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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2016年1月1日金曜日

2016年1月1日金曜日0:04
石野葉穂香です。

2016年を迎えました。東日本大震災から5年目となる年です。

「震災から5年目」という言葉づかいに、今年はきっとたくさん出合うと思います。
その一方で、忘れられていくスピードも、何だか速まって行きそうな気がします。

「5年目」というのは、何となく「区切り」を感じさせる数字。

しかし、被災したまちでは、策定した復興計画もまだまだ道半ば。
また、工事が進むほどに変わっていくふるさとの姿に、未来への期待とはうらはらな寂しさを感じている人たちもたくさんいます。

今年、取材した中で、いちばん印象に残っている言葉を紹介したいと思います。
神戸市から多賀城市を訪ねてやって来た高校生の女の子の言葉です。

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「震災のあと、皆さんがどんな風に暮らしているのか・・・すごく関心があります。
私はもう何度か東北を訪ねてきました。最初はこっちに知り合いも友だちもいませんでした。
でも、来るたびに誰かと知り合って仲良くなりました」

「知っている人がいなかった東北。でも、今は誰々ちゃんがいる東北、友だちがいる東北。もう、知らなかった土地じゃなくなりました

「もっと多くの人たちに東北を訪ねてほしいし、知ってほしい。そして、神戸のことも知ってもらえたらうれしいです」

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「誰かと出会うこと」って大切です。

人のココロは、触れあったりぶつかったりしながら、互いに熱を生じます。
そしてその熱は、時には熱情あるいは友情になり、またある時は恋になったり・・・。

熱が下がらなくて、それどころか上昇して、もっと会いたくなって、また出かけて、また新しい出会いがあって、ますます会いたくなって・・・。
2016年4月「防災科学科」が新設される宮城県多賀城高校の皆さんと、神戸大学附属中等教育学校の皆さん。
出会って触れあって、友情が生まれて・・・。
交流がもっとたくさん生まれて、多くのココロとココロが結ばれて、そして未来へずっと続いていくこと・・・が、
これからますます大切になっていくはずです。
一歩を踏み出すことで、身体が動き出すことで、きっとココロも大きなステップを刻んでいくはず。

お互いの未来、可能性、夢、希望・・・。
一緒に泣いたり笑ったりしてくれる人は、被災地だから・・・じゃなく、いつだって誰にとっても大切なパートナーです。

止まらない未来への時間の中で、もっと多くの出会いが宮城で東北でかなえられて、いっぱいの未来や可能性がたくさん見つけられていくことを願っています。

(平成28年1月1日)