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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年5月21日火曜日

2013年5月21日火曜日17:47
皆さん、こんにちは。スーサンです。

5月24日(金)から6月2日(日)は、塩竈を大いに食べてもらいましょう。

これは何のことかと言いますと、塩竈市で、初夏の食べ歩きイベント「おいしおがま」が始まるのです――。「心とこころのふれあい」「人と街のふれあい」をモットーに、食のまち「塩竈」をアピールしていきます。

開催場所となるのは市内の39店舗で、和洋中の料理をそろえた30の飲食店に、かまぼこ、菓子など9の土産物店が加わります。各店とも、かなりお得なメニューを用意するとのことです。

参加方法は、6枚つづりのチケットを購入してもらうことから始まります。金額は前売り、当日売りとも同一の3千円。チケット1枚は5百円に相当します。各店のメニューは1~3枚の範囲内で提供されることになっていて、必要枚数分を手渡すというものです。

おいしい店がたくさんあります。6枚つづりのチケットは前売り・当日売りでも3000円です

メニューの中身ですが、一部をのぞいて見ましょう。

飲食店では期間限定のものがお目見えします。

塩竈は、生マグロの水揚げなどで全国に知られる港町。食材はまず、新鮮な魚介類です。すし店や和食店では、握りずしや海鮮丼などにネタの選択や味付けなどで最大限の工夫を凝らします。

さまざまなアラ汁のほか、サンマのつみれ、タラが入る塩釜汁なども食欲をそそります。珍しいものでは、クジラのみそ煮込みがあります。

「すず禅」で提供する特製海鮮丼(3枚=1500円)。ドリンク付きです
魚を使うのはイタリアンでも一緒のようです。地元の藻塩でマキアート(染み付け)する魚介スパゲッティや、桜エビと塩タラのフリット(揚げ物)などがテーブルに。中華も同様に、塩タラの麻婆飯やエビちり焼きそばなどが皿に盛り付けられます。

肉類もご賞味ください。塩竈を代表する美味の1つです。極上ハラミを使った焼き肉や、特製だれが効いたホルモン焼きなどに舌鼓を打ちたいものです。

「TAVERNA GIRO」の「スパゲッティーニ『魚介と塩竈の塩で
マキアートに』」(左、2枚=1000円)、「塩竈蛮紅華海鮮リゾット」
(3枚=1500円)
「中国料理 彩龍」が企画した、「塩釜の塩タラ麻婆飯(手前左)」、
「塩釜の塩タラタンメン」(手前右)などの「塩釜復興紅白セット」
(2枚=1000円)
土産物では、地元で愛されるかまぼこや菓子が詰め合わせで販売されます。近年人気の藻塩は購入だけでなく、製造を体験することができます。藻塩を使ったジェラートもあります。おいしい日本茶のセットもどうぞ。

食べ歩きの合間には、塩竈のまちに浸って、歴史や文化を感じてみるのはいかがでしょうか。「奥州一の宮」である鹽竈(しおがま)神社、藻塩の神事が行われる御釜(おかま)神社、老舗酒造の「浦霞」「阿部勘」の酒蔵をはじめとして、見どころは少なくありません。

「蒲鉾の水野本店」が用意するかまぼこの詰め合わせ
(2枚=1000円)。エビ、野菜、イカの「ちぎり天」が15個入り
塩釜の藻塩を使ったジェラートトリプル
(3種盛り)は1枚(=500円)です。
「カフェ&野菜ジェラート専門店 えんふぁん。」が提供
市中心部から離れる「おいしおがま」の店舗へは、全区間百円で乗車できる市営バス「しおナビバス」の利用で、気軽に移動できます。

「おいしおがま」を主催する実行委員会は、塩釜商工会議所や塩釜市青年四団体連絡協議会などで結成されています。

実行委員長の菊地誠悦さん(菊地製作所取締役部長)は、「塩竈は食も魅力的です。いろんなお店を回っていただいて、こんなにおいしい店があるんだなと気づいてもらいたい。多くの方のお越しをお待ちしています」と、抱負を話していました。

1200年の歴史を誇る「鹽竈神社」など、食べ歩きの合間に
訪ねてみたいところは少なくありません
(写真提供:塩竈市観光物産協会)
10日間の開催期間中は、JR仙石線・本塩釜駅の神社参道口にのぼりが立ちます。間近にある塩竈観光物産案内所では、チケットの当日売り(午前10時~午後7時)を行います。

24日(金)、25日(土)、26日(日)は、宮城県観光PRキャラクターの「むすび丸」が、同案内所や各店舗でお出迎えをするといいます。

チケットの前売りは、同案内所のほか、塩釜商工会議所、しおがま・まちの駅で扱います。

チケットを使い切ってもらうために、土産物店の一部では、1週間延長となる6月9日まで利用できるということです。

楽しいイベント開催まで、もうすぐです。

◎問い合わせ先
・塩釜商工会議所☎022-367-5111
◎「おいしおがま」ホームページ
http://oishiogama.jimdo.com/
※イベント概要をダウンロードできます

(取材日 平成25年5月14日)