皆様、はじめまして。弥太郎です。
「ココロプレス」の書き手に加えていただきました。
地元仙台の企業で働く女性の視点で、復興への取組みを書いていきます。
※ニックネームは、現在4歳になる息子の新生児時代の愛称です。「ココロプレス」の書き手に加えていただきました。
地元仙台の企業で働く女性の視点で、復興への取組みを書いていきます。
これまで毎年開催されていたのに、その存在さえ知らなかった私ですが、
10月に開催される「日本女性会議2012仙台」という会議の企画に関わっています。
「日本女性会議」は、女性の地位向上と男女共同参画社会の実現を目指して国内各都市が毎年持ち回りで開催している、この分野では国内最大規模の会議です。1975年の「国際婦人年」とそれに続く「国連婦人の10年」を記念し、1984年にスタートしました。
第29回となる仙台大会のテーマは、
「きめる、うごく、東北(ここ)から」 。
仙台、東北の女性たちは東日本大震災を経験しました。
この経験を通じて、女性はまだまだ声を上げにくい存在だということがあきらかになりました。
心身ともにとても傷つき、自己肯定感を損なわれた女性も少なくありません。
「ここから回復するためには、どうしたらよいのだろうか?」
この課題を問い続けてたどり着いたのが、
「女性たち自身が、支援される側からする側にまわることで、自らの力を取り戻していかなければならない」
ということでした。
「女性が復興のプロセスに参画し、担い手となることによるエンパワメント」を実現していくのです。
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去る6月23日、この会議のプレイベントが開かれました。10月に開催される「日本女性会議2012仙台」という会議の企画に関わっています。
「日本女性会議」は、女性の地位向上と男女共同参画社会の実現を目指して国内各都市が毎年持ち回りで開催している、この分野では国内最大規模の会議です。1975年の「国際婦人年」とそれに続く「国連婦人の10年」を記念し、1984年にスタートしました。
第29回となる仙台大会のテーマは、
「きめる、うごく、東北(ここ)から」 。
仙台、東北の女性たちは東日本大震災を経験しました。
この経験を通じて、女性はまだまだ声を上げにくい存在だということがあきらかになりました。
心身ともにとても傷つき、自己肯定感を損なわれた女性も少なくありません。
「ここから回復するためには、どうしたらよいのだろうか?」
この課題を問い続けてたどり着いたのが、
「女性たち自身が、支援される側からする側にまわることで、自らの力を取り戻していかなければならない」
ということでした。
「女性が復興のプロセスに参画し、担い手となることによるエンパワメント」を実現していくのです。
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題して、
トークセッション「仙台から発信!女性のエンパワメント」
実行委員長の水野紀子さんをコーディネーターに、各分科会の企画者が集い語り合い、仙台大会へのキックオフを行うこと。それが今回の目的です。
大会実行委員長の水野紀子先生(東北大学法学部長)
旧帝大初の女性学部長でいらっしゃいます!
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リレートークで企画の背景や意図を語ったメンバー。
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登壇されたのは以下の方々です。私は、第5分科会を担当しています。
特別プログラム
●「女性たちが語る3.11~これまでと今と」
伊藤仟佐子さん(仙台市子育てふれあいプラザのびすく仙台館長)
仙台大会ならではの特別プログラム。被災地の女性たちがどのような困難を抱え、どのように立ち上がってきたか。宮城、岩手、福島、それぞれの被災地で支援にかかわった女性たちが、あらためて3.11からを振り返るプログラムです。
6つの分科会
●第1分科会 復興・防災に女性の声を~出す、ひろう、生かす
佐藤理絵さん(河北新報社教育プロジェクト事務局部長)
●第2分科会 「困難すごろく」でみる女子の生きづらさ
門間尚子さん(おとな女子3040PROJECT代表)
●第4分科会 東日本大震災・原発事故と母子保健~妊産婦と赤ちゃんをどう守れるか
村口喜代さん(リプロネットみやぎ代表)
●第5分科会 企業でキャリアを積むということ~わたしたちのネクストビジョン
今野彩子(株式会社ユーメディア取締役)
この日は企画者の参加がかなわなかった、
●第3分科会 役に立つ「人権」の話
●第6分科会 支援から交わりへ~「外国人妻」が地域住民になる日
についてもそれぞれ予告編として紹介がありました。
実はこの6つの分科会、秋の会議当日では同じ時間に一斉に行われます。
話を聞いていると、どの分科会のお話も聞きたい~!と思う充実の内容。
でも、選べるのは一つなのです。
特別プログラム、6分科会ともに、復興に向けての女性たちの声や取組み、震災を契機にさらに浮彫になった課題など、被災地の当事者として関わってきた方々から具体的なお話を数多く聞くことができそうです。
登壇された企画者の皆さんはとても前向きで、気持ちのいい方々ばかり。
会議当日には、さらにポジティブな本音が出てくるような期待感を抱きました。
トークセッションの会場の参加者の方からは、男性たちにどんなことを伝えたいかといった質問もありました。女性会議とはいえ、多くの男性にも参加をすすめたい内容です。
仙台大会ではこのほか、記念講演やシンポジウム、エクスカーションも盛り込まれています。
さらに被災者支援として被災者の招待枠を設け、参加者記念品として被災地の手作り品を活用するなど、被災者の参加促進と支援を行う予定です。
大会長である奥山市長と、水野実行委員長からのメッセージには、
“全国の皆様とともにこの被災地から、「女性には社会を変える力も責任もある」ことを発信する会議を目指したい”
とあります。「きめる、うごく、東北(ここ)から」という会議全体のテーマにもそんな思いが込められています。
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ところで、今回のスピーチに使用した、この透明な演台。
スピーチテーブル『グロ』、という芸術作品だそうです。
恥ずかしながら知りませんでした。
スピーチテーブル『グロ』は、1981年にノルウェー初の女性首相となり、政界への女性進出を強力に推し進めた功労者といわれる、グロ・ハーレム・ブルントラント元首相をイメージして制作された芸術作品。ノルウェーの国立女性博物館に展示されており、同時に演台としても使用できるようになっています。
この『グロ』の姉妹作品が、主旨に賛同した仙台市民のご寄附等により制作され、2005年にエルパーク仙台市民活動スペース内に設置。男女共同参画をテーマしたイベントなどの際にスピーチテーブルとして活用されています。
10月の会議には、グロ元首相の薫陶を受けた、ノルウェーの女性国会議員 アネッテ・トレッテバルグステューエンさん(なんと30歳!)が記念講演をされます。
これもまた大きな楽しみの一つです。
この秋、女性たちが発信する被災地の復興へ向けた思い。ともに聞いて考えてみませんか?
日本女性会議2012仙台
2012年10月26日(金)、27日(土)、28日(日)
仙台国際センター
http://joseikaigi2012sendai.jp/
<お問い合わせ>
日本女性会議2012仙台実行委員会事務局(せんだい男女共同参画財団内)
〒980-6128 宮城県仙台市青葉区中央 1-3-1 AER29階 せんだい男女共同参画財団
TEL:022-212-1627
FAX:022-212-1628
E-mail:joseikaigi@sendai-l.jp
(取材日 平成24年6月23日)
〒980-6128 宮城県仙台市青葉区中央 1-3-1 AER29階 せんだい男女共同参画財団
TEL:022-212-1627
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E-mail:joseikaigi@sendai-l.jp
(取材日 平成24年6月23日)