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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年7月9日木曜日

2015年7月9日木曜日8:04
こんにちは。kaiiです。
平成27年6月27日、バス高速輸送システム(BRT)気仙沼線が石巻市前谷地駅まで延伸されました。気仙沼市から仙台市までの所要時間がおよそ20分短縮されます。

平成27年6月27日からバス高速輸送システム(BRT)が
石巻市前谷地駅まで延伸されました


さっそく、延伸した気仙沼駅発前谷地行きのBRTに乗車して南三陸町入谷地区で行われた「第六回入谷塾」へ行ってきました。

入谷塾は、南三陸町の人たちの健康をよりすばらしいものにして、より早い「復興」に繋げていきたいと考えた有志の人たちによって始められました。



入谷塾の開催された、平成27年6月27日は、雨が強く降る肌寒い1日でした。
南三陸町内外から60人ほどが参加し、「入谷塾~在宅医療カレッジ@南三陸キャンパス~南三陸入谷塾セミナー」が開催されました。

開会前の「入谷塾」の様子


まず始めに、公立南三陸診療所レディース外来の中村幸夫医師が、過疎地域の医療格差と医療資源の疲弊軽減のために気仙沼市で活動している民間医療用ヘリコプター(ARH)の運用の大切さについて話しました。
現在、資金難のため隔週の運行になっているARHの活動のために、寄付金付の帽子やTシャツなど購入のお願いの案内をしました。

資金難の気仙沼市の民間医療用ヘリコプター(ARH)の寄付金付のTシャツの
購入の案内もされました



そのあと、東京都で在宅ケアを行っている医療法人社団悠翔会理事長で、内科診療部長の佐々木淳医師から「最後まで自分の口で食べて、自分の足で歩くために」と題して、在宅ケアについて学びました。


日本の外来医療は世界的にも恵まれた環境にあること、反面で、外来診療を受けることが困難な高齢者が増えていることが報告されました。

在宅医療は、予防的治療と看取りの支援を診療の中心にし、救急医療を含む、医療全体の負担の軽減を目的にしていることなどが話されました。


加齢は人間が避けられない宿命です。
その自身の宿命にどう向き合い「人生を充実されて生きるか」について、在宅ケアの現場から報告しました。



南三陸町から参加した女性は
「町が復興した姿がみたいです。元気に年を取りたいですね」
と話していました。

近年、残薬を問題にする医療従事者が増えています。
これは、加齢により複数の疾患を抱えている人が多く、行動の緩慢や記憶力の低下などが原因で服薬の管理が難しくなり、複数の薬を大量に服薬することで起こる「医原性疾患」が生じるためです。

加齢により、できなくなることが少しずつ増えてしまうことはしかたのないことです。
「老い」とどう付き合うのか?
「入谷塾」は、住民が健康に年を重ねるための学びの場になっています。


(取材日 平成27年6月27日)