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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年6月3日水曜日

2015年6月3日水曜日10:50
こんにちは。kaiiです。

平成27年5月24日、三陸復興国立公園岩井崎園地で、「第28回気仙沼天旗まつり」が開催されました。




この日は、気仙沼市でも気温がグングン上昇し、30度を超える暑い日になりました。

潮が引いた磯辺にはたくさんの海藻が付いていました

今回の天旗まつりは、「三陸復興国立公園域拡大記念」と銘打って開催され、仙台市、青森県、秋田県、岩手県、千葉県などからも凧上げの会の人たち50人ほどが参加しました。

たくさんの報道陣と凧上げの会の人たちが
たこが揚がる空を見上げていました

オープニングセレモニーでは、気仙沼市階上(はしかみ)地区の明戸(あけど)虎舞保存会が勇壮な虎舞を披露しました。

明戸虎舞保存会の人たちの演技

会場の岩井崎園地には、気仙沼市内外からたくさんの人が訪れていました。



サクソフォン奏者の安田智彦さんの演奏をBGMに、全国各地の凧(たこ)の会による模範演技が行われました。



凧が揚がるたびに、会場に来ていた人たちからは大きな歓声が上がっていました。


青森県凧の会から気仙沼市に贈られた「復興凧」

青森県凧の会から気仙沼市に贈られた「復興」と書かれたたこが大空に揚がると、大きな拍手が送られました。
会場では、階上地域の地場産品の販売なども行われました。

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会場からの帰り道、震災当時、気仙沼市杉の下地区に友達が住んでいたという60代の女性に声を掛けられました。
彼女は岩井崎園地の対岸にあるお伊勢浜海水浴場の方向を指差しながら、
「まだ5月なんだよね。8月みたいな暑さだね」
「岩井崎に来ると思い出すんだよね」

岩井崎園地側から望むお伊勢浜海水浴場

「対岸に小高い場所があるでしょう? あそこに避難する途中で私の友達は津波に流されてしまったの。今も帰って来ていないの。いつ帰るかな? と毎日待っているんだけどね」


「まだ帰らないの。時間は流れて世の中は元に少しずつ戻っているのに、地福寺の石板に亡くなった友達の名前が刻まれていて。頭では亡くなったと分かっているんだけど、いつか帰ってきてまたいっしょに笑えるような気がして・・・海を見るたび悲しくなるんです。


「早ぐ帰ってきて安心させればいいのにね。どごさいってんだがっさ・・・」

東日本大震災から4年が過ぎても、帰らない家族や友人を待つ人がいます。



たこといっしょに、そんな悲しい思いも天に届くといいと願わずにいられませんでした。

(取材日 平成27年5月24日)