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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年3月23日月曜日

2015年3月23日月曜日16:17
こんにちは、にゃんこです。

国連防災世界会議も終わり仙台市内にも再び穏やかな日常が訪れました。
徐々に気温も上がり、そろそろ桜の待ち遠しい季節。

そこで今日は、ある桜にまつわる特別なイベント情報をお知らせしたいと思います。

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その桜があったのは、宮城県の南部、名取市閖上地区にある「日和山」。
舟見のために築山されたという標高6.3mの小高い丘です。

震災後の日和山

そこにはかつて8本の桜(ソメイヨシノ)が植えられていました。

しかし、4年前の3月11日。

海岸から約700mの場所に位置する日和山にも頂上からさらに2mを超えると推定される大津波が押し寄せました。

それでもなんとか残った2本の桜。

大津波をかぶりながらも2012年、2013年と2年に渡り見事な花を咲かせてくれました。
そして3年目となる2014年、とうとうその2本の桜に花が咲くことはありませんでした。

伐採された日和山の桜。2014年6月撮影

「この桜をただ伐採するのではなく、震災の記憶の継承、困難にも諦めてはいけないという桜からのメッセージを世に継承しなければならない」


伐採された2本の桜の木を引き取り、新たな命を吹き込み、復興に向かう閖上の未来づくりのお手伝いをしたいと立ち上がった方がいらっしゃいます。

2014年9月に「閖上クラフトエイド」実行委員会を立ち上げた横尾和義さんです。
横尾さんは山形出身、現在も山形に住んでいらっしゃいます。
学生時代から社会人まで18年を過ごした宮城県は横尾さんにとって第二の故郷。

「このイベントを通して多くの犠牲者の方の死を無駄にしないために声を上げ、ささやかでもより良い未来のために変化し続けるひとつの機会が生まれてくれたら」と横尾さん。

この想いを胸に「閖上クラフトエイド」開催ため準備を進めてきました。

そしてついにこの春、「閖上クラフトエイド2015」が開催されます!
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閖上クラフトエイド2015

日時 : 2015年4月26日(日) 8:00~15:00
会場 : ゆりあげ港朝市会場敷地内 (名取市閖上5-23-20)
内容 : 桜の木を使った手工芸品の販売など。ゆりあげ港朝市も同時開催!
主催 : 閖上クラフトエイド実行員会
後援 : 名取市、名取市教育委員会、河北新報社、エフエムなとり
協力 : ゆりあげ港朝市協同組合、合同会社つながる木っと

◆問い合わせ◆
閖上クラフトエイド実行委員会
https://www.facebook.com/yuriagecraftaid
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たくさんの手仕事人により新たに命が吹き込まれた2本の桜。

まず最初に、「閖上」の文字を記した木札のお守りとしてリメイクされました。

イベント当日は200個限定で販売。(1個300円)

制作したのは岩沼市の「合同会社つながる木っと」
震災ガレキを使用して木工製品の製造・販売を行っています。

“困難にも諦めてはいけない”という想いが込められています。


こちらは、桜の樹皮を和紙の繊維に混合させて制作されたオリジナルの和紙です。


400年の歴史を誇るという、仙台唯一の手漉き和紙「柳生和紙」をたった一人伝承している、佐藤ふみゑさん(柳生和紙工房)の手により制作されました。

こちらの和紙は、名取市立閖上小学校をこの春卒業する卒業生の保護者会に寄贈されました。
親から子に贈る“第2の卒業証書”として使用されたそうです。

また、桜の木は宮城県七ヶ宿町の伝統として息づく「炭焼き」によって木炭としても生まれ変わりました。
2014年11月には炭焼きワークショップも開催されました。

七ヶ宿で活動する「水守人の会」の協力によりワークショップを開催

出来上がった桜の木炭は、イベントでも販売されるそうです。


「このプロジェクトのキーワードは“手仕事”です。
多くを失ってしまった閖上で、自らの手でものを創っていくことを生業とするものづくり作家に集まっていただき、閖上の名物『ゆりあげ港朝市』と一緒に開催することになりました。

また現在、その資金を集めるべく『READYFOR?』というクラウドファンディングにも登録しています。これは志を持つ人がそのアイデアを披露し、それに賛同する多数の支援者からネットを通じて必要資金を支援して貰う仕組みです。
閖上クラフトエイドのプロジェクトを成功に導くため、力を貸していただきたいのです。
寄付をいただければとてもありがたいです。こんなことやってるよとシェアしていただけることもありがたい。
どうぞよろしくお願いいたします」と横尾さん。

READYFOR?

募集終了日まで残りわずかとなっております。
ご賛同いただける方はご協力をお願いします。

そして4月26日(日)、閖上の元気な姿をぜひ見にいらしてください!



(取材日 平成27年3月23日)