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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年1月6日火曜日

2015年1月6日火曜日8:00
石野葉穂香です。

2015年のスタートです。

昨年の12月31日は、宮城県下の広いエリアで雪が降り、日付が変わったころも、まだ降雪は止んでいませんでした。

私は、ここ数年、初日の出を見ていませんでした。
久しぶりに見たい。
そう思って「海辺は晴れそうかな?」とSNSでつぶやくと、南三陸の知人からは「だいぶ積もってますよ」と返事が・・・。

3時頃、空を見上げると星がぽつりぽつり。
除雪車が、もう稼働していました。
そのエンジン音に励まされ、ダメもとで、南三陸町へ出掛けてみることにしました。

6時15分ごろ。
右の島影は荒島です

6時ちょっと前、南三陸町志津川の荒島前の浜に到着しました。
水平線には、山のシルエットのような雲が横たわっていましたが、頭上には濃藍色の明け空が。
初日の出が期待できそうでした。来てみるものです。

荒島の砂浜は、昔は、例年300人以上の方が来られるという初日の出スポットです。
でも、この日は降雪で諦めた方も多かったようで、ちょっと少なめでした。

これもまた『出会い』です。
薄明かりの中で、何人かの方の写真を撮らせていただきながら、日の出の瞬間を待ちました。

よく見ると裸足?
元気がうらやましいです
7~8人の男子高校生グループは、波打ち際で友だちと相撲をとったりするほどの元気組。
全員の集合写真を撮らせていただきたかったのですが、「代表で」ということで、お2人が撮影に応じてくれました。
スケッチブックに書いてくれた文字は『夢』です。
夢を描き、かなえて行く子どもたち。
その元気があれば、きっと大丈夫
女の子たちのグループにも声掛けさせていただきました。
「高校生?」「はーい。JK(女子高生)でーす!」とこちらも元気な声。
スケッチブックにサインをお願いすると「何て書く?」「やっぱりこれかな?」
ということで『みんな笑顔』と書いてくれました。
高校は別々だそうですが、みんな志津川っ子。
明るい笑顔を見せてくれました
荒島へ渡る桟橋の上にいた女性。こちらも高校生でした。
お話しを伺うと、お2人は中学校時代の同級生。でも、震災後、まりんさん(左)はお隣の登米市へ引っ越し、しょうこさんはご両親の転勤で、現在は広島にお住まいなのだそうです。
「だから再会するのは3年ぶりなんです!」
3年ぶりの再会というお2人。
いつまでもずーっと仲良しでいてくださいね

日の出の時間は6時57分でしたが、水平線には雲があって、太陽が、その雲の上から顔を出したのは7時5分を過ぎたころ。
陽光が差すと、寒かった浜辺が、急に暖かくなったように感じられました。
「出たー」「あったかーい!」「太陽ってすごい!」
歓声が上がりました。

雲があって、顔を出すのはちょっと遅れましたが、
澄み切った空気を切り裂く眩しい光がとても美しく、印象的でした
いちばん最初に昇る太陽。初日の出。
そのとき、「年神様」が現れると信じられています。

「年神様」は、五穀豊穣の神様で、新しい年を司ると言われています。
そして、その年神様を真っ先にお迎えにあがるのが「初日の出を拝む」ということ。

彼方の山は志津川のシンボル保呂羽山。
年神様が南三陸に降臨された瞬間です

未明の荒天から一転して、清澄な大気とやさしく穏やかな光に包まれた海、山、そして町。

初日の出を見に来ていた皆さんにとっても、きっと年神様が降臨したもうた大地にも、『夢』と『笑顔』がいっぱいあふれる、豊かな一年でありますように。

そして、『再会』も、新しい『出会い』も、ますますたくさんかなえられて行きますように。

(取材日 平成27年1月1日)