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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年6月23日火曜日

2015年6月23日火曜日11:55
こんにちは、にゃんこです。

5月23日、24日、夢メッセにて「ガーデン&エクステリア希望の芽2015」が開催されました。
2013年にスタートしてから今年で3回目になります。



・地域の街並み作り、住宅環境向上の観点からの震災復興を
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「我々の業界は復興に貢献できていないんじゃないか。復興のために何かできることはないかと考えたのがきっかけだったんです。じゃあ、展示会みたいなのをやって仮設住宅で活動している方々と一緒に復興に携わっていこうと。ガーデン・エクステリア業界からできる復興支援を目的に、一般の人はあまり知られていないこの業界をより多くの人に知ってもらいたいという想いも込めてスタートしたんです」と話すのは希望の芽実行委員会 実行委員長の鈴木寿秋さん

「震災から4年たった今でも仮設で暮らしている人はたくさんいます。まだまだなんだよね。これを伝えていかないと東北の復興は終わったんじゃないかって思われてしまう。私たちができることはまだまある。東北に寄り添いながら我々の業界も一緒に発展していきたいです」

実行委員会の皆さん。中央でボードを持っているのが実行委員長の鈴木寿秋さんです。
「東北から元気な風を」

会場にはガーデンとエクステリアの専門店など約50社が集結。最新エクステリア商品や創作ガーデンの展示、花や植木、ガーデングッズの販売が行われました。
さらにステージではガーデニングセミナーや復興ライブ、コケ玉作りや手芸を楽しめるワークショップブース、飲食ブースと盛りだくさんの内容!2日間で約2万人もの人が訪れたそうです!





会場の中央には希望の鐘が。
みんなで一つになろうという想いが込められています

・心がこもった手作り品を。復興応援ブースも大盛況!
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今回私がお邪魔したのは、仮設住宅などで活動してきたお母さんたちによる手作り品を販売する復興応援ブース。

「新商品ができたから見てって~!」声を掛けてくれたのは、「岡田西町公園仮設編み会・縫い会」の遠藤さん(左)と佐藤さん。
遠藤さんのイチオシは可愛らしいお人形さんがアクセントのマフラー。
「帽子は日よけや草むしりにおすすめよ」と佐藤さん

こちらは仙台市宮城野区南蒲生地区で活動する「つぎはぎすっぺ茶」の代表 庄子恵子さん
震災後、近所のたちが集まれる場所をと、津波の被災を免れた自宅の蔵を改装してお茶飲みを始めたのがきっかけでした。現在は自宅の敷地内に開いたカフェ「茶房 藤」で活動をしています。

「みんなでおしゃべりしながら縫物をしてると嫌なことも忘れられる。
仲間がいてくれるから頑張れるのよ」と庄子さん

こういった仮設などで活動するグループにのために、全国から届いた毛糸や布、手芸品などを配布する活動を行っているのが、ココロプレスでもいつもお世話になっている「仙台市編み会・縫い会」の熊谷豊子さんです。

時がたつにつれて徐々に支援物資も減ってきているのでは? とお聞きしたところ、
「いえいえ、まだまだ倉庫がいっぱいになるほどなんです! 先日も30箱送られてきて! ずっと継続して送ってきてくださる方やわざわざ購入して送ってくださる方もいらっしゃるんですよ。本当にありがたいです」
と、うれしそうにお話してくださいました。

熊谷さんの活動についてはこちらの記事をご覧ください。
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2014年12月14日
手づくりの温かさが伝わる贈り物。「被災地女性たちの手作りマーケット」
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/12/blog-post_92.html
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こちらは「りんくる」のブース。
被災された方々が作ったハンドメイド作品の販売やボランティア活動の紹介などを行っています。

写真提供:りんくる

代表の山尾布美枝さんと初めてお会いしたのは、昨年の「女性と防災せんだいフォーラム」でした。まだ「りんくる」を立ち上げたばかりでとおっしゃっていましたが

「今は登録団体も増えて、神奈川、富山、北海道と販売してくれる場所も増えたのよ!」
と、また山尾さんの優しい笑顔に会えました。

その一方
「自宅再建や復興公営住宅の入居によって仮設を卒業できるのはうれしい反面、メンバーが減り、活動を続けていくのが難しくなってきていて…。商品作りは続けたいけど継続するか迷っているグループもありますね。力はあるのにもったいないですよね。その方たちのためにも、環境作りなど、りんくるとして協力できることを探っていきたい」
と、山尾さん。

福島県相馬郡新地町の仮設で活動する「手芸グループ うみみどり」による
「会津木綿の花刺し子マカロンポーチ」。
「宮城以外の作り手さんも新しく加わりました♪」と山尾さん

次は「卸町5丁目仮設住宅町内会手作りくらぶ」の皆さん。

(左から)松木さん、高橋さん、代表の齋藤さん。
「うちで購入していただいた商品を持っている人を見つけたときは
すごくうれしかった」と齋藤さん
「こういった販売会に参加していることが、心の糧とかやる気につながる。自分のことを誰かが見ていてくれる、存在を認識してくれるって、社会とつながっているということがすごく大事だと思うんです。建物の復興は進んでいても、心の復興はまだまだ時間がかかると思う。仮設がなくなったからこういった販売会をやめるんじゃなくて、もうしばらく応援してほしいって思います」

「公営住宅の仮設でやっとできたコミュニティがまたバラバラになる。新しい所には知り合いがいないからと孤独に感じる人や引きこもる人も出てくるんじゃないかって。だから公営住宅でも同じようにこういった関わりというものを考えていかなければいけないんじゃないかって思っています。これまでのコミュニティも大事にしながら新しいコミュニティも作っていくということができたらいいな」
と、齋藤志津子さん。


震災後さまざまな所で販売会が開催されていますが、これだけの団体の作品が揃うことはなかなかありません。

「参加されている方同士の交流や繋がりを作るのも目的の一つなんだよ」
実行委員のメンバーである新野知章さん
新野さんは復興応援ブース設置のため第一回から中心となって活動されてきた方です。

その言葉通り、
「他のグループの作品を見ると刺激になる。販売会は勉強の場でもあるんだよ」
と皆さん口々におっしゃっていました。


そしてこの「希望の芽」には、復興支援ソングとして作られたテーマ曲があります。
作詞、作曲を担当したのは山形在住のシンガーソングライター須貝智郎さんです。

人と人を繋ぐという想いが込められたテーマ曲「結人(ゆいびと)」。

こちらについては、あらためてご紹介したいと思います。


(取材日 平成27年5月23日)