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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年5月13日水曜日

2015年5月13日水曜日10:46
こんにちはエムです。

名取市閖上の「ゆりあげ港朝市」で、去る4月26日、「閖上クラフトエイド2015」が開催されました。

閖上日和山で大津波に耐え、2年間生き永らえた後枯れてしまった桜の木をリメイクした「守り札」「和紙葉書」「炭」は、さまざまなクラフト作品の中でも注目されましたが、その様子は先日お伝えした通りです。

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2015年5月11日 月曜日
「クラフト」の力で復興のメッセージを発信(名取市、七ヶ宿町、山形県)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/05/blog-post_19.html
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閖上クラフトエイド実行委員会ではこの日イベントに合わせ、日和山に桜の苗木2本を植え記念のプレートを設置するセレモニーを行いました。

かつて日和山には8本のソメイヨシノがありましたが、東日本大震災の津波に耐えたのはたった2本。
3年目に枯れてしまった2本の桜の木の切り株の近くに、新しい苗は植えられていました。

昨年(平成26年)伐採された2本の桜の切り株と、新しい2本の苗木

新しい苗木はエドヒガンザクラ。
山形県白鷹町にある県指定特別天然記念物の「薬師桜」(樹齢推定1300年)の苗木です。

そして植樹の最後の仕上げに、土壌改良とミネラル補給にもなる炭を参加者で少しづつまきましたが、その炭は七ヶ宿町「水守人の会」メンバー「七ヶ宿の白炭」の佐藤光夫さんが閖上の桜をリメイクして炭にしたものです。

ふるさとに帰った桜の木は
新たな桜の苗木を助ける役目を担うことになりました

子どもから大人まで、参加者で少しづつ2本の苗木に炭をまきました

最後に炭をまいたのは「閖上クラフトエイド実行委員会」の横尾和義さん

閖上湊神社総代長・伊東明さんが記念のプレートを設置し
セレモニーは終わりました

前列左が佐藤光夫さん。後ろに伊東総代長、その後ろが横尾和義さん

横尾さんがこの苗木を選んだのは、現存する桜の中で一番樹齢が長い品種だからということです。

「山形県の白鷹町にある樹齢1300年の薬師桜のように、千年先もここにずっと長く咲いて閖上を見守ってほしいという願いを込めてこの品種にしました。

これからも津波に耐えた桜の木の『諦めない心』の物語を広く伝え、風化されてゆく震災の記憶の伝承と教訓へと結びつける活動をし続けたいと思います。

それとともに、今回のようなイベントなどを通して閖上のすばらしさを感じてもらい、再び閖上に足を運んでいただく方が増えることを望んでいます。それが一番の復興の第一歩になると思っています」

プレートには苗木の説明と資金支援者のお名前が記されています



閖上日和山の桜のリメーク作品と植樹された苗木には、地元のみならず、七ヶ宿町など他の地域や山形県などのたくさんの方々の思いがこもっています。
1本の桜の木が数えきれない花を咲かせるように、たくさんの人の心にその思いが届くことを願って止みません。

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◆ 閖上クラフトエイド実行委員会

メール:spur@ab.auone-net.jp
https://www.facebook.com/yuriagecraftaid

(取材日 平成27年4月26日)