header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年8月20日木曜日

2015年8月20日木曜日8:00
こんにちはエムです。

このココロプレスで「やりましょう盆踊り」をご紹介するのは、これで3年目となります。

8月8日:七夕まつり会場

平成24年に立ち上がったこのプロジェクト自体は今年で4年目。
盆踊りを一緒に踊ることで、東日本大震災で犠牲になった方への鎮魂と供養の祈りを捧げ、復興に向けての地域のコミュニティをさらに結びつけることを目的とした、復興支援のプロジェクトです。

毎年、東日本大震災で移転を余儀なくされた方かたちの自治会、商店街を対象に募集し、盆踊りに必要なツールを無償で貸し出すというもの。

前回の記事
====================
平成26年9月29日 月曜日
150着の浴衣にありがとう〜「やりましょう盆踊り」(亘理町、気仙沼市、仙台市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/09/150.html
====================

今年も4つの支援先が選ばれ、7月下旬から盆踊りが開催されています。
今日現在、8月22日の登米市会場を残すのみとなっています。

◇ 7月25日(土)「仙台駅東口・宮城野通『夏まつり仙台すずめ踊り』会場」
◇ 8月1日(土)「仙台市若林区・荒井東町内会」
◇ 8月6日(木)、7日(金)、8日(土)「仙台七夕まつり・つなぎ横丁会場」
◇ 8月22日(土)「登米市・イオン南方店跡地仮設住宅自治会」

「夏まつり仙台すずめ踊り」と「仙台七夕まつり」のように、もともとあった大きなお祭りでも、「もっと人を呼び込んでお祭りを盛り上げたい」「昔のように市民の皆さんに盆踊りを楽しんでもらいたい」などの相談を受け、支援先の1つとして取り組んでいます。
「七夕まつり」は昨年に続き2回目。

8月8日:七夕まつり会場

「それでも私たちがやるのであれば、沿岸部の盆踊りを取り入れることで復興支援につながると考えます」

「やりましょう盆踊り実行委員会」は、河北新報社と河北アドセンターが中心に運営しています。
メンバーで河北新報社の与野珠美さんが言う通り、七夕まつりで踊った曲は「七夕おどり」「宮城野盆唄」「相馬盆唄」の他に、沿岸部亘理町の「亘理音頭」、山元町で20~30年前にご当地民謡として生まれた「花釜音頭」が日替わりで踊られました。

「相馬盆唄」に至っては、地域によって踊り方が違って伝わっており、亘理町浜吉田や山元町花釜の踊り方、やりましょう盆踊りの練習会で踊っていた基本バージョンと、こちらも日替わりで2パターンが組み込まれました。

8月7日:「七夕まつり会場」にゲスト出演した山元町花釜の皆さん。
仙台で踊ったり演奏したりすることが励みになっているのだそうです
(画像提供:やりましょう盆踊り実行委員会)

今年は晴天に恵まれたこともあり、各会場は多くの方でにぎわい、櫓を囲んで3重の円ができるほどの盛況ぶりでした。


 7月25日の「仙台駅東口・宮城野通」会場は「宮城野盆唄」が生まれた地域と隣接しているのだそうですが、曲ができた昭和27、28年頃は戦後の盆踊りブームが起こっていた時期。
エピソードを知っている年配の方の中にはその話に大きくうなずく方もいたとか。
「昔、子供の頃はやってたのよ」
「私たち、こういう催し物を待っていたのよ」
そんな言葉を掛けてくれる方もいたそうです。

8月1日:荒井東復興住宅会場(画像提供:やりましょう盆踊り実行委員会)

また8月1日の「仙台市若林区」会場は、新しくできた復興公営住宅の入居者で組織された「荒井東町内会」と、近所にある復興住宅の方などで組織された「荒井広瀬町内会」が一緒になって夏まつりを開催しました。
抽選で当たって入居されたり、土地を買って家を建てたりして最近移って来た人たちが多く、どちらの町内会にとっても初めての夏であり、初めて一緒に開いたお祭りでした。

会場では「やりましょう盆踊り」の1日無料レンタルに入っている屋台の他、ボランティアの学生や有志による手作りのゲームやスイカ割り、ミニトマトすくいなどが行われ、思ったよりもたくさんの幼児や小学生で盛り上がっていたようです。


また、このプロジェクトには「踊り手ボランティア」の存在も欠かせません。
これは盆踊り会場で率先して踊り、会場を盛り上げようとするボランティアです。
自分が踊ることで復興支援につながれば……少しでもお手伝いしたい、やってみたいと考えている方が集まり、本番のために何度か練習会を行っています。
練習会では「七夕おどり」「宮城野盆唄」「相馬盆唄」、基本の3曲がみっちり練習できます。

前回の記事
====================
平成26年8月8日 金曜日
「やりましょう練習会!」(仙台市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/08/blog-post_26.html
====================

踊り手ボランティアの皆さん。前列左から4人目が与野珠美さん(画像提供:やりましょう盆踊り実行委員会)

[浴衣支援]
被災地では、1日のイベントのために浴衣を買う、その気持ちとお金のゆとりがまだありません。でも浴衣は着てみると非常に気持ちが華やぎ、盆踊りの会場も盛り上がるもの。
「ユーズドでもいいからまた着てみたい」
そういう声を受け、「やりましょう盆踊り」では毎年、団体や個人に呼びかけ、浴衣の提供を募ってきました。

今年も「公益財団法人日本フォークダンス連盟」を中心に、「日本女子大学被服学科卒業生の会『衣(きぬ)の会』」などから浴衣と帯などの支援があり、8月1日の「仙台市若林区・荒井東町内会」に約100枚が贈られました。
そして8月22日の「登米市・イオン南方店跡地仮設住宅自治会」には約140枚が贈られることになっています。

浴衣支援に寄せられた浴衣と帯
(画像提供:やりましょう盆踊り実行委員会)

実行委員会の与野さんは、このプロジェクトを進めている中で、印象的な場面に出会うことがあると言います。

「七夕会場では『自分が勤めている高齢者施設でささやかな盆踊りをやりたいので、その時の踊り方の勉強に来ました。今日はそれがかからなかったから明日また来ます』という方がいました。
ある仮設住宅でやった時には、『ストレッチとかは痛いのにそこを伸ばさなくちゃいけなくて、もう勘弁って思うけどこれなら良いわ』と言ったおばあちゃんもいました。

それを見て、健康づくりの選択肢の1つとして、もっと盆踊りを活用しても良いんじゃないかと感じました。

そして、地域によって少しづつ踊り方が違っている曲もあるんですね。
新しくできた町内会では、震災前に住んでいた町内の踊り方を紹介し合い、どうするかを話し合って決めているところが多いですし、浴衣を受け取るために初めて集会所に来たという若いお母さんがいたりして、コミュニケーションのツールとして少しは助けになっているのかな……良いきっかけになっているようで良かったな……と思います」

「七夕おどり」のお囃子は、仙台の伝統的な「すずめ踊り」を
演奏している団体などの有志の皆さん

☆ーーー☆ーーー☆ーーー 参加者募集 ーーー☆ーーー☆ーーー☆

8月22日(土)17:00~
「登米市・イオン南方店跡地仮設住宅自治会」
(宮城県登米市南方町字鴻ノ木35)

◆ 河北新報社駐車場からの無料バス乗車希望の方は申し込みが必要です。(13:45集合 ※ 若干空きあり)
申し込みは下記の【全てのお問い合わせ】を参照ください。
※ 直接会場にいける方は申し込みは不要です。

☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆

「やりましょう盆踊り実行委員会」では被災地に限らず、「町内会のつながり作り」や「健康作りのためのイベントなどに盆踊りをやれたら」と思っている、自治会・町内会・施設・学校などからの、盆踊りのやり方などの質問なども受け付けています。
詳しくは下記を参照ください。

[浴衣支援について]
毎年、春~7月半ばにかけて浴衣を受け付けていますが、それ以外の時期でも受け付けています。
◆ ゆかた・帯ーーーーーーーーー女物、男物、子ども用
※ いずれも使ったもので構いませんが、洗濯・クリーニング済みのものをお願いします。
送り先は下記を参照ください。

笛や太鼓のお囃子に子どもたちもノリノリ!
(画像提供:やりましょう盆踊り実行委員会)

★このプロジェクトは企業のご協力で成り立っています。継続のため、共感する皆さまのご支援をお願いします。

【全てのお問い合わせ先】
〒980-8660 仙台市青葉区五橋1-2-28
TEL  022-211-1341(月~金曜 10時~19時)
mail:yono@po.kahoku.co.jp
河北新報社メディア編集部 担当/与野

★「やりましょう盆踊り」実行委員会 Facebook

(取材日 平成27年8月8日、8月11日)