梅雨も明け、暑い日が続いていますね。
七ヶ浜町の菖蒲田浜海岸で3日間限定(7月27~29日)の海水浴が楽しめる
『ありがとう 七ヶ浜•海まつり』に行って参りました。
この海祭りは、2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災した七ヶ浜町において、歴史と多くの思い出が詰まった七ヶ浜町の海岸の白砂をよみがえさせるために海岸清掃活動をしていただいているボランティアの皆さんに対する感謝を込めて海のお披露目会を行うこと、そして復興への新たなステップとすることを目的として行われました。
<七ヶ浜町の概要>
七ヶ浜町は宮城県の中部に位置し、7つの浜に囲まれた半島状の町です。人口は約2万 1000 人、面積約 13.3k m²。漁業や観光が盛んで「菖蒲田浜」は東北で最も古い海水浴場といわれ、
家族連れをはじめサーフィンのメ ッカとして若者にも親しまれています。
東日本大震災の地震後に発生した10mを超える大津波は、この町も容赦なく襲いました。
菖蒲田浜など、沿岸の集落に壊滅的な被害をもたらし、死者・行方不明者は108人にものぼります(2012年6月11日現在)
菖蒲田浜など、沿岸の集落に壊滅的な被害をもたらし、死者・行方不明者は108人にものぼります(2012年6月11日現在)
町内5カ所の避難所に一時 2000 人以上の町民が避難し 応急仮設住宅は町内7カ所に建設、1,122 人が入居しています。
壊滅的な被害をもたらされた七ヶ浜町をきれいな町に戻し、復興の手助けをしたいと全国から集まったボランティアの数は延べ6万人。
ガレキの撤去 海岸の清掃 物資の提供など大勢のボランティアさんの力によって七ヶ浜町の海は震災前のようなきれいな海によみがえりました。
ガレキの撤去 海岸の清掃 物資の提供など大勢のボランティアさんの力によって七ヶ浜町の海は震災前のようなきれいな海によみがえりました。
震災直後からボランティアを派遣している特定非営利活動法人 レスキューストックヤード(RSY)は、宮城県七ヶ浜町での「ボランティアきずな館」を拠点として支援活動を始めました。
RSYは、過去の災害から学んだ教訓を活かし災害に強いまちづくりのお手伝いをしている、名古屋の特定非営利活動法人(NPO法人)です。
阪神・淡路大震災を契機に設立されて10年を迎えるRSYからは、2012年6月現在で延べ2,624名のボランティアが七ヶ浜を訪れました。
RSYは、過去の災害から学んだ教訓を活かし災害に強いまちづくりのお手伝いをしている、名古屋の特定非営利活動法人(NPO法人)です。
阪神・淡路大震災を契機に設立されて10年を迎えるRSYからは、2012年6月現在で延べ2,624名のボランティアが七ヶ浜を訪れました。
柏木神社の神主による神事(安全祈願) |
哀悼の意をこめて黙とう |
「ありがとう 七ヶ浜•海まつり」 実行委員長 遠藤ひさかずさん |
『実行委員長 遠藤 ひさかずさんのごあいさつ』
震災から1年4カ月、延べ6万人のボランティアの方々がやってきました。
おかげさまで菖蒲田浜海岸は白い砂浜によみがえっています。この3日間の海まつりを開催することによって普段なかなかお目にかかれない町民の方々もあつまり、ボランティアの方々に感謝の気持ちを伝えたいとおもいます。そして本来あるべき菖蒲田浜海岸の夏の姿をみなさんにお目にかけたいと思います。
『七ヶ浜町長 渡邊 善夫氏のごあいさつ』
2万の人口の七ヶ浜町に震災直後から6万人をこえる多くのボランティア、日本人•外国人•高齢者•小さい子どもまでが訪れ、このように復旧したことを心から町長として感謝を述べます。実行委員会では、なんとかボランティアの方々に感謝の印を一つの区切りとしてもうけたいと、いろいろ問題点はあったのですがここにめでたく神事がとり行われ、海祭りが開催を迎えられましたことは町長としても喜びに耐えないことでございます。復旧 復興はまだまだ長い道のりですが皆さまに七ヶ浜町はこんなに復旧•復興したといわれるようなすばらしい町づくりを、皆さまにお約束したいと思います。
この3日間、安全に注意され楽しく過ごしていただけますよう御礼のご挨拶といたします。
本日は誠におめでとうございます。
実行委員長 遠藤ひさかずさん 心からの笑顔がいつも! ハマギクと一緒に頑張ります! |
七ヶ浜町の町民•復興に関わった たくさんのボランティアさんの写真で 埋め尽くされたポスター |
七ヶ浜町チアリーダー「wings」のステージ 元気いっぱいで可愛かったです。 |
ハマギクの植栽 津波によって流されてしまった海浜公園のハマギク。 町の各所に新たにハマギクの苗(約770株)を植えます。 ボランティアさんへの感謝の意をメッセージで伝えています。 ハマギクの花言葉は『逆境に立ち向かう 復興』を意味しているそうです。 |
来場した一般市民•ボランティアさんによるハマギクの植栽 |
ハマギクはこんなにかわいい小さな白い花なんですね。 海浜公園がこの白い花で埋め尽くされたら素敵でしょうね。 |
みやぎ•環境とくらし•ネットワーク(MELON)による エコステーション |
この木製のメダルは津波で押し流された桜•ニセアカシア• 樺•籐などの木材を利用して作りました。 今まで12,000枚を製作し、そのうち約4,000枚が津波に遭った木材です。 森林管理局のご協力により七ヶ浜町ボランティアセンターが作成しました。 七ヶ浜町の海でとれる魚(ボッケ)と裏には七ヶ浜町の七のスタンプが押してありました。 |
左からレスキューストックヤード(RSY)事務局スタッフ石井 良規さん みやぎ•環境とくらし•ネットワーク(MELON)事務局統括 小林 幸司さん スタッフの浦野さん 復興に向けて共に前へ! |
社会福祉協議会 七ヶ浜町ボランティアセンター スタッフの佐々木 彬聡さん keep on burning 物資の提供•ガレキの撤去は昨年1年で終わり、 今年4月からは農地(田•畑)の再生に向けての ボランティア活動をしています。 |
チアの先生 三浦由美さんと 七ヶ浜町チアリーダー「wings] 七ヶ浜をチアで勇気づけます。 チアで元気をつけよう。 チアで笑顔をあげます。 チアの踊りをがんばります。 |
現在、幼稚園から小学校3年生までの12名で活動しています。
チアの先生の三浦由美さんは七ヶ浜町の友人から、
「何か七ヶ浜町の復興の手助けは出来ないだろうか?」
と相談されました。
もともと仙台でチアの先生をしていた三浦さんは、
七ヶ浜町に元気と笑顔のメッセージ チアリーダー「wings」を結成しました。
「wings」の名前には、未来への復興に向けて羽ばたくという意味を込めているそうです。
子供たちが笑顔で踊っている姿を見ると本当に勇気づけられますね。
七ヶ浜町は、未来を背負う子供たちと一緒に
明るい未来に向かって、必ず復興していくでしょう。
明るい未来に向かって、必ず復興していくでしょう。