。

今回の選挙からインターネットによる選挙運動が解禁されましたが、それを受けてホームページはもちろん、フェイスブックやツイッターなどのいわゆる「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」も駆使して活発に運動を展開する政党や候補者が目立ちました。

候補者だけでなく、一般の多くの人々もネット上での議論や応援に参加していましたが、そこでどのような言葉が飛び交ったのかを、選挙期間中からマスコミ各社は有権者の関心動向を示す指標として追い掛けていました。

それを見る限り、選挙の前から懸念していたこととはいえ、やはり「震災復興」は全国的に見た場合、有権者の関心をあまり集めなかったようです。

例えば7月21日付の朝日新聞によれば、選挙期間中にツイートされた政策・選挙関連単語の中で、「震災復興」は1.59%。「原発(12.20%)」「経済政策(3.57%)」「憲法(2.58%)」に大きく水をあけられています。
さらに「候補者の発信」に絞り込めば、「震災復興」は番外なのか掲載されていません。「もはや政治課題ではない」、ということなのでしょうか。

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復興はまだまだ始まったばかりです。
しかし私たちを取り巻く現実は厳しいと、あらためて認識しました。



<もくじ>
■イベントガイド
■今週のダイジェスト (7月17日~7月23日)
■編集後記

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■イベントガイド
 復興を願い、復興の姿を見ていただけるイベントです。
 ※詳細は主催者にお問い合わせください。
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石巻に恋しちゃった♡」
2013年7月12日~8月11日
石巻市、東松島市、女川町各所
石巻に恋しちゃった♥実行委員会事務局
http://ishikoi.com/

「響げ!!2013」
2013年7月28日
イオン気仙沼店駐車場

わたり Home Coming Day 第6弾
2013年8月3、4日
亘理中央公民館
NPO法人亘理いちごっこ
0223-35-7727
ichigokkochan@gmail.com
http://watari-ichigokko.blogspot.jp/

第62回 気仙沼みなとまつり
2013年8月10日、11日
気仙沼市田中前大通り・海の道(港町臨港道路)・湾内海上

第2回 復興神輿まつり
2013年8月11日
気仙沼お魚市場、海岸通り、復興屋台村気仙沼横丁、気仙沼復興商店街南町紫市場等を巡行
神輿を担ぐ会 弁天連

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  ■今週のダイジェスト (7月17日~7月23日)
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2013年7月18日木曜日
自助・公助・共助のある優しい社会へ (気仙沼市)
「まず目先のこと。長期展望なんて考えにくいです。一つ一つを困っている人の目線で考え、災害公営住宅の入居までの間の便利屋的存在でいたい。震災で傷ついた人の身体、心、経済などの苦痛を軽減し、前を向いて歩むための見守りを続けたい」。「ボランティアステーションin気仙沼」の菊田忠衛さんは語りました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/07/blog-post_3318.html

2013年7月19日金曜日
復興現場の歩き方(仙台市)
ありそうでなかった、被災地を訪れる方のためのガイドブック。一般社団法人とほくる(東北震災復興ツーリズム協会)では被災地復興を目的に情報を提供するガイドブック「復興現場の歩き方」を作成しました。「震災を風化させないためにも後世に語り継ぐ本として活用していただけたらと思います」。ガイドブックに込められた思いを、代表の瀧澤勇人さんが話してくれました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/07/blog-post_8294.html

2013年7月20日土曜日
奥松島・月浜の海で遊ぼう(東松島市月浜)
7月21日(日)午前9時。東松島市の宮戸島にある月浜で、3年振りに海開きが開催されました。地元の人やボランティア団体が砂浜のゴミ拾いを何度も行い、海水浴場は震災前の姿を取り戻しました。この夏、浜の営業は日曜日のみの計6回。でも奥松島のきれいな海は健在です。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/07/blog-post_20.html

2013年7月21日日曜日
気仙沼大島「小田の浜」の海開き(気仙沼市大島)
「太平洋の緑の真珠」と称される気仙沼市大島。その東側にある小田の浜(こだのはま)海水浴場は、環境省の「快水浴場百選」の特選(全国第2位)として認定された、遠浅の美しい海水浴場です。7月27日、待望の海開きです。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/07/blog-post_3180.html

2013年7月22日月曜日
揺るがぬ酒造りへの思い 佐々木酒造店・前篇(名取市閖上)
津波で大きな被害を受けた名取市閖上地区。漁港として栄えたこの町に、140年続く酒蔵がありました。工場も自宅も流されたものの、貯蔵タンクのうち3本と、従業員は無事でした。「この地で酒造りを続けていく意思を示したい」とタンクの中で生き延びた純米酒を「閖」と名付け、佐々木酒造店の酒造りが再開しました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/07/blog-post_1160.html

2013年7月23日火曜日
「子ども海広場」OPEN! そしてさらなる〝つながり〟の予感(南三陸町歌津)
「・・・さん、にぃ、いち、GO!」 7月12日にお知らせした「長須賀つながりビーチ こども海広場」が、先週の土曜日についにオープンしました! この日は埼玉県立川越西高校の35名の皆さんもバスで夜通し走って駆け付け、早朝からの一斉清掃に参加。10時からの海開きセレモニーに備えました。
「また歌津の海で泳げる日が来るなんて――」 笑顔の目にも、光るものをこらえきれないお母さん、ボランティア、支援者の方々――。3年目に、本当の夏が戻って来ました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/07/blog-post_23.html

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■編集後記

小中学校は夏休みに入りましたが、宮城はまだ梅雨が明ける気配はありません。
それどころか、東北各地で大雨による洪水や土砂災害が相次いで、油断のならない状況です。

そんな中、宮城県の南西部にある村田町では、山形県の上山市に給水車と職員2名を派遣したそうです。
佐藤英雄町長がフェイスブックで発信した書き込みを引用しましょう。


(2013年7月23日付 宮城県村田町町長・佐藤英雄さんのフェイスブックより許可を得て引用)

山形県で発生した集中豪雨による水道の断水に伴い、日本水道協会東北地方支部より応援給水隊派遣の要請がありましたので村田町より職員2名と給水車1台を先ほど派遣いたしました。
派遣先は山形県上山市で、集中豪雨により浄水処理施設が稼働できなくなったそうです。この給水車は東日本大震災を教訓として現場で容易に活動できるようにオリジナルの装備を持っています。ほかの自治体からの派遣チームと連携のもと給水を待っている方へ迅速な活動をするようにと激励を行いました。













震災をきっかけに、このような県境を越えた連携も生まれつつあります。
これからも、こうした動きが広まってほしいと思いました。

(ココロデスク)