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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年6月6日土曜日

2015年6月6日土曜日14:36
こんにちは。kaiiです。
陸前戸倉駅から「南三陸石けん工房」までは徒歩で20分。

※JR気仙沼線陸前戸倉駅は、現在はBRT(バス高速輸送システム)が運行しています。



なだらかな上り坂の右手に広がる南三陸町の海は、夏の色と香りに変わっていました。



坂道の途中では、東日本大震災で被災した海岸の護岸の復興工事も進められています。



海岸線には、トラックの車高より高い防潮堤が少しずつ延びています。




南三陸町の豊かな自然をせっけんの中に表現している「南三陸石けん工房」の周りには、たくさんの植物が自生しています。




南三陸町の豊かな自然が育んだ植物や海藻も、工房で作られているせっけんの原料の一部です。

「南三陸石けん工房」のせっけんには
南三陸町の自然が描かれています

アカモクサやワカメなどの海藻パウダーを練りこんだもの、マユなどを加えたもの、竹炭などを練りこんだものなどがあります。

天然オイルをベースにしています

自然由来のオイルに、アロマオイルで香り付けしています。

南三陸石けん工房のせっけんは大きさも色も香りもさまざまです

「南三陸石けん工房」を運営する、株式会社アイローカルの代表取締役厨勝義(くりや かつよし)さんは、東日本大震災の発生数日後、友人家族の安否確認と物資支援のために南三陸町に入りました。

そして、壊滅的被害を受けた南三陸町の端にある戸倉地区で、支援活動を開始。

南三陸町戸倉地区
撮影日:平成27年5月21日

震災直後の戸倉地区には、行政からの支援がなかなか届きませんでした。

震災直後から町の状況を感じてきた厨さんは、この町が復興していくために不足しているものは何かを考えました。

鳥取県の信頼している知人の意見を聞き、参考にして考えた結果、厨さんは南三陸町に移住しました。



厨さんは、南三陸町の復興に必要な「地域おこし」を、地域の住民たちと考えながら進めていこうと考えています。

「手作りっていいヨ♪」と
世界に一つの「私せっけん」のワークショップへの参加を呼び掛ける
厨勝義さん

一次産業が町の基幹産業の南三陸町では、多くの若者が高校を卒業すると就職や進学のために南三陸町を出て行ってしまいます。

そんな若い人たちが町内で働ける場所と、したい仕事を作ることを目標にして、厨さんは「南三陸石けん工房」を開きました。

工房の近くの畑で野菜を育てるなど
楽しいことクリエーターの
南三陸石けん工房 石川洋平さん

「若い人たちが水産加工を仕事として選ぶことは少ないです。特に若い女性にはきつい仕事だと思います。女性たちが楽しいと感じて働ける環境をつくり、この町の魅力を女性たちに発信してほしいと考えています」と厨さんは話します。

チョコレートのようなデザインは
贈り物としても人気です

チョコレートのようなかわいい「南三陸石けん」には、南三陸町の大きな自然が描かれています。
1箱3個入り1200円です。


工房では、世界に一つだけの「私の石けん」を作ることができる「南三陸石けんつくりワークショップ」も開催しています。(要予約)

*営業日3日前までに電話で予約して下さい。2名から受け付けています。
講習料金:1人3000円(講習料金・完成したせっけんの送料込)
 
南三陸石けん工房:宮城県南三陸町志津川字黒崎44-1
             sekken@i-local.co
             0226-25-7476
             
南三陸石けん工房フェイスブック:https://www.facebook.com/minamisanrikusekken?fref=nf


厨さんと石川さんの「この町の女性が楽しく夢のある仕事ができる環境を作る」という夢を聞きながら、地域を元気にするためにはさまざまな手法があり、夢があると感じました。


(取材日 平成27年5月21日)