header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2016年1月27日水曜日

2016年1月27日水曜日9:29
こんにちは。kaiiです。
インフルエンザの流行の兆しがあります。手洗い、うがいの励行など予防対策をしっかりしたいですね。

気仙沼市内を中心に、東日本大震災前から音楽で町を元気にしようと活動を続けている男性がいます。
気仙沼市田中地区で宝飾店を営む三浦喜市さんです。

三浦さんは、学生時代から仲間とバンドを組み、音楽活動を続けています。

「気仙沼は娯楽が少ないですからね。市内のホテルや結婚式場、バーなどで不定期にアダルトロックショーなどを開いてきました」
「皆が集まって飲食をしながら音楽を楽しむ。会場と自分たちの音楽が一体になる瞬間はとても気持ちがいいですよ。会場に来てくれた人たちが、楽しんでいる姿、喜んでいる姿がとてもうれしかったです」と三浦さんは話します。

5年前に起こった東日本大震災は、気仙沼の風景だけでなく、音楽を楽しむ人々の日常、大切な音楽仲間の命、楽器、音楽を続ける環境も奪いました。

震災後の気仙沼では楽器店も被災し、楽器を買うことさえ難しい状況です。

そんな環境の中でも、三浦さんたちは、音楽が町の復興、人々の心に復興のエンジンの一つになればと考え活動を続けています。


平成24年11月からは、周辺の店舗の理解もあり、気仙沼市南町の仮設商店街「気仙沼復興商店街南町紫市場」にあるアメリカンダーツバーAを会場に、ドラム、ベース、ペルー発祥の打楽器カホンの3ピースのインストゥルメンタルバンド「きりぎりす」として毎月1回ライブ活動を続けています。


毎月開かれるきりぎりすのライブを楽しみにしているファンも多く、会場はすぐに満席になります。
きりぎりすのメンバーは、東松島市、大阪市など全国の音楽仲間とも共演しファンを喜ばせています。
三浦さんは、
「気仙沼市内で音楽活動をしていながら、お互いの活動を知らない人たちがたくさんいます。音楽を通じて多くの人たちと交流を深め市民の心の復興を後押ししていきたい」
と考えています。


平成28年2月6日、三浦さんは「宮城ロック」という音楽イベントを気仙沼市内で開催します。
「宮城ロック」?このタイトルについてうかがうと・・・

気仙沼市は、衆議院小選挙区では「宮城6区」でしょう?
「6区」を音読すると「ロック」ということでイベントのタイトルを「宮城ロック」にしたんです。

選挙や政治団体、政党にはまったく関係はありません。とういわけで選挙用の掲示ポスターを模したデザインのイベント紹介ポスターを作成しました。
このポスターがとても人気で、イベントポスターだけ欲しいという人も多いんですよ。と、三浦さんは話してくださいました。

今回のイベントには、2つの市民バンドが出演する予定です。
※すでにチケットは完売しています。

三浦さんは、「
町のハード面での復興が進んで、新しい町のカタチができても、「復興」は終わりではありません。
市民が震災前に楽しんでいた趣味や娯楽などを取り戻し、震災によって失われた日常を取り戻してこそ「復興」だと思います」
と話します。


震災から5年。町のハード面の復興と高齢化は加速しています。
市民が、文化、スポーツを楽しむ機会が増え、健康で笑顔が輝く町に復興することを願います。

(取材日 平成28年1月19日)