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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年3月11日水曜日

2015年3月11日水曜日10:15
ザーリャです。
平成27年3月14日から18日の5日間、仙台市で開かれる第3回国連防災世界会議。

今回の「発表会」にあわせて中田匠さんが描いた仙台市街地の鳥瞰図。
盛岡市在住の中田さんは、日本に数人しかいない鳥瞰図絵師です。
会期中の会場に展示され、ワークショップでも使用されます。

その会期中、「市民協働と防災」のテーマ館となるのが、地下鉄広瀬通駅に隣接する仙台市市民活動サポートセンターです。連日さまざまなパブリック・フォーラムが開かれます。その中で、開催地仙台市の企画として注目されてるのが、「伝える学校の発表会」です。
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2015年3月3日 火曜日
未来に伝えたいことを残す「伝える学校の発表会」開催(仙台市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/03/blog-post_3.html
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「伝える学校」とは、仙台市が市民と共に取り組んできた仙台市震災メモリアル・市民協働プロジェクトの名称です。「市民ひとりひとりが伝える視点を持って発信していくこと」を目的として、市民団体と仙台市が協働で進めるプロジェクト。平成25年からスタートし、2年目を終えようとしています。

「今回の『伝える学校の発表会』は、いわば2年間の取り組みの総括です。プロジェクトは今後も続きますが、国際会議を機にさまざまな方々にご参加いただき、今後の展開にさまざまなご意見を反映させたいですね」

そう話すのは、企画を担当する田澤紘子さん(仙台市市民局協働推進課)です。

発表会は3月10日にオープンし、連日さまざまなプログラムと展示が組まれています。
その中から、今回は3つのイベントをピックアップ。田澤さんにお話をお伺いしました。

「自分なりの伝え方を発見していただきたいですね」と話す田澤紘子さん

■「街の声を聞く―報道と街歩きの間で―」(トーク・展示)
日時 : 3月12日(木) 18:00~19:30
会場 : 仙台市市民活動サポートセンター地下1F市民活動シアター
企画ゼミ : 「街からの伝言版」
入場料 : 無料(申込不要)

「『街の声』を聞くために必要になるのが、『インタビュー』です。その手法とはどのようなものでしょうか。テレビやラジオといったメディア媒体でのインタビューと、『街の声』として仙台市街地の一個人にインタビューする際の違いや、共通点はなんでしょうか?矢尾研二さん(ラジオパーソナリティー・元NHK職員)にお話していただきます」

また、会場では、「伝える学校の発表会」の期間を通じて、参加者の皆さんの証言を集めます。

未来に伝えたい「街の様子」を記す「聞き取りシート」(左)。
参加者には「伝える学校」オリジナルの、
「仙台市街地鳥瞰図」のクリアファイル(右)がプレゼントされます。
「震災の発生当時、仙台市の都心部では、『都市ならでは』の大変さがありました。しかし、それは『沿岸部の被害に比べたら、軽微なもの』として、市民の皆さんもあまり多くを語りません。また、沿岸部支援の拠点として、人や物の集積地だったのが仙台の街です。そのような仙台市の姿をもう一度見つめ直す目的もあります。当時の仙台の街では、いったい何が起こっていたのか。会場には鳥瞰図(ちょうかんず)絵師、中田匠さんが描いた仙台市中心部の鳥瞰図を展示し、参加者の皆さんの証言を、ピンで張り出すワークショップを行います。街のそれぞれの場所にどのような声や記憶があり、どのようなメッセージを未来に伝えていくのかを考えます」

「聞き取りシート」を提出した参加者には、中田匠さんの「鳥瞰図」のオリジナルクリアファイルもプレゼントされます。

中田さんの鳥瞰図には、ビルの屋上のタンクまで正確に描かれています

「小さな物語―市民による聞書きから―」(朗読・展示)
日時 : 3月14日(土) 14:00~14:30
会場 : 仙台市市民活動サポートセンター地下1F市民活動シアター
企画ゼミ : RE:プロジェクト
主催   : 仙台市、(公財)仙台市市民文化事業団
入場料 : 無料(申込不要)

「震災とは、その地に長い間住み続けてきた人々にとって、時間軸上の一つの『点』に過ぎません。震災だけに縛られず、震災以前の地域の姿や、そこに暮らした人々の暮らしぶりを聞き取り、言葉にしていく。それが『RE:プロジェクト』です。
誰かの暮らしを伝えるという事は、自分を伝えることにつながります。聞き取ったその『小さな物語』を、いかに伝えていくか。それが『RE:プロジェクト』のテーマです。
今回の『小さな物語』では、プロジェクトに参加したメンバーそれぞれが出会った小さな物語を、俳優の皆さんが朗読します。言葉に耳を傾け、そこからよみがえる風景を感じてください」

同時に開催されている展示では、朗読の元になった資料の展示や、これまでの活動の様子をご紹介します。

「みんなで!伝える学校の学級会」(フォーラム)
日時 : 3月15日(日) 13:30~15:00
会場 : 仙台市市民活動サポートセンター地下1F市民活動シアター
入場料 : 無料(申込不要)

「今年『伝える学校』に参加した4つの団体(「一般社団法人MMIX Lab」、「RE:プロジェクト」、「NPO法人20世紀アーカイブ仙台」、「街からの伝言板」)が、一堂に会してその成果を発表します。
昨年12月、仙台市震災復興メモリアル等検討委員会によって、今後の震災メモリアル事業についての提言が行われました。それらの提言を、市民協働の取り組みの中でどのように実践するのか。来年度の「伝える学校」の展望について「市民とともに学び合う」をテーマに話し合います。

「今回のフォーラムには、語り継ぐ手法のヒントがあります」と話す千葉玲子さん

千葉玲子さん(仙台市市民局協働推進課)は言います。

「『伝える学校』の取り組みが、当時のことを思い出すきっかけになればと思っています。『仙台市震災メモリアル・市民協働プロジェクト』は、今後も続きます。今回の『発表会』をきっかけに、もっと気軽に、もっと多くの市民の皆さんに『伝える学校』に参加していただければと願っています。今回の『発表会』には、ひとりひとりが震災を語り継ぐための手法やヒントがあります。ぜひお気軽に足を運んでください」

また、関連イベントとして、3月13日(金)~3月18日(水)にサンモール一番町商店街で開催される伊達美味マーケットにもプロジェクトのブースを出店します。ぜひお立ち寄りください。

おいしい出会いのある市場
伊達美味マーケット
http://www.dateumamarket.jp/

「伝える学校」
http://311memorial.org/



(取材日 平成27年3月4日)