最近とても寒くて、猫と一緒にぬくぬくしているので布団から出たくない日ばかりです。
宮城もそろそろ初雪が降りそうな気配ですね。北国育ちですが寒いのは苦手です。
本日は国道6号線沿いの馬上かまぼこ店本社であります「笹かまの郷」の2階のギャラリースペース「笹かまの郷情報館」へお伺いして来ました。
馬上かまぼこ店1階の売店 |
馬上かまぼこ店は今年で創業100周年を迎えました。亘理に根ざした老舗のかまぼこ屋さんです。
この「笹かまの郷」以外にも、宮城県南を中心に店舗が7店舗あります。宮城の県南地域では馴染み深いかまぼこ屋さんです。
東日本大震災では工場や店舗などが被災したため、昨年はまずそれらを優先して復旧工事を進めてきました。
今年は工場や店舗の復旧工事が終了したので、笹かまの郷2階にあるギャラリースペースの復旧工事へと着手したのだそうです。
笹かまの郷2階ギャラリースペース「笹かまの郷情報館」 |
復旧工事が終了し、8月にギャラリーのこけら落としとしてアコースティックライブが開かれました。
ライブには名古屋や県内のバンドが出演しました。
名古屋のバンドは、馬上かまぼこ店の企画担当者が震災後に、「音楽で復興を支援したい」とボランティアで宮城県に来ていた方たちとツイッターで知り合い、それが縁でライブに出演することになったそうです。
8月のライブの様子(写真提供:馬上かまぼこ店) |
8月のライブの様子(写真提供:馬上かまぼこ店) |
8月のライブの様子。前列中央の方が馬上かまぼこ店、副社長の馬上昌和さん。 一番右側の法被を着た方が今回お話を伺った馬上かまぼこ店営業部の齋さんです (写真提供:馬上かまぼこ店) |
10月に開催されたしおりさんミニコンサートの様子(写真提供:馬上かまぼこ店) |
10月に開催されたしおりさんミニコンサートの様子(写真提供:馬上かまぼこ) |
今まではギャラリーをこのような形で使用したことはなかったそうです。
「復興を機会に、どうせやるなら方向性も変えいろいろな方に利用してもらえるようなギャラリーにしたい」
と馬上かまぼこ店営業部の齋さん。
そしてギャラリーは無料で開放することになったそうです。約50名規模の催し物ができます。(ライブ時は音響機材など備品、宣伝や告知も主催者の持ち込みとなります)
イベントや展示会などが無いときは1階の売店から自由に入れるフリースペースになっており、笹かまぼこの製造工程を紹介するパネルが展示されていたり、ギャラリースペースから階下のかまぼこ製造工場を見学することもできます。
最近工場見学が流行っていますが、ここもそれが見られる絶好のスポットということに気付きました。
工場は日曜と火曜がお休みの日ですが、繁忙期は日曜だけお休みだそうです。午前中か午後の早い時間に行くと工場でかまぼこを生産しているところを見学できます。
ギャラリースペースから見下ろせる馬上かまぼこ店工場内部 |
1階の店舗から見える工場内部 |
どなたでも気軽に使用できるギャラリースペースとなっていますので、自分の趣味の活動を披露してみるのはいかがでしょうか。
ギャラリーの使用についての問い合わせ・連絡先
馬上かまぼこ店 0223(34)1258
ギャラリーの使用についての問い合わせ・連絡先
馬上かまぼこ店 0223(34)1258
(取材日 平成24年11月8日)