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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月22日木曜日

2011年12月22日木曜日19:01
こんにちは、ささかまくんです。
再び、史跡のまち多賀城市にやって参りました。

仙台港側にあるピッツァとカフェの店、「イタリアンカフェ ルイパパ」さんを訪れ、
オーナーの鈴木 美江子さんにお話をお聞きしました。

「店には1メートル以上の浸水があり、料理の専門書などが流されました。

建物の修繕は早く終わり、6月から再オープンしました。一日でも早く元に戻りたい、その一念でしね。今は、お客様がどうされたか、とても気にかかってます。職場が移転した人もいて淋しいですね」

店内には、素敵なベネチアングラスで出来ているグラッパのボトルが展示されています。
グラッパは、スローフード発祥の国イタリアの長い歴史と自然、、そしてイタリア人の知恵や心が詰まった楽しいお酒です。


グラッパはワインを造った後に残る葡萄の搾り粕を再利用して造るお酒ですが、そのグラッパを造った後に残った粕の種の部分は食用オイルに、残りは葡萄の樹の肥料や燃料として再々利用したりと、環境にもやさしいお酒だったりします。


店内には素敵な陶芸作品も展示されています。




とても味のある作品が多いので、皆さんも是非ご覧ください。

イタリア大好きな鈴木さん。
ラテン系のノリで、とても楽天的な方です。
「『あるがまま』という言葉が好きです」


お勧めのメニューはお手製のナポリピザ、4種類のチーズが溶け合ったクワトロフォロマッチ。
それに、平成12年に多賀城市観光協会に認定された、エスプレッソサンデー「沖の石」。

「沖の石」? 調べてみると、和歌の歌枕なのだそうです。
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わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石の    
人こそ知らね 乾く間もなし                        
二条院讃岐 『千載集』


「沖の石」は末の松山の南約50mのところにあります。
直径10数mの池の中には、でこぼこした奇岩があり、松や楓が枝を広げています。

八幡(やわた)の宝国寺裏の丘にある「末の松山」は、恋愛模様を象徴する歌枕として多くの歌に詠みこまれました。

松尾芭蕉は、「おくのほそ道」の行脚の途中ここに立ち寄り、無常を感じたことを書き記しています。
(多賀城市HPより)

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他に、イタリアンタロッコオレンジの果汁100%を濃縮せず冷凍したジュースを取り寄せて、
提供しています。 (400円)


とてもパワフルで、面白くお話なされる鈴木さん。
「今」を大切にされています。

これからも、おいしい料理と素敵な笑顔で、街の人たちを喜ばせてください。

(平成23年12月22日)