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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年4月19日日曜日

2015年4月19日日曜日9:01
kaiiです。
東日本大震災が発生して、平成27年4月18日で1500日になります。
時間にして36000時間。
震災直後の町の暗さは消え、町の中に「未来を創り出す力」を感じられようになりました。
震災後、気仙沼市に移住して若者たちのサポートを続けている、「NPO法人 底上げ」の事務局長、成宮崇史(なるみや たかふみ)さんに東日本大震災から1500日を振り返っていただきました。

4月15日にメッセージをご紹介した5人のうちのお一人です、
2015年4月15日 水曜日
東日本大震災から1500日~今日を生きるメッセージ~(気仙沼市・南三陸町・神戸市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/1500.html


成宮さんは、平成23年8月に個人ボランティアとして気仙沼市に入りました。
公園に張ったテントで生活をしながら泥かき、農地の草取り、ボランティアセンターの運営などに携わりました。


気仙沼市にボランティアに来たからの3年間履いていた長靴
ボロボロになるまでボランティア活動のパートナーでした
(写真提供:成宮崇史さん)

現在は気仙沼市民として、気仙沼市内を中心に子どもたちの学習支援、高校生が地域の魅力を発信する活動のサポートなどに取り組んでいます。

気仙沼の高校生たちが気仙沼の魅力あるスポットを紹介する
「気仙沼恋人スポット」も4巻が発刊されました
(写真提供:成宮崇史さん)

質問)成宮さんが、東日本大震災後、ボランティアとしての活動していた頃を含め、気仙沼市民として生活する中で「気仙沼が変化した」と感じることはどんなことですか。

気仙沼に人たちにどんな変化を感じますか?

気仙沼市に来たばかりの時と比べて、観光などによって外からの人を受け入れる機会が増えました。
外から来た人たちの新たな考えや発想を、柔軟に取り入れようとする姿勢を感じるようになりました。
何か新しい物や新しい事を作り出していこうという、前向きなエネルギーが強まっているように思います。

現在気仙沼で必要な支援のニーズに変化はありますか?

緊急時の物的、人的支援のニーズは減少しました。
現在のニーズは、少しでも多くの方に気仙沼という町に対して関心を向けてもらうことだと思っています。
気仙沼市に継続的に思いを向け続けてもらうことがとても重要だと思います。
数年後、数十年後の先を見ながら動いていくことが求められています。


質問)現在の活動の概要と今後の活動について教えてください。

現在は、気仙沼市、南三陸町の高校生が自主的、主体的に町について考え、行動することができる力を育む事業を行っています。
私たちが何かゴールや目標を設定するのではなく、高校生自身が自ら考え、やりたいという気持ちをもって動き出し、表出した思いを形にするサポートを、信頼関係を築きながら行っています。
今後も、事業を継続していきます。
高校を卒業して地元を離れた若者に対しても関わりを持ち続けています。
将来、地元に帰ってきた若者が、私たちと同様のプロジェクトを行える環境をサポートしていきます。
東北沿岸地域の高校生同士の横の繋がりも深めていきたいです。
各地で若者の思いをサポートし、伴走者となる「大人」の育成にも努めていきたいと思います。

気仙沼の高校生たちが自分たちのまち「気仙沼」を考えるワークショップの様子
(写真提供:成宮崇史さん)



質問)気仙沼の未来を担う子どもたちに感じてほしい気仙沼の魅力とはどんなことですか。

私が感じる「気仙沼の魅力」はたくさんあります。
それを魅力として多くの人に実感してもらうためにも、まずは気仙沼を「知る」ことだと思います。
主観的であれ、客観的であれ、気仙沼を「知る」という体験を少しでも多く増やしていきたいです。体験する中で、自らが感じたことを大切にしてもらいたいです。


質問)多くの人に知ってほしい、「気仙沼の魅力」とはどんなことですか。

「美しい景色」、「おいしい食」、「築かれてきた歴史」、「守られている伝統や文化」、そしてそれらを支える人々。
その全てが「気仙沼の魅力」だと私は思っています。
まずは直接足を運んでいただき、気仙沼という町をご自身で感じてほしいです。


「日本一の高校生の思いをかたちにできる町気仙沼」
気仙沼の高校生は気仙沼が好きですね
成宮崇史さんはそう話します
(平成27年4月8日撮影)



質問)東日本大震災から1500日。東北で生きる人たちにメッセージをお願いします。

私一人ができることは小さいですが、少しでも多くの若者の思いが形になるようにこれからも全力で頑張ってまいります。
気仙沼には新しいものが生み出される大きなエネルギーがあります。
ぜひ一度、気仙沼に足を運んでいただき実感してほしいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

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「気仙沼の魅力を知ってから町を離れるのか、知らずに離れるかでは大きな違いです。気仙沼の高校生は気仙沼が好きなんだと活動を通じて感じます」と話す成宮さん。

成宮さんと話しながら、自分のふるさとの魅力を肯定的な目線で感じることが「郷土愛」につながると感じました。

(取材日 平成28年4月8日)