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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2016年1月4日月曜日

2016年1月4日月曜日11:05
こんにちはエムです。

去る12月2日、仙台駅西口にあるAER(アエル)の仙台市情報・産業プラザ多目的ホールで「地域産品発掘フェア 2015」が開催されました。
「つながる、ひろがる、『東北の食』」と副題が付いているこのイベントは、公益財団法人 仙台市産業振興事業団が主催し、2012年から開催されています。

東日本大震災の影響がいまだに残る東北の中小企業者の販路開拓を支援することが目的で、食の展示や商談会を通して流通バイヤーとの出会いの場を提供しようとするものです。


私がお届けするのは、その中の特別企画「第2回 新 東北みやげコンテスト」です。

東日本大震災の影響で減少していた観光客数は徐々に回復傾向にあるようです。近年は海外からの観光客も増えているという情報があちこちから耳に入ってきますね。
その流れの中、新しいおみやげ商品の開発やリニューアルを行う中小企業が多くなっています。
そこで仙台市産業振興事業団では、バイヤーや消費者に向けたピーアールをし、ビジネスの観点から東北を支援することを目的に、2014年からこのコンテストを企画・主催しています。

従来にはなかった新しい“売れる”みやげが東北から生まれ、企業や地域の活性化につながることを期待しています。

このコンテストでは、加工食品・飲料などを対象にした「食品部門」、雑貨・工芸品などを対象にした「生活文化部門」2つの部門で募集していますが、2回目となる今年は合わせて56件の応募がありました。
12月2日当日は、その中で1次審査を通過した11社(食品部門6社・生活文化部門5社)で2次審査が行われ、審査員への公開商品プレゼンテーションや試食会があり、受賞者が決定しました。

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2015年9月13日 日曜日
東北の復興はビジネスから~新名物となる商品募集(仙台市)
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2015年2月17日 火曜日
ビジネスで復興を応援!東北の新しいみやげ発信!(宮城県、山形県、福島県、岩手県)
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賞は「最優秀賞」「優秀賞」に加えて、2015年の今回からは「特別賞」が新設されました。特別賞には「デザインみやげ賞」「女子みやげ賞」「外国人みやげ賞」があり、「外国人みやげ賞」は外国人が特別審査員となり受賞商品を審査しました。

【食品部門】
◆ 最優秀賞
受賞したのは株式会社ささ圭「みやぎの雫」
この商品は特別賞の外国人みやげ賞も受賞し、ダブル受賞となりました。
ささ圭は名取市閖上に工場があった笹かまぼこがメインの会社でしたが、東日本大震災で機械や資料、全てが流出しました。
震災から1年半後にようやくできた新しい工場で、“他にはできない商品をつくりたい”との強い思いから生まれた商品です。

宮城県産野菜にこだわった6種の野菜入り生地の中に
チーズが入ったかまぼこです。形も丸くてかわいい!
クリーミーなチーズが素材を引き立たせています

「宮城県は魚や農産物にも恵まれています。
これを機会にもっともっと宮城を盛り上げていけたらと思います」
(株)ささ圭:総括部長 兼 製造部長 赤川喜昭さんの受賞挨拶

◆ 優秀賞
左から:(株)木の屋石巻水産「やわらか小女子佃煮」、(有)ケーフーズ生田目「スパイス香るこんにゃくカレーうどん」
(株)コンストラクト・モーメント「ウルトラー油」

◆ 特別賞
左から:女子みやげ賞/(株)シーフーズあかま「しおがまの藻塩・香り塩」
デザインみやげ賞/山長  小野寺商店「気仙沼海ごはん『海のもと』」

【生活文化部門】
◆ 最優秀賞
株式会社岩沼精工「きのこま」が受賞しました。
岩沼市沿岸部復興プロジェクト「千年希望の丘」の賛同商品として誕生した精密コマで、震災前の岩沼沿岸部のように、“アミタケ”の生える松林の風景をもう一度復活させようという気持ちが込められています。
先端部にボールが入っており、摩擦が軽減されて長く回るようにできている高精度なコマです。

アミタケをモチーフにしたかわいい形!
「希望が叶うこま『きのこま』」とも呼ばれています

「この受賞を機に、宮城県にももの作りの良い企業があることを
国内外のたくさんの方に知ってもらえるようになればと思います」
(株)岩沼精工:代表取締役社長 千葉厚治さんの受賞挨拶

 ◆ 優秀賞
左から:(株)サニーデイ/「こよみこけしシリーズ」、(株)ソルテック/「田舎館村役場プラスチックキット」
(株)畑惣商店/「窯出し一番 酒粕石鹸」

◆ 特別賞・外国人みやげ賞
松島工芸/「燻し竹箸」

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それぞれの部門の審査員代表として2人の審査員から挨拶がありました。

食品部門審査員
株式会社ルミネ海外・新規事業プロジェクト担当部長/須藤理恵さん
「ネーミング、素材はもちろん味などに創意工夫がなされ、東北らしいいろいろなみやげがあり、どれもが甲乙付け難く、審査の方も苦労しました。

今日のこの受賞をきっかけに、さらに皆さんがこの東北みやげを牽引していっていただいて、すばらしい“みやげ”を作ってください。
また、地元の良いものがたくさんあることを、首都圏にいる私たちにも発信して紹介してほしいと思いました」

生活文化部門審査員
JR東日本東北総合サービス株式会社 仙台支店営業部担当部長/東海林正年さん
「各出店者の皆さまには本当に良い商品を出していただき、審査員一同審査に悩みました。東北のもの作りの底力を見せていただくような力強い作品でした。

今後はこの賞を契機に東北のみやげコンテストに相応しい、更なるブラッシュアップを図っていただき、是非これを東北だけではなく、日本に世界に情報を発信していただければと思います」

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最後に主催者の、公益財団法人仙台市産業振興事業団 理事長 奥田潤一さんから総括がありました。

奥田潤一さん
「今回は応募に対して、50以上の商品が出展しました。
今日ここに残った方は第一次審査を通過し何らかの形で表彰されましたので、まずここで1つ自信を持っていただきたい。
しかし先ほど審査員の言葉の中に『審査の中でどれを選んだら良いのかいろいろ苦労があった』と言っていました。

おみやげは駅に並んでいるのを見れば分かりますが、めちゃめちゃ競争が激しいですよね。そこからパッと手に取ってもらえなければならない。
そして “必要だから買った”よりは、“良いものを見つけた喜び” を一緒に買っていただけること。これがたぶん普段私たちがいろんな企業と一緒にお店作りをしている中で、最も大事なことだろうと考えました。

ですから現状で足踏みではなく、やはり1歩前進。1歩できなければ半歩でもいい。体を前にのめらせるだけでも良い。
そういう気持ちを持ちながら限りないこの競争に皆さん一緒になって、是非、これからもお互い頑張って行きたいと思います」

「第2回 新  東北みやげコンテスト」受賞者の皆さん。
本当におめでとうどざいます!

仙台市産業振興事業団は、仙台地域の中小企業のビジネス支援を行っている団体です。
新しく起業しようとする方や、販路開拓、新商品のパッケージデザイン、経営に関する課題の解決など幅広くサポートしています。
詳しくはホームページを参照ください。

公益財団法人 仙台市産業振興事業団
仙台市青葉区中央一丁目3-1 AER7階
電話:022-724-1212
http://www.siip.city.sendai.jp/

(取材日 平成27年12月2日)