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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年11月24日火曜日

2015年11月24日火曜日8:00
こんにちは、にゃんこです。

朝夕の寒さが厳しくなってきましたが、お出掛けするのもまだまだ楽しい季節!

仙台市内の観光名所の一つ、伊達政宗を祀る霊廟「瑞鳳殿」にも連日たくさんの観光客が訪れています。
実はこの瑞鳳殿の参道沿いにも復興公営住宅があるのをご存じでしょうか。

今年1月に完成し、2月より入居を開始した「霊屋下(おたまやした)復興公営住宅」です。

全33戸を有する霊屋下復興公営住宅。ここはペットも飼うことができるペット可能住宅

工事から竣工までの模様は以前ザーリャさんがご紹介しています。
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2015年2月2日
瑞鳳殿参道に竣工。霊屋下市営住宅
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html
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霊屋下復興公営住宅は、復興公営住宅の建設を民間から公募し、完成後、市が買い取るという「復興公営住宅公募買取事業」の一つで、現在は市営住宅の扱いとなっています。

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小雨が降り続き肌寒い日が続いた11月7日、8日、この集会室を会場に「みんなの作品展」が開催されました。

昨年までは仙台市社会福祉協議会中核支えあいセンターが中心となり、仙台市福祉プラザで行われてきた作品展。

昨年の模様はこちら↓
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2014年11月30日
みんなの「輪」と「和」が広がりますように!支え合い復興文化祭
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/11/blog-post_30.html
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「仙台市内でも復興公営住宅の入居が本格化し、自力再建なども進み、恒久的なお住まいを確保される方が増えるに従って、新たな地域でのコミュニティづくりが課題となっています。支えあいセンターが昨年まで全市的に行ってきた作品展では、作品を通じて人々の自然な交流や参加者の生き生きとした姿を見ることができました。そこで主に入居間もない復興公営住宅の集会所を会場に、ミニ作品展を開催することで、入居者同士や周辺住民との交流のきっかけにしてほしいと思い、今年はこのような形で地域に呼びかけました」
と、話すのは中核支えあいセンターの菅原恭子さんです。

「私たちは復興公営住宅の入居者の訪問活動をしていますが、『入居して半年以上経つが未だに知り合いができない』という声を聞き、交流の場が求められていると感じました。作品の募集は入居者の方を含め、町内の方どなたでもということで町内会の役員さんにも協力をお願いしたところ積極的に声がけをしてくださり、こんなにもたくさんの作品が集まりました」


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およそ8畳の小さな集会所には数多くの作品が所狭しと展示されていました。



こちらは、ハマグリとシジミの貝にちりめんや和紙で着物を着せたというおひなさま。


「どうしたらこんなことができるのか…」とつい見入ってしまった人一倍不器用な私。
ちょうど製作者の方がいらっしゃったのでお話を伺ったところ、
「元々こういう作品を作るのが好きなんです。でも誰でも作れるのよ」
いえいえ、無理です!

ほかにも職人かと思うくらい精巧な作品がずらり。

竹細工の「武将兜」

こんな素敵なアクセサリーも!繊細なデザインが光ります

こちらは、鎮魂と世界平和への祈りを込め、一針一針丁寧な刺しゅうがほどこされた作務衣「曼荼羅」。製作者が男性ということもあり、とても印象的な作品でした。



作品紹介には、震災後浦和に移り住んだとありますが、現在はこちらの復興公営住宅にお住まいでいらっしゃるそうです。

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霊屋下復興公営住宅は単独の自治会ではなく、霊屋下町内会に1つの班として参加しています。
この日、班長を務める狩野裕吾さんにコミュニティの現状についてお話を伺うことができました。

「何度か交流会は行いましたが、私も含めて仕事をしている方もいらっしゃいますし、震災のショックからなかなか外に出てこられない方もいらっしゃるのでみんなでというのが難しいのが現状です。規約とか決めなくてはいけないこともあるのですがまだ何も決まっていない状態。私自身もこういったところに住むのは初めてなのでどうしていいか分からない所もあって。町内会の方々にサポートいただきながら少しずつ進めていきたいと思っています」

今回の作品展については、
「交流する場もないので、このような催しがあるのはうれしいですね。今月末にもフリーマーケットを予定しているんですよ。こういったイベントを行いながら交流も少しずつ深めていきたいです」

また作品展の開催について、町内会のメンバーである菅野志津子さん、菊地真記子さんは、

「皆さんと仲良く過ごしていければという想いで、2013年10月に地域の住民が集まって『復興公営住宅とまちづくりを考える会』を立ち上げて勉強会を行ってきたんです。これからどうコミュニケーションを取っていこうかと考えていたときに、社協さんに作品展のようなものを開催して交流を図るということも一つなんですよと教えていただいたことがきっかけでした。町内会の方、ここの入居者の方、そして霊屋下第二住宅の方とたくさんの方が出展してくださって、本当に良かったです。今日は初日なんですが、たくさんの方が見に来てくれるといいなと期待しながら待っているところです」
と、とてもうれしそうにお話してくださいました。

集会場前の広場にはお茶とクッキーを楽しめるカフェも!
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「みんなの作品展」は、今後仙台市内の各復興公営住宅で予定されています。

「みんなの作品展」
主催/仙台市社会福祉協議会
問い合わせ/022-217-7234(中核支えあいセンター)
開催時間中は見学自由、無料。

◆12月6日(日)13時~15時、7(月)10時~15時
 会場/六丁の目西町復興公営住宅
 住所/仙台市若林区六丁の目西町2番28
開催初日の12月6日は、仙台市営地下鉄東西線の開業予定日!
「六丁の目西町復興公営住宅」は六丁の目駅から歩いてすぐなので、東西線に乗ってお出掛けしてみてはいかがでしょうか。

◆12月10日(木)13時~15時、11日(金)10時~15時
 会場/田子西第二復興公営住宅
 住所/仙台市宮城野区田子字中坪68番地

▼関連記事
秋の味覚サンマで交流!「田子西第二復興公営住宅」
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/10/blog-post_70.html

◆12月12日(土)10時30分~15時、13日(日)10時~14時
 会場/梅田町復興公営住宅
 住所/仙台市青葉区梅田町1番20

▼関連記事
復興住宅の入居者へようこそ!梅田町ウェルカムサロン
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/06/blog-post_6.html


会場の目印はこちらの可愛らしいのぼり!
中核支えあいセンターの皆さんの手作りなんだそうですよ♪




(取材日 平成27年11月7日)