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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年3月16日月曜日

2015年3月16日月曜日10:25

ザーリャです。
3月11日。震災から4年を迎えたこの日、多賀城市では震災で亡くなられた市民を悼み、多くの市民の皆さんが震災を振り返りました。

多賀城市役所に掲げられた半旗

多賀城市の追悼式に先立ち、多賀城駅前公園に制作されたモニュメントの除幕式が行われました。
公園で開かれた式典には、多くの市民の皆さんが集まりました。


中央のモニュメントの高さは、多賀城市に到達した津波の最大高を示しています

モニュメントには震災で亡くなられた多賀城市民188人のお名前が収められています。
除幕の後、黙とうがささげられました。



モニュメントが建立された駅前公園では、日没とともに万灯会(まんどうえ)が開かれました。


「万灯会」とは、数多くの灯明をともして、仏を祀り、供養を行う仏教行事の一つです。
多賀城市の山王遺跡や高崎遺跡からは、万灯会に使用されたと見られる土器が数多く見つかっています。

降りしきる雪の中で振舞われた「おしるこ」。
参加者の体をあたためました

万灯会を主催したのはNPOゲートシティ多賀城です。
史跡を活かし、魅力とにぎわいのあるまちづくりを目指して活動しています。震災翌年に多賀城市が開催した「万灯会」を引き継ぎ、今年で4回目の開催となりました。

午後6時、明かりが灯されました



NPOゲートシティ多賀城の代表・宮城順さんは、万灯会に込めた思いを次のように語ります。

「万灯会には、震災の記憶の風化を防ぎたいという思いもあります。しかし、『思い出さなければならないこと』と、『忘れられないこと』は違います。悲しみを忘れられない人たちが、まだまだたくさんいらっしゃいます。

私たちは前を向いて進まなければなりません。前を向きながらも、しかし一年に一度は震災を思い出し、忘れないで語り継いでいく。そのきっかけとして、この万灯会が続けられればと思っています」



多賀城市内で亡くなられた方々を悼み、188の燈明が灯されました。


この日使用された燈明皿も、古代の土器にならい、市民の皆さんによって作られたもの。
全ての燈明皿に明かりがともされると、空気が温まるのを感じました。


明かりには、市民の皆さんから寄せられていた復興への願いが添えられました。


雪が降る中で、準備に当たった実行委員会の皆さん
古代多賀城でも行われた万灯会。
時折降りしきる雪の中でも、炎は消えることなく揺らめいていました。

この一つ一つの明かりが、亡くなられた方々へ届き、復興への灯になるように。
そう心から願いました。


(取材日 平成27年3月11日)