5月24日(金)から6月2日(日)は、塩竈を大いに食べてもらいましょう。
これは何のことかと言いますと、塩竈市で、初夏の食べ歩きイベント「おいしおがま」が始まるのです――。「心とこころのふれあい」「人と街のふれあい」をモットーに、食のまち「塩竈」をアピールしていきます。
開催場所となるのは市内の39店舗で、和洋中の料理をそろえた30の飲食店に、かまぼこ、菓子など9の土産物店が加わります。各店とも、かなりお得なメニューを用意するとのことです。
参加方法は、6枚つづりのチケットを購入してもらうことから始まります。金額は前売り、当日売りとも同一の3千円。チケット1枚は5百円に相当します。各店のメニューは1~3枚の範囲内で提供されることになっていて、必要枚数分を手渡すというものです。
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おいしい店がたくさんあります。6枚つづりのチケットは前売り・当日売りでも3000円です |
メニューの中身ですが、一部をのぞいて見ましょう。
飲食店では期間限定のものがお目見えします。
塩竈は、生マグロの水揚げなどで全国に知られる港町。食材はまず、新鮮な魚介類です。すし店や和食店では、握りずしや海鮮丼などにネタの選択や味付けなどで最大限の工夫を凝らします。
さまざまなアラ汁のほか、サンマのつみれ、タラが入る塩釜汁なども食欲をそそります。珍しいものでは、クジラのみそ煮込みがあります。
「すず禅」で提供する特製海鮮丼(3枚=1500円)。ドリンク付きです |
肉類もご賞味ください。塩竈を代表する美味の1つです。極上ハラミを使った焼き肉や、特製だれが効いたホルモン焼きなどに舌鼓を打ちたいものです。
「TAVERNA GIRO」の「スパゲッティーニ『魚介と塩竈の塩で マキアートに』」(左、2枚=1000円)、「塩竈蛮紅華海鮮リゾット」 (3枚=1500円) |
「中国料理 彩龍」が企画した、「塩釜の塩タラ麻婆飯(手前左)」、 「塩釜の塩タラタンメン」(手前右)などの「塩釜復興紅白セット」 (2枚=1000円) |
食べ歩きの合間には、塩竈のまちに浸って、歴史や文化を感じてみるのはいかがでしょうか。「奥州一の宮」である鹽竈(しおがま)神社、藻塩の神事が行われる御釜(おかま)神社、老舗酒造の「浦霞」「阿部勘」の酒蔵をはじめとして、見どころは少なくありません。
「蒲鉾の水野本店」が用意するかまぼこの詰め合わせ (2枚=1000円)。エビ、野菜、イカの「ちぎり天」が15個入り |
塩釜の藻塩を使ったジェラートトリプル (3種盛り)は1枚(=500円)です。 「カフェ&野菜ジェラート専門店 えんふぁん。」が提供 |
「おいしおがま」を主催する実行委員会は、塩釜商工会議所や塩釜市青年四団体連絡協議会などで結成されています。
実行委員長の菊地誠悦さん(菊地製作所取締役部長)は、「塩竈は食も魅力的です。いろんなお店を回っていただいて、こんなにおいしい店があるんだなと気づいてもらいたい。多くの方のお越しをお待ちしています」と、抱負を話していました。
1200年の歴史を誇る「鹽竈神社」など、食べ歩きの合間に 訪ねてみたいところは少なくありません (写真提供:塩竈市観光物産協会) |
24日(金)、25日(土)、26日(日)は、宮城県観光PRキャラクターの「むすび丸」が、同案内所や各店舗でお出迎えをするといいます。
チケットの前売りは、同案内所のほか、塩釜商工会議所、しおがま・まちの駅で扱います。
チケットを使い切ってもらうために、土産物店の一部では、1週間延長となる6月9日まで利用できるということです。
楽しいイベント開催まで、もうすぐです。
◎問い合わせ先
・塩釜商工会議所☎022-367-5111
◎「おいしおがま」ホームページ
http://oishiogama.jimdo.com/
※イベント概要をダウンロードできます
(取材日 平成25年5月14日)