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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年7月13日月曜日

2015年7月13日月曜日8:00
こんにちは、Chocoです。
女川駅ができて3カ月がたちました。
周辺の整備が着々と進む中、商業施設の第1号として女川水産業体験館「あがいんステーション」がオープンしました。

辺りには、個人事業者が新しい店舗を建設しています。

駅から女川港に向かっては、全長170mの歩行者専用プロムナードの整備が進んでいます。
歩道は幅15mと広く作られ、両側には今年の12月オープン予定のテナント型商業施設が並びます。
日々、風景も変化していきます。

今回は、女川の新たな顔「あがいんステーション」を紹介します。


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「女川は海と共に生きてきました。
この目の前にある母なる海で育ち、
水揚げされた大いなる恵みを
このあがいんステーションで実際に学び、体験し、
本当の海の幸のうまさを味わっていただくことで、
魚食の普及や漁業後継者の育成、
新たな商品開発へのブランド化へとつながっていき、
町の復興へと必ずや貢献できると信じています」
復幸まちづくり合同会社代表社員の阿部喜英さんが、落成記念式典であいさつをしました。

あがいんステーションの運営元である「復幸まちづくり女川合同会社」は、2012年9月にに設立されました。
社員は、水産業、飲食、観光汽船、鮮魚店の経営者で、
代表の阿部さんも(有)梅丸新聞店を経営しています。

本業を再開するのも大変だった中、
皆さんは、町の未来を見据え、
「基幹産業の水産業の復興なくして女川町の復興はなしえない」
と、想いを強く持ち、日々活動してきました。
1年後には「あがいん(again)おながわ」という女川の水産加工商品のブランドが新たに誕生しました。
「あがいん」は、女川町の方言で「召し上がれ」と英語の「again(再び)」を掛け合わせ、「女川町を再び笑顔あふれる街にする」
「女川のおいしいものを食べてほしい」という想いが込められています。
あがいんステーションにもたくさんの
「あがいんおながわ」公認の商品が並んでいます。
「あがいん(again)女川」通販サイト
http://store.shopping.yahoo.co.jp/onagawa-again/
また、施設の完成前から浜や市場の一角で、水産業体験ツアーなども行われてきました。
これまで企業研修を始め、被災地ツアー等により、水産業体験モニターとして3年間で約600名を受け入れています。

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そしてついに6月14日、
復幸まちづくり女川合同会社の想いが形となり、
「あがいんステーション」がオープンしました。
この写真を見て、ピンとくる方もいらっしゃると思います。
外観は、津波で流失した旧女川駅を復元しています。
JR東日本の協力により旧女川駅 がよみがえりました。
「一番は地元の人たちに利用してほしいんです!」
阿部さんが言うように、旧女川駅の外観が再現された「あがいんステーション」は女川の魅力を発信する場であると同時に、町民も楽しめる施設です。


館内は2つのスペースに分かれています。
まずは「あがいんプラザ(物産販売)」です。
ここでは、女川のうまいものが大集合!!

「あがいん(again)おながわ」認定商品や女川の水産加工品をまとめて購入することができます。
「高齢化が進み、なかなか遠出ができない町民の皆さま向けに」と用意されたのは、東京の「良品工房」からセレクトされた全国選りすぐりの商品です。
旅をしなければ出会わない「ご当地のうまいもの」が女川町でも楽しめます。

もう一つは「あがいんキッチン(水産業体験・調理実習)」
水産業についての座学や収穫、調理体験まで一貫した知識の習得・体験が可能となっています。
ここでは、小中学校の総合学習・食育や企業の被災地での研修の場としても活用可能なプログラムが提供されます。
オープン前にも今回の支援団体であるキリングループの皆さんが全国から集まり、水産業体験を行いました。

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まずは、映像によるホタテ養殖の座学、
地元漁師が映像を見ながらホタテ養殖について教えてくれます。
そして、水揚げされたホタテの掃除、
水揚げされたホタテは、私たちが普段見るホタテの形が分からないほど
海藻や他の貝類などが付着しているんです。
それを専用の道具できれいに落としていきます。
きれいになったホタテのさばき方
漁師さんや地元の方々が、さばき方のコツを教えてくれます。
今回は、ホヤのさばき方も披露していました。
食べるまでの作業を実際に地元の漁師さんが先生となり教えてくれます。

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女川の学びと楽しみが詰まったあがいんステーションの落成式には多くの人々が集まりました。
落成式でのテープカットの様子

お祝いに駆けつけた方々の中には、内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官の小泉進次郎さんがいらっしゃいました。
祝辞では、
「私は、ホヤが苦手なんです。女川へ来てこういうことをいうのは自分だけでしょうが・・・」と会場を笑わせました。
そして、ホヤ漁師を目指す地元の少年との出会い、熱い想いに触れ、
ホヤを食べるか食べないかではなく、「食べる」と心に決めていると話し、
「その日本一のホヤ漁師を目指す少年のように、女川の海産物、女川の漁業、水産業を支える特別な思いが込められていることを多くの人に知っていただく施設としてこれからもあがいんステーションの発展を心から期待したい」
と述べました。
「復興をやりとげる!有志有道」
           小泉進次郎
「これは、意思あるところに道はあるという言葉です。
政治もまちづくりも復興も壁にぶつかるときがあります。
だけどそういったときこそ初心を忘れず、志を持って進めばきっと道は開けるんです。
これは自分自身にも言い聞かせている言葉です。
復興に携わっている女川の皆さんも日々の苦悩があると思いますけど、
まちづくり復興に対する強い志を持って女川がずっと言っている
行政、議会、産業、民間が一体となる
『四輪駆動』のまちづくりを一緒になって頑張ってもらいたい。
私も最後まで復興をやり遂げます!」
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あがいんステーションから見える新しい女川駅、
「過去と未来をつなぐ新しい女川の交流拠点」の場が完成しました。
女川町民に親しまれていた旧女川駅を復元した皆さんの故郷への愛を感じました。

須田善明町長は、祝辞の際、参列した方々の祝辞を聞きながら、
震災後を振り返り、「感極まった」という想いからお話が始まりました。
「今日この日を迎えられてうれしく思っています。
『こうやるぞ』と動き出す人、初動、最初のアクションがなければ、
こういう瞬間は迎えられなかったはずです。
チャレンジ無くして地域の新しい歩みはなしえません。
大きな核となる、そして何よりも象徴となる『あがいんステーション』がスタートします。
そして、ここからどんどん広がっていけばいいなと思っています」

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少しずつ少しずつ復興という言葉が形になっています。
それは、地元の方々の熱い想いが詰まったものです。

「あがいんステーション」
女川へ来たらぜひ立ち寄ってみてください。
女川の魅力がギュッと詰まった場所です。

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女川水産業体験館「あがいんステーション」
住  所 宮城県牡鹿郡女川町女川 浜字大原479-2
営業時間 10:00〜17:00
定休日  月曜日 
     ※月曜祝日の場合は、翌火曜日が休み
公式web http://www.onagawa.co.jp/
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(取材日 平成27年6月14日)