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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年3月24日火曜日

2015年3月24日火曜日9:56
「ハイヤー!イヤー!サッサ!」
大きな掛け声と太鼓の音が南三陸町に響きました。



kaiiです。
平成26年9月13日、たくさんの人たちが「南三陸さんさん商店街」に、「琉球國祭り太鼓」の演舞を観に詰め掛けました。



琉球國祭り太鼓、神奈川支部副支部長の入江美明さんが、「私たちの演舞をご覧いただきありがとうございます。宮城県には今回で8回伺わせていただきました。伺うたび、皆さんに温かく迎えていただき私たちが励まされています。1日も早く町が復興することを祈っています」とあいさつしました。


演舞が始まると、待っていた人たちから大きな拍手が送られました。



「琉球國祭り太鼓」は、沖縄のエイサーをベースに空手の型や琉舞などを取り入れた、沖縄を代表する創作エイサーの団体です。昭和57年に沖縄市の若者たちによって結成されて以来、沖縄県だけでなく、日本国内、海外にも活動を広げており、現在では総勢1200名を数えます。

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琉球國祭り太鼓の皆さんは、平成23年4月に行った千葉県旭市の避難所での慰問公演を皮切りに、半年に一度、東日本大震災で被災した地域の商店街などを廻って「復興の願いを込めた」演舞で慰問活動を続けています。




入江さんたちは、東日本大震災が発生した翌日から、DVDの販売などを通じて義援金を集める活動を開始しました。宮城県には東北で唯一の支部があり、県内の市町村役場に義援金を届けました。

「東北の被災地のために、自分たちに何ができるのか」を考えました。
「被災した人たちに自分たちの琉球國祭り太鼓の演舞を観ていただき、元気になってほしい」と考えて、被災地で慰問活動を始めました。
宮城支部と連絡を取り、状況を確認しながら慰問できる場所を探しました。

平成23年6月、全国の支部から55名が参加し、宮城県では初めて、石巻市と仙台市の避難所で演舞を行いました。
「避難所に向かう道は歪んでいて、バスが大きく揺れました。
被災地の風景は、テレビで観ていた断片的なものとは違い衝撃的なものでした」



「避難所に到着すると、急に自分たちは場違いなのではないかと不安になりました」と、入江さんは初めて宮城県で支援の演舞を行った時のことを振り返りました。

「不安を抱えながら、精一杯の演舞した後、避難所の人たちから大きな拍手と感謝の言葉をいただきました。宮城県の人たちのとても温かい気持ちに触れ、励ましに来た私たちが元気をもらいました」と入江さんは話しました。



半年後に、宮城県を再度訪れた時、6月に「琉球國祭り太鼓」の演舞を観た人たちが、入江さんを会場に訪ね、避難所から仮設住宅に住まいを移したこと報告し、再会できたことを喜んだそうです。


琉球國祭り太鼓」の演舞を楽しみに待つ人たちがいることを感じ、「私たちは、また東北に来てもいいんだ。その時、思うことができました。たくさんの人との出会いがありました。私たちはその出会いの中で『続けることに意味がある』と確信しました」と入江さんは話します。




「ただいま~」「おかえり~」が、東北の被災地の皆さんとのあいさつになりました。
「春になるのが待ち遠しいよ」と待っていてくださる方々に会いに、平成27年春にまた東北に帰ってきます。




「たくさんの人たちがさまざまなイベントを開催していると思います。私たちも少しでも、私たちの演舞を披露させていただくことで、皆さんのお役に立ちたいと思っています」
「私たちを待っていてくださる方々、地域自治会の皆さまに感謝しております。私たちも東北を訪れることで皆さんの温かさに触れ元気をいただいております。これからも半年に一度、東北を訪ねたいと思います。多くの皆さんが、少しでも早く不自由のない生活に戻れることを切に願っております」と、琉球國祭り太鼓関東本部長福野千穂さんは話します。



「宮城で広げよう!おおきな輪(沖縄)!」を合言葉に、これからも1日も早い復興を願い宮城県を訪ねたいと思います」

「震災の記憶を風化させないように、私たちが、被災地で見たこと、感じたこと、聞いたことを伝えたいと思います」

「高校生から30歳くらいまでの方で、沖縄好き、エイサー好きの仲間を募集しています。イベント会場などで興味のある方には気軽に声を掛けてほしいです」

と入江さんは話していました。

琉球國祭り太鼓HP:http://ryukyukokumatsuridaiko.com/2015_mai/index.html




「私たちが太鼓を叩くなど場違いではないだろうか」
そんな不安を抱きながら被災地で始めた慰問の演舞。

支援する側も、される側も、暗中模索の4年間を私たちはさまざまな思いの中で生きてきました。

「続けることに意味がある」
「琉球國祭り太鼓」の皆さんの思いの込められたその言葉に「継続こそが力になり、道を作る」と考えさせられました。

(取材日 平成26年9月13日)