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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年10月20日火曜日

2015年10月20日火曜日15:22
こんにちは。kaiiです。
気仙沼地方では稲刈りが進み、食卓に新米を炊いたご飯が上るようになりました。

自動車部品やベアリング、工業機械、メカトロニクスなどを製造・販売している株式会社ジェイテクト(本社:大阪府大阪市、愛知県名古屋市)豊橋工場の皆さんから、気仙沼市で子どもたちに「遊び場」を提供している「気仙沼あそびーばーの会」に、110万円の寄付金が贈られました。


この寄付金は、阪神・淡路大震災で被災経験のあるジェイテクト豊橋工場の係長会の皆さんが、阪神・淡路大震災の時にたくさんの人に支援を受けた経験から、「大きな災害が起きたら被災された方を支援したい」という思いで、係長会の会費として徴収したお金の一部を支援金として積み立てたものです。

東日本大震災後、豊橋工場の皆さんは、「被災地の子どもたちを支援したい」と支援先を検討していました。

ジェイテクトでは、V・プレミアリーグに所属する男子バレーボール部「ジェイテクトSTINGS」の皆さんが、被災地支援活動として「STINGSバレーボール教室」を開催してきました。

2015年10月22日 木曜日
被災地に元気を! バレーボールのトップ選手たちが高校生を指導しました(気仙沼市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/10/blog-post_24.html


皆さんは、ご縁のある気仙沼市で、全社を挙げて展開している「被災地支援チャリティキャラバン」で集めた支援金の贈呈先など、子どもたちのためになる支援先を探していました。


気仙沼あそびーばーの様子

寄付金は、平成23年4月から気仙沼市本吉町大谷地区で子どもたちには遊び場を、高齢者には居場所を提供している、「気仙沼あそびーばーの会」の活動に贈られることになりました。


株式会社ジェィテクト豊橋工場係長会の森喜和さんから寄付金を贈られた
気仙沼あそびーばーの鈴木美和子代表

9月25日午後3時から行われた贈呈式には、豊橋工場と名古屋本社から4人が「気仙沼あそびーばーの会」を訪れました。
冷たい雨が降って寒い中、到着した皆さんを、気仙沼あそびーばーのスタッフと地域の皆さんが出迎えました。



「気仙沼あそびーばー」の建物の前には、「歓迎」の手作りの看板が飾られました。


気仙沼あそびーばーを視察する
ジェィテクト豊橋工場の皆さん
豊橋工場の皆さんは、贈呈式の前に、敷地内にある遊具などを視察しました。



贈呈式ではジェィテクト豊橋工場係長会の森喜和さんが、
「安全を第一に考えて、子どもたちのために遣ってください」
と話し、寄付金を「気仙沼あそびーばー」代表の鈴木美和子さんに手渡しました。

あいさつする株式会社ジェィテクト豊橋工場係長会の森喜和さん
寄付金を受け取った鈴木さんは、声を詰まらせながら、

お礼を述べる鈴木美和子さん

「助成金が切れたら、この地域での活動を終了しなければならないと思っていました。」

「ご支援をいただき、子どもたちの笑顔に繋がる活動を継続できます。ありがとうございます」

「ご支援いただいたお金で、母子がゆっくりくつろげる『あずま屋』を設置したいと思います。」

「地域に子どもたちが元気に遊ぶ声がするのはとてもうれしいです。子どもたちの心の中にある瓦礫を1日も早く撤去したいです。地元の人たちの居場所として事業を継続させていきたいです」とお礼を述べました。

その後、ジェイテクトの皆さんは「気仙沼あそびーばー」の近くにある仮設住宅や、震災遺構として保存される予定の「宮城県立向洋高校」の被災した校舎などを視察しました。


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「気仙沼あそびーばー」は、平成23年4月にNPO法人日本冒険遊び場づくり協会が「遊び場を通じたこどもの心のケアを!」を旗印に開設しました。
平成25年からは、地域住民が「気仙沼あそびーばーの会」を結成し、その運営を引き継ぎました。

会の運営は、助成金の縮小や打ち切りなどで、厳しさを増しています。
地域の高齢者たちは「地域の子どもの笑顔を守りたい」と、道の駅などで手芸品を販売して、運営資金のサポートを続けています。


(取材日 平成27年9月25日)