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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2016年4月4日月曜日

2016年4月4日月曜日8:47
こんにちはエムです。

東日本大震災から5年を迎えた今年、山元町で行われたもう1つの慰霊祭の様子は先日お伝えしましたが、この回では慰霊祭を成功させる為に駆けつけてくれたボランティアの皆さんと、いつも山元町を応援している皆さんをご紹介しようと思います。

前回の記事===============
2016年3月24日 木曜日
もう1つの慰霊祭(山元町)
http://kokoropress.blogspot.jp/2016/03/1_24.html
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慰霊祭の最後にメッセージを付けた風船を飛ばしました

この慰霊祭の企画・後援は、震災直後の2011年6月から山元町でボランティア活動を続けている「NPO法人 未来に向かって助け合い」と、「アミイファクト株式会社」です。

「アミイファクト」は2011年8月から、東北へのボランティアを乗せた夜行バス「東北復興応援バス・アミー号」を、関西と関東から出している大阪に本社があるバス会社で、現在は行き先を山元町に限定して「アミー号」を走らせ続けています。

◇ 前回の記事===============
2015年11月16日(月)走り続ける山元町行き夜行バス(山元町、大阪府、東京都)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/11/blog-post_98.html

2016年2月27日(土)特産品を山元町に〜未来に向かって助け合い[その3](山元町)
http://kokoropress.blogspot.jp/2016/02/3_27.html
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前日の夜に関東を出発した「アミー号」に乗って、約50名のボランティアが手伝いに駆けつけてくれました。そのおかげで山元町の皆さんはゆっくりと過ごすことができたようです。

「震災後はバスツアーも無かったので有志と共にバス会社にお願いしてバスを出し
ボランティア活動をしていました」と語りホタテを焼く男性(右)

会場となった「牛橋区民会館」に設けられた食べ物のブースでホタテを提供してくれたのは、「アミー号」とは別の北海道の方。コンロも持参で駆けつけてくれました。
その方たちは「福興カラオケヤッテマレ隊」のメンバーでした。「ヤッテマレ隊」とは、山元町に何度も足を運び、カラオケで山元町を元気付けると同時に支援活動もする約10名ほどの皆さんです。
以前「夢ファーム」を取材した時にその存在を耳にしていたのですが、今回、本物にお会いできました。
北海道から来たお2人
シャボン玉を吹いているのは「ヤッテマレ隊」隊長の逢見典道さん

仙台からもボランティアに来ていた方もいました。(緑のエプロンの女性)
チケットを購入する受付には「桑茶」や「桑葉青汁」も置いてありました

煮卵と厚揚げのセットを担当している「アミー号」で参加の女性
厚揚げは奈良県から取り寄せたもの

1名以外は初参加という、鹿児島から来た女子大生に会いました。
新幹線で東京へ、その後「アミー号」に乗ってこの日の朝6時頃に山元町に到着し、語りべの話を聞きながら、中浜小学校や山元町内を見学したのだそうです。感想をお聞きしました。

鹿児島から参加の大学の同級生という6人は、果物と飲み物担当でした
「5年たってちょっとづつ復興が進んでいて、線路などもだんだん完成されていく話を聞きましたが、ここに戻りたくても戻れない人たちがいるという話を聞いて、言葉にできない思いを抱きました」

「テレビで見るのと違っていました。こちらに来てみると寒さも違うし、だからあんなことがあった後に外で避難生活されてたって聞くと、この寒さを耐えるのはきつかったのでは……と実感しました」

「震災はすごく大きなショックだったと思ので、覚えてる方が多いと思ってたんですけど、『震災に遭って1週間の記憶があまりない』『覚えていない』と言ってる人もいると知って、それだけ何も考えられない、精神的に苦しい状況だったんだなと感じました」

「アミー号友の会」代表の友光和茂さん(前列左)と
「アミー号」で参加のボランティアの皆さん
「アミー号」には埼玉・東京・神奈川・京都など、いろいろな場所から集まった方々が乗り合わせて来ていました。そして「アミー号友の会」という、参加者有志のグループがあることを今回初めて知ることもできました。
友の会代表の友光和茂さんにお話をお聞きしました。

「この会は勝手に作ったのですが、いつの間にかメンバーが増えて大きくなりました。
僕自身は震災の年の8月から月1~2回は来ています。アミー号に乗って来たり、自分の車で来たりその時々で違いますが、今も月1回くらいは来ています」

友光さんは山元町のお祭りや町の産業祭、「やまもと 子どもも大人もみんなで遊び隊」などにも参加し、以前ココロプレスでご紹介した、山元町で個人でボランティア活動を続ける岩佐孝子さんとも知り合いなのだそうです。

◇ 関連記事===============
2015年11月5日(木)できる人ができるところから〜その2〜みんなの家(山元町)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/11/2_5.html
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「未来に向かって助け合い」が運営する「夢ファーム」をいつも手伝っているという、地元の方にもお会いしました。
「夢ファーム」をいつも手伝っている地元のお母さん

慰霊祭の最後の「風船飛ばし」で参加者全員が手にしていたのは、「アミイファクト」が用意した風船です。風船は水で溶ける特殊な素材でできている環境に配慮したものだそうですが、用意した120個では足りず追加されました。
左から:「アミイファクト株式会社」代表取締役 走り広敏さん
「NPO法人 未来に向かって助け合い」理事長 福井福治さん

こうしたたくさんの応援や協力があり、無事に5年目の慰霊祭が終了しました。

「復興は進んでいるのか」その問いの答えは、現地で活動し続けている人が知っています。
「また山元町に来ます」「これからもここで活動を続けます」そういうボランティアの皆さんの声が、その答えなのではないでしょうか。
皆さん、本当にありがとうございました!

午後4時に関東に向け出発した「アミー号」
◆ NPO法人未来に向かって助け合い

◆ アミイファクト株式会社



(取材日 平成28年3月11日)