header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年6月7日日曜日

2015年6月7日日曜日18:33
こんにちはエムです。

東日本大震災から4年が経過し、復興住宅などの建設があちこちで進んでいます。
宮城県内でもいち早く集団移転が始まっている亘理町では移転に伴い、新しい問題点や課題も出てきています。

そこで、少しでもそれらを改善できるようにと地元亘理町の団体が結束し、「亘理ネットワーク」が発足しました。
加盟しているのは、震災直後から住民による自治組織やNPO法人を立ち上げて被災者支援を続けてきた皆さんです。

「亘理ネットワーク」の加盟団体、代表者による会議
(画像提供:亘理ネットワーク)

結成の目的は団体同士のネットワークを広げることで、団体間の連携や情報交換をしやすくし、現状に合った支援活動に結びつけようとするものです。
結成の背景には、東日本大震災から4年が経過して、今まで個々に支援活動をしてきたそれぞれの団体が、自分たちの目標の変化や力不足、求められる支援の変化などを感じていたことも挙げられます。

平成26年7月に「NPO法人亘理いちごっこ」の代表、馬場照子さんが事務局を担う形で8団体が集まり、仮称でスタートした「亘理ネットワーク」ですが、今年(平成27年)4月からは、「SUTAND UP WATARI(スタンドアップ亘理)の加藤正純さんが引き継ぎ、若きリーダーのもと、正式に「亘理ネットワーク」としてスタートしました。

「亘理ネットワーク」代表の加藤正純さんは亘理町出身。
「震災を期にふるさと亘理町への思いを強く持つようになった」と語ります
(画像提供:亘理ネットワーク)

現在「亘理ネットワーク」に加盟しているのは「スタンドアップ亘理」「NPO法人亘理いちごっこ」「NPO法人わたりグリーンベルトプロジェクト」「一般社団法人ふらっとーほく」「グループふれあいの会」「アゲイン亘理」「亘理町応援団」の7団体。

この4月に発足したばかりで、活動方針や体制作りなど、本格的な検討はこれから。現在は模索している段階だということですが、ネットワークでの横のつながりを大事に、「住民の皆さんと一緒に問題を解決していけるような体制を作っていければ」との目標を持っています。

また、活動を積み重ねることで、将来的には共鳴して参加する団体増え、ネットワークが大きくなることを期待しています。

「1団体で支援活動を行うよりも、集まって全体的な支援活動を行った方がよりパワーアップできるし、いろんなアイディアがトータル的に出てくるだろうという狙いがあります」
「グループふれあいの会」の代表、木村一行さんは言います。

前回の記事
====================
平成27年6月1日 月曜日
亘理の新しいふるさとを作るために〜自治活動を継続〜(亘理町)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html
====================

「グループふれあいの会」代表の木村一行さん

そんな結成間もない今年4月18日。
「亘理ネットワーク」の初仕事となるイベントが開催されました。
山形県米沢市の公益財団法人米沢青年会議所との交流イベント、「米沢・亘理 JOYフェス」です。

亘理町の佐藤記念体育館で行われた「米沢・亘理 JOYフェス」は、米沢青年会議所のメンバーが亘理町に支援に来てくれていたことがきっかけで生まれたイベントだそうです。
当日はそれぞれの地域の特産物の販売や、和太鼓演奏、織物体験などが行われました。

米沢・亘理 JOYフェス(画像提供:亘理ネットワーク)

米沢・亘理 JOYフェス(画像提供:亘理ネットワーク)

ところで、この取材に協力してくださったのは「スタンドアップ亘理」の永田哲也さんです。

永田さんは島根県出雲市出身ですが、震災を期にボランティアコーディネーターとして亘理町を訪れ「亘理いちごっこ」と出会いました。
亘理町で支援活動を続けている永田さんですが、平成26年9月には亘理町に住民票を移したのだそうです。

そして仲間数名とともに「スタンドアップ亘理」を立ち上げ活動をしていた加藤さんと「亘理ネットワーク」の会議で出会い、永田さんも「スタンドアップ亘理」のメンバーになりました。
現在は「亘理ネットワーク」についても加藤さんと一緒に考えながら活動をしています。

「体制づくりを今年度も引き続き行いながら、時間経過とともに、無理のない付き合いができるようにしたいと思っています。
『今度こういう事やらないか』『手伝って』など、提案や意見を出しやすい環境づくりをするのも大事だし、住民の皆さんが一歩踏み出しにくいところがあるなら、それをサポートして行くこと。それが我々のできる事なのかなと思います。

でもそれも住民の皆さんの自発性がないと、押し付けになってしまってはお互いに疲れるだろうし、そういうところも模索していきます」

ネットワークでつながり
みんなで亘理をもりあげる ! !

「スタンドアップ亘理」の永田哲也さん(右)と
「わたりグリーンベルトプロジェクト」の隈川浩さん

「亘理町や山元町での公営住宅・集団移転の課題などはこの先、宅地造成が完了するに従ってどんどん北上して行く問題ではと思います。
その取り組みの事例として生かしてもらえるようなことが何かできるよう、これからみんなで考えていきたいと思いますし、それを発信していくのも重要だろうと考えています」

若いメンバーが率先して支援活動を続けることは、地域の皆さんにとって、心強いことに違いありません。
これからの「亘理ネットワーク」をこのココロプレスでも見守っていきたいと思います。

☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆

スタンドアップ亘理
https://www.facebook.com/sup.watari/timeline?ref=page_internal

NPO法人亘理いちごっご
http://watari-ichigokko.blogspot.jp/
https://www.facebook.com/watari.ichigokko/timeline?ref=page_internal

わたりグリーンベルトプロジェクト
http://www.watari-grb.org/

(取材日 平成27年5月15日)