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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2016年3月3日木曜日

2016年3月3日木曜日10:53
こんにちは。kaiiです。
東日本大震災からもうすぐ5年になろうとしています。震災を経験した私たちは、「災害時にどう命を守るのか」「その時何が必要なのか」「その後の備えは」など、時間の経過とともに起こるさまざまな問題や課題に向き合ってきました。

「その時、何が必要なのか」をあらためて考えてみようと思います。
今回はその2回目。
南三陸ホテル観洋の女将阿部憲子さんに災害の際に一番大切だと思うことについて伺いました。



阿部さんには、別件の取材でお会いしました。
その中で、皆さんにも参考になる「災害に備える」というお話がお聞きできたのでご紹介したいと思います。

東日本大震災から5年が経過しました。阿部さんは、東日本大震災後、住民の方々の一時避難所の運営などをされてきました。
さまざまな取り組みで地域の復興を後押しされています。
その中で感じてこられた災害への備えについて教えていただきました。


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質問)阿部さんが考えられる、災害への備えとはどんなことですか? 何が一番必要だと思います
    か?

回答)災害への備え。一番は「心の強さ」だと思います。驚かれたでしょう?
    しかし、どんなに物があっても備えていてもやっぱり一番大切なのは、どんな苦境にも挫け 
    ない強い気持ちだと思います。


質問)「挫けない気持ち」それが何より大切だと感じておられるのはどんな理由からですか?

回答)東日本大震災が発生して以降、私たちはさまざまは経験をしました。たくさんの人に出会い、
    たくさんのご支援をいただいたことに感謝しています。
    それと同じくらい、大変なこともありました。
    人の死をこんなに近く感じたことがあったでしょうか。強い気持ちがなければ耐えられないよ
    うな出来事がたくさんありました。
    災害が起こり、混乱期、回復期、復旧期など、その時々をしっかり生きるためにも「強い気持
    ち」はとても大切だと思います。

質問)強い心はどうしたら育ちますか。

回答)親の教えや環境が影響すると思います。
    強い気持とは、しなやかさのある挫けない気持ちと言ったほうがいいですね。


質問)何か持ち出す物を備えるとかではなく「心」を備える。とてもいいことだと思います
    災害に遭うのは自宅や会社とは限らないですからね。

回答)そうですね。災害用の食料など生活品の備えが不要という意味ではなく、心が折れてしまっ
    ては前に進めない、生きる力がわいてこないということです。

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阿部さんは、震災の時に助かった命を自分の手で終わらせる人がいることに心を痛めています。
「強い心で生きる」という言葉はそんな気持ちからも話しています。

震災から5年。「生きること」が大変だと感じる場面に出会うことも多くあります。
阿部さんは、ご自身が震災後、経験されたさまざまな苦境や経験から「強い心」の大切さを災害の備えと話しています。

皆さんは、災害にどんな備えをしていますか。


(取材日 平成28年2月8日)