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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年2月16日月曜日

2015年2月16日月曜日8:00
こんにちは、にゃんこです。

2月8日、以前ココロプレスでも紹介した「支え合い ありがとう♥コンサート」が開催されました。

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2015年1月9日 金曜日
感謝を伝えたい人へ音楽の贈り物「支え合い ありがとう♥コンサート」開催!
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/01/blog-post_77.html
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家族や友人など大切な人を誘って一緒にコンサートを楽しもうという、一人ひとりの感謝の気持ちが込められた特別イベントに、当日は150名ほどの来場者がありました。

主催は、「仙台市社会福祉協議会 中核支えあいセンター」「公益財団法人 音楽の力による復興センター・東北」

開催にあたり「仙台社会福祉協議会 中核支えあいセンター」所長の菅原潤一郎さんより挨拶がありました。

「東日本大震災から来月で丸4年になります。まだ4年、あるいはもう4年と時の長さを感じるのはさまざまだと思いますが、悲しみや苦しみと向き合いながら苦難を乗り越えて今日まで歩んでこられたのは皆さん一緒だと思います。

お一人お一人の努力はもちろんですが、倒れそうになったとき、くじけそうになったとき励ましてくれたりなぐさめてくれたり、時には具体的に支援してくれたりと、その陰に支えてくださった方がいらっしゃると思います。

そこで中核支えあいセンターでは、その方に感謝したい、ありがとうの気持ちを伝えたいと思う方々のために素敵な場を設けたいと考え企画しました。ぜひ一緒に楽しんでください」


「公益財団法人 音楽の力による復興センター東北」は、仙台フィルハーモニー管弦楽団をはじめとするプロの音楽家の方々が集まり、東日本大震災後から2週間後に結成。
被災された方々の心に寄り添い、地域再生のための希望の灯をともすことを願って被災地域で復興コンサートを開催するなどの活動を続けていらっしゃいます。

この日はなんと450回目の復興コンサートでした。

「公益財団法人 音楽の力による復興センター・東北」の事務局 千田さんより挨拶がありました。


「私たち『公益財団法人 音楽の力による復興センター東北』は、2011年3月26日に第1回の復興コンサートを行いました。2011年4~5月には、仙台駅前のAERやヤマハ仙台店の前で、毎日この場所に行けば音楽が楽しめるという場を作っていこうと多くの音楽家の皆さんの協力を得て活動を行っていました。

その後は避難所や学校、仮設住宅の集会所、お寺、最近では復興公営住宅の集会所をお借りして小さなコンサートを開催しています。

私どもの活動に賛同し、国内外から寄付を寄せていただいた多くの方々のお気持ちを元にして活動を続けています。音楽家の皆さんにも有償ボランティアということで協力を頂きながら活動を続けています

本日演奏してくださる『杜ノ響金管五重奏団』のメンバーは、ヤマハの講師として東北各地の吹奏楽の子どもたちや一般の吹奏楽団の指導にあたられており、仙台、福島を中心に演奏活動も行っていらっしゃいます。金管アンサンブルらしい華やかな音色をお楽しみください」

(左から)ホルン 山本大さん、トロンボーン鈴木正之さん、チューバ古山理樹さん、
トランペット櫻井伸泰さん、トランペット高田真由美さん

「ウィリアム・テル」序曲より「スイス軍隊の行進」や「エーデルワイス」。「ドレミの歌」などの「サウンドオブミュージックセレクション」など親しみのある楽曲が次々登場。

金管楽器にほとんどなじみのない私にとって、演奏できる方は憧れの存在!
「かっこいいなぁ」と、仕事を忘れてついつい見とれてしまいました。

そして演奏の合間にはそれぞれの楽器についての紹介や楽器にまつわるお話なども。
水牛の角を吹いたりガス管を使って音を出したりなどのさまざまなパフォーマンス、そして時には笑いを交えたお話に会場も盛り上がりました。

ガス管からトランペットの音が!

ちなみに、ガス管の長さが3.7mでホルン、138cmでトランペットの音になるんだそうです。

それぞれの楽器のマウスピースを披露。
金管楽器の音を出すコツは口がゴミに入ったときにするゴミ飛ばしのような口をすることなんだそう!

最後は「川の流れのように」で会場の皆さんと一緒に大合唱。
「杜ノ響金管五重奏団」が織りなす優雅なアンサンブルに、会場は温かな空気に包まれました。


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福島県南相馬市から仙台市若林区に孫を頼って避難してきたという女性にお話を伺うことができました。
この日は息子さんのお嫁さんと一緒に参加されていらっしゃいました。

「世界一仲が良いのよ」というお義母さんに、「だって二人で助かったんだもの。一人でいたら助からなかった」とお嫁さん。

自宅でお店を営んでいらっしゃいましたが、地震により全壊。

「家がべちゃっとつぶれてしまって。二人で家の中にいたんだけど、ちょっと隙間ができたから助かったの。怖くて足が前に動かなかった。津波は来なかったけど、防災無線が壊れていたのか聞こえなかったんです」とお嫁さん。

「音楽が元々好きだから今日はすごく良かった!誰も知らないところに避難してきたから家から出るという機会をいただいたこともうれしいですね」とお義母さん。

お二人は、中核支えあいセンターが主催している交流サロンにも毎月参加。
「お茶を飲みながらみんなと話ができることが楽しい」と、とても素敵な笑顔でお話してくださいました。

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実はこの日のパンフレットには、プレゼントした方からの「ありがとう」のメッセージが掲載されていました。


・夫へ
復興はまだまだ先になるけれど、これまで一生懸命頑張ってくれてありがとう。
これからも一緒に頑張ろう。

・友人へ
同じ地で互いに地獄を見、子どもたちを頼り仙台へ。そこでばったり会いうれしかった。
あの日あの時のことは忘れることができません。時々会って話したり、メールしたり心の支えになりました。
3年9カ月が経ちました。少し会うことは少なくなりましたが、ずーっと頼りにしています。よろしくね。

・友人へ
知らない所に引っ越してきて、不安な自分にいろんな情報をありがとう!
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華やかで温かみあるある金管五重奏の音色、そしてみなさんの「ありがとう」の言葉に、
私もたくさんの元気をいただきました。


(取材日 平成27年2月8日)