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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年2月14日土曜日

2015年2月14日土曜日12:41
こんにちはkaiiです。
平成27年1月31日から1泊2日で、被災地観光ツアー「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅~」が開催されました。
このツアーは、地域力の衰退に危機感を持つ地域住民たちが立ち上げた浦島地区振興会と、日本国際ボランティアセンター(JVC)気仙沼事務所が共同で企画しました。


「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅~」の様子
(平成27年1月31日撮影)

今回で3回目になるツアーには、中部地方や関東地方などから16人が参加しました。
前日からの、大荒れの天気の影響が心配されましたが、プログラムの一部を変更して無事開催されました。



気仙沼市大浦地区にある、株式会社マルニシ大浦工場では、旬のワカメのボイル作業の見学を行う予定でしたが、悪天候の影響でワカメの水揚げがなかったため、ワカメのボイル作業の見学はできませんでした。

工場内で震災当日の様子の説明を受ける参加者たち


マルニシ大浦工場の荒川誠工場長から、ボイルラインと工場施設、震災当日の様子について説明を受けました。

津波で工場内は3mほど浸水しました


荒川工場長は、「ワカメのボイル作業の最盛期を目前にして東日本大震災の被害を受けました。大きく長い揺れに異常を感じた作業員たちから、『この地震はおかしい』と声が上がりました。
明日以降のことは電話で連絡することを伝え、作業員たちを帰宅させました」


ワカメについて説明する荒川工場長
「本社工場も含め人的被害はありませんでしたが、工場設備が大きな被害を受けました」

真剣な表情で説明を聞く参加者たち


「震災後、この工場は、機械類も含めて修繕しましたが、海のそばにあるため、日常の作業を行うには危険と判断されました」

津波で工場の前の畑だった土地は侵食され海になりました


「今は、ワカメ、コンブのボイル作業の時期にのみ工場を稼動させています」と説明されました。
ツアー参加者は、震災当日の様子、ワカメ、コンブがシーズン中に生産される数量などについて興味深く聞いていました。


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神奈川県から参加した恒川千代子さんは、今回のツアーの参加も含め、震災後4回、気仙沼市を訪れています。
「もっと目に見えて『復興』を感じられると期待して来ましたが、前回訪れた時と余り変わっていなくて残念でした。早く町が復興するといいです」と感想を話しました。

ワカメを熱湯で湯がいて試食するツアー参加者たち


愛知県名古屋市から参加した新野裕史さんは、「3年ぶりに気仙沼に来ました。もっと町が復興していると思っていました」

「津波後、土地の嵩上げ工事が始まってから4年。本格的な町の復興はこれからだと思います。私は、自分たちが被災地を訪れて周りにその様子を伝えることで、被災地に関心を持ってほしいと考えています」

「私たちが発信することで、ひとりでも多くの人に被災地を訪ねてほしいです。被災地でお金を使うことも復興の後押しになると思います。私たちにできることを継続していきたいと思います」と話しました。




参加者たちは工場が準備した、ワカメを熱湯で湯がいて試食しました。



熱湯に入れると数秒で、茶褐色のワカメが鮮やかな緑色に変ります。
参加者は、その様子に歓声を上げていました。

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この後、参加者たちは、地域内の散策などを通じて地域住民と交流を深めました。
「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅~」ツアーは、平成27年3月28日(土)、3月29日(日)(締め切り:3月10日)にも開催される予定です。

被災地の人とふれあえる、「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅~」に参加してみませんか。


(取材日 平成27年1月31日)