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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年3月14日土曜日

2015年3月14日土曜日9:27
こんにちは、Chocoです。
3月11日で震災から5年目を迎えました。
復興は少しずつ少しずつ進んでいます。
その中でも大きな一歩とも言えるのが、石巻線全線開通、JR女川駅の再開です。
女川駅は内装工事も終え、3月5日には駅内がメディアに公開されました。
私も参加してきたのでご報告します。

まずは、外装。
この形、何に見えますか?

これは、町の鳥でもあるウミネコが羽ばたく姿です。

大きく翼を広げ見つめるその先には・・・水平線が見えます。
写真だと見えにくいかもしれませんが、実際に見るとはっきりと見えます
女川湾へと続く一直線の道路があります。
それは、全長約400メートル、幅は約15メートルの広々とした歩行者道路です。
駅前には木々が並び、ベンチなども設置され、訪れる人がゆっくりくつろげる空間になっています。

この道の延長線上から朝日が昇る日もあります。

よく、駅前にバスのロータリーがあるところがありますが、
女川駅では、目の前に広がる海の景色を遮らない「海が見える」まちづくりを作り上げました。




私が行った時は、まだ内装工事中だった中も・・・


現在は設備が整い、あとは「まちびらき」の日を待つだけです。

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この女川駅を設計したのは、日本だけでなく世界で活躍している建築家の 坂茂さんです。
坂さんは、一般住宅から文化施設の建築だけでなく、世界各地の被災地支援にも積極的に取り組んでいます。
東日本大震災では、避難所の間仕切りとして、坂さんが設計した簡易的な間仕切りシステムが導入されました。
また女川町では、多層仮設住宅を設計しています。
町の約8割が被災し、仮設住宅を建てる十分な平地がない中で、坂さんが提案したのは、海上輸送用のコンテナを使った3階建仮設住宅です。

坂茂建築設計
http://www.shigerubanarchitects.com/
この仮設住宅は、狭い土地に多くの戸数が確保できるだけでなく、
耐震性、断熱性、遮音性、耐火性にも優れており、
「仮設住宅」としてのストレスが緩和できる構造です。



昨年には、建築界のノーベル賞と言われている「プリツカー賞」を受賞しました。

プリッカー賞(Pritzker Architecture Prize)は、建築家の業績を讃えるために1979年にアメリカにて創設されました。「建築界のノーベル賞」と言われる名誉ある賞で、日本では、坂さんも含め7名の建築家が受賞しています。

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世界でも有名な建築家が今回手掛ける女川駅は、鉄骨造り3階建てで、高さ 約14メートル、床面積約900平方メートルと大きな駅です。



その大きな1つである女川駅が3月21日(土)に、皆さんの前にお披露目されます。
駅舎には、2階には温泉浴場、3階が展望フロアで、そこからは女川湾が一望できるようになっています。


駅周辺の建物が並ぶのは、今年の秋頃です。
その前に完成する女川駅。
再開まで残り約1週間です。

カウントダウンも残り2です。

次回は、駅の中にある「温泉施設ゆぽっぽ」について紹介します。

(取材日 平成27年1月23日)