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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年3月9日月曜日

2015年3月9日月曜日10:45
こんにちはエムです。

いよいよ「第3回 国連防災世界会議」の開催が間近に迫ってきました。

平成27年3月14日(土)~18日(水)の5日間にわたり開催されるこの会議は、多様な観点から防災を考え、日本をはじめ世界の防災文化の発展に寄与し、新たな交際防災の枠組みを策定するため行われます。
そして期間中、仙台市内に設けられたたくさんの会場では、さまざまな企業や団体、学校などが参加するパブリック・フォーラムが開催されます。

その中で、ココロプレスで何度か紹介させていただいた東京都の目黒星美学園中学高等学校が参加するフォーラムがありますのでご紹介いたします。



国連防災世界会議パブリック・フォーラム
U-18 世界会議


日時:3月14日(土) 
   [第一部]10:00~「高校生とふれあう防災展示」
   [第二部]13:00~「U-18 世界防災会議」
会場:仙台シルバーセンター 第1研修室
   仙台市青葉区花京院1丁目3-2
   TEL:022-215-3191
主催:東北大学教育学部・仙台八木山防災連絡会

「U-18 世界会議」とは高校生が若者目線から防災ののことを議論し、世界に発信する会議のことです。
目黒星美学園の他に、仙台市内や徳島県の高校生も参加します。

目黒星美学園のテーマは「1回15円!女子から目線の簡易トイレ」
[第一部]では来場者に使い方の説明を行い、[第二部]では、10分間のプレゼンテーションを行います。
発表者は「被災地ボランティア研修」に参加したことのある目黒星美学園の卒業生です。



国連防災世界会議関連イベント
「せんだい防災のひろば」


日時:3月14日(土)、15日(日) 10:00~15:00
会場:勾当台公園の「防災のひろば」
   仙台市青葉区本町3-9
主催:東北大学教育学部・仙台八木山防災連絡会

八木山防災連絡会「1回15円」のブースでは、「簡易トイレキット」作りを体験できます。
目黒星美学園からは高校2年生が15日に参加し、来場者の皆さんと楽しみながらキット作りに取り組む予定です。
また15日のお昼頃には、会場のステージで仙台市に「簡易トイレキット」の贈呈も予定されています。

高校1年生がデザインした「簡易トイレ」パッケージ。
中には1回分の吸水シート・防臭袋・ゴミ袋が入っています(画像提供:目黒星美学園)

目黒星美学園が提案している、1回15円という低コストで衛生的に使用できる「簡易トイレ」とは、とても画期的な製品だと思いますが、どういったきっかけで発案されたのでしょうか。

実は目黒星美学園では毎年春休みや夏休みを利用して宮城県内の被災地を訪れ、被災地ボランティア研修を継続して実施しています。
他に昨年(平成26年)は被災した企業を応援するために、東京都豊島区東池袋の「宮城ふるさとプラザ」での産地直送販売イベントを行うなど、積極的に被災地支援を行ってきました。

目黒星美学園の皆さんは被災地での活動を通して、次のようなことを学んだそうです。

「被災地のために何かしたいと始めた活動でしたが、実際は私たちが学ぶこと、得ることがたくさんありました。
そして、誰でもいつか被災者になる可能性があることに気が付きました。

特に荒浜中学校に避難した方たちが一晩校舎で夜を明かしたお話は印象的で、同じように私たちが被災して学校で過ごすことになったらまず何が必要になるか考えたとき、安全で安心できるトイレだと気付きました。」

目黒星美学園から2つの企業に働きかけ、生徒と企業がアイディアを出し合いながら製品化し、一緒に「簡易トイレの」普及活動にチャレンジすることになったそうです。

絵が得意な生徒が使い方説明書をデザインしたり、中学社会の授業の一環で「簡易トイレ」のキャッチフレーズを考えたりしました。
また、「簡易トイレキット」のパック詰め作業の体験をしたりと、活動を通して楽しみながら生徒自身の防災意識も高まっています。
普段はちょっと恥ずかしいトイレの話も、この「簡易トイレ」なら楽しく話題にできるようです。

中学3年生の授業の一環で、パッケージ詰めを行っている様子
(画像提供:目黒星美学園)

この「簡易トイレ」は年頃の女子中高生が安心して使えるトイレを目指して考案されましたが、災害時にトイレが不十分なために水分を摂るのを控えたために、体調を崩したり亡くなった方がいることを知った目黒星美学園の皆さんは、子どもやお年寄り、妊婦の方などにも使ってほしいと望んでいます。

「私たちは『被災地で東京の女子中高生にできることはなんだろう』と自分たちに問い掛けながら活動を続けてきました。
その中で気付いたのは、『私たちもいつか災害の当事者』になるかもしれず、それはつまり『誰でもいつか被災者になる可能性がある』ということです。

これからも宮城の皆さんからたくさんのことを教えていただき、私たちも一緒に考えていきたいと思います」

目黒星美学園の皆さんからはそんなメッセージをいただきました。

「U-18 世界会議」では他に、中学校で津波被害に遭った、中学校の卒業生の話や、高校生が考える防災の提案などが予定されています。
若い柔軟な発想と元気なパワーを持った高校生たちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。


今までの記事
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平成26年9月18日 木曜日
高校生の私たちにできること〜目黒星美学園中学高等学校の取り組み(山元町、亘理町、東京都)
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平成26年9月24日 水曜日
高校生の私たちにできること2〜宮城を応援!(東京都、亘理町、山元町、石巻市)
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平成26年10月2日 木曜日
心に寄り添う「せいびっこカフェ」(亘理町、東京都)
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★第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会

★目黒星美学園中学高等学校
157-0074 東京都世田谷区大蔵2-8-1
電話 03(3416)1150
FAX 03(3416)3899

(取材日 平成27年3月5日)