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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年3月29日日曜日

2015年3月29日日曜日12:50
kaiiです。

平成27年3月14日から18日まで、仙台市で「第3回国連防災世界会議」が開催され、今後15年間の国際的な防災の枠組みなどが話し合われました。

「国連防災世界会議」の開催を前に、3月10日から12日の3日間、国内初の公式プレイベントとして「国際地域女性アカデミーin Tohoku」が南三陸町で開催されました。

アカデミーには、国際NGO団体ホワイロウ・コミッションのメンバーであるアジア、アフリカ、中南米の地域リーダーとスタッフ合わせて15名と、東日本大震災の被災3県の地域で活動する女性リーダー40名が参加しました。

南三陸プラザで開催された
「国際地域女性アカデミーin Tohoku」の様子
(平成27年3月10日撮影)

今回のアカデミーでは、国外からの参加者に対して被災沿岸地域訪問と被災地からの学びの機会が提供されました。


また、被災地の女性リーダーに対しては、グローバルな視点と今後の地域復興におけるリーダーシップを獲得する機会が提供されました。

3月10日と12日には南三陸プラザを会場に、災害から復興に向けて女性が果たす役割りについて話し合いが行われました。

開会のあいさつをする南三陸町の佐藤仁町長
(平成27年3月10日撮影)
10日朝、アカデミーの開催に当たり南三陸町の佐藤仁町長が東日本大震災後の支援に感謝の言葉を述べた後、「避難所運営や復興の過程で、女性が担う役割は大きいです。これからの女性のさらなる活躍を期待します」とあいさつをしました。


その後、自己紹介や活動紹介が行われ、午後からは、参加者が興味のあるテーマに分かれてディスカッションが行われました。

ホンジュラス共和国から参加した、アナルーシーさんは
ハイケーンミッチの被害後のコミュニティ再生について報告しました
(平成27年3月10日撮影)
ホンジュラス共和国から参加したアナルーシーさんは、1998年に発生した「ハリケーンミッチ」の被害の後の地域復興への取り組みについて述べました。
ハリケーンミッチの後、アナルーシーさんは、25000人の地域の住民と協力し、自分たちの地域の復興に取り組んでいます。
地図上に地域住民と協力して地域の抱える問題を明確化し、津波、洪水などが発生した時に備えて地域の安全確保のために行動しました。
政府に対して必要なことを要求したり、政策づくりや意思決定に参画していることを報告しました。


国内参加者は、海外の女性リーダーであるアナルーシーさんの経験に興味深く耳を傾けていました。

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11日は、南三陸町で海産物を販売する阿部民子さんのお店とワカメの加工場を見学しました。
津波で流された後に再建された加工場で、天日干しワカメと塩蔵ワカメの加工について説明を受けました。

南三陸町戸倉地区のワカメ加工施設などを見学する参加者
午後からは、南三陸町総合体育館で開かれた東日本大震災南三陸町の追悼式に参列しました。
アカデミーに海外から参加した方々も献花台に献花し、東日本大震災で犠牲になられた方々の冥福を祈りました。

南三陸町での追悼式
12日は、沿岸被災3県の女性が県ごとに分かれて、6カ月から1年先のビジョンについて話し合いました。

海外参加者による報告
(平成27年3月12日撮影)
この中で、県内各地に点在して活動している人たちが市町村の垣根を超えて連携していくことなどが話し合われました。

今後のビジョンについて会場で説明する宮城県のリーダーたち
(平成27年3月12日撮影)
午後4時からは、南三陸総合体育館でオープンフォーラムが開催されました。

国際地域女性アカデミーin Tohoku オープンフォーラム会場
(平成27年3月12日撮影)
南三陸町の中学生と国内外から150人が参加したフォーラムでは、これまでの成果と活動事例が報告されました。

オープンフォーラムに参加した南三陸町の中学生たち
(平成27年3月12日撮影)

南三陸町内で災害公営住宅入居者のコミュニティー支援などに取り組んでいる工藤真弓さんは、「防災はその土地に根付いている活動をていねいに育んでいくことが大切です。」
「私は未来の子どもたちのためにツバキの種をまき続けたいです」と南三陸町の復興への思いを話しました。

南三陸町で被災者のコミュニティ支援などをしている
工藤真弓さん
インド代表のナシーム・シェイクさんは、「南三陸町の女性たちは防災に対する意識がとても高いと感じました。女性が地域の政策づくりや意思決定に入り込むことが、復興を前進する鍵になると思います」と話しました。

世界にむけてわたしコミットを発表する海外からの参加者の皆さん

フォーラムには、特別ゲストとして、フィギュアスケーターの安藤美姫さんが駆けつけ、自分の意見をしっかり述べることの大切さについて話しました。

オープンフォーラムの参加者が地域、家族などを守るための
「わたしコミット」を宣言しました
(平成27年3月12日撮影)


最後に、災害時に家族や地域を守るために参加者それぞれの役割や復興への思いを込めたメッセージ「わたしコミット」を宣言しました。

「わたしコミット」は、国連防災世界会議のメイン会場の仙台国際センターに展示され、世界に発信されました。


(取材日 平成27年3月12日)