header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年1月12日月曜日

2015年1月12日月曜日8:00
皆さんは、「気仙沼」と聞いて思い浮かぶ物はなんですか?
kaiiは、まず「カツオ」「サンマ」などの魚介類を思い浮かべます。

以前ココロプレスで、「さんまやき」のお菓子を、キッチンカーで移動販売している菊地隆太郎さんをご紹介しました。

2014年5月21日水曜日
「いらっしゃいませ!自慢のさんまやきいかがですか」
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/05/blog-post_3071.html

菊地さんは、震災直後から「自分は、ふるさと気仙沼のために何ができるだろう」と強く思うようになりました。

震災後の1年間、菊地さんは東京で高齢者介護の仕事をしてお金を貯め、商売を始めるための情報を集めました。
平成24年12月に気仙沼に帰郷し、インターネットなどで情報を集め、試行錯誤の末に、サンマの形をしたたい焼き「さんまやき」を完成させました。

菊地さんの焼くさんまやきは女性におやつとして人気です

平成25年4月から自分で塗装したキッチンカーで「さんまやき」の移動販売を始めました。

========================

菊地さんは平成26年5月に取材させていただいた折、「さんまやきの移動販売でお金を貯めて自分の店を持ちたい」と話していました。

平成26年8月、菊地さんは念願の自分の店「Sanma mia(さんまみあ)」を、県道26号沿いの気仙沼市本郷に開店させました。

菊地さんが塗装したキッチンカー
看板として店先に止められています

菊地さんが店をオープンさせた建物は、沿岸部から1kmほど離れた場所にあります。
震災の津波で床上1.2m程の高さまで浸水し、入居していた店舗が撤退したため、空き店舗になっていました。


さんまやきを焼く菊地さん

菊地さんは店舗内を改装し、キッチンと飲食スペースを設置しました。



店内の改装は業者に任せましたが、テーブルや椅子などは菊地さんが自分で造りました。


菊地さんが手作りしたテーブルと椅子


移動販売では「さんまやき」しか販売できませんでしたが、店舗を構えたことでドリンク、パスタ、サンドイッチなどの軽食メニューも提供できるようになりました。



菊地さんの一押しは、カツオ漁船の入港などでも縁のある、宮崎県の郷土料理「冷や汁」をヒントに考えたメニュー「ぶっかけさんま汁」です。





「ぶっかけさんま汁」は、気仙沼市南町で被災した居酒屋「九菜や(くなや)」さんと一緒に考え、開発したメニューで、「Sanma mia(さんまみあ)」と「九菜や」両店で味わえる「うどん」です。




菊地さんは、開店から4カ月を振り返って、商売の難しさを感じていると話します。

「移動販売の時は、イベントの看板を借りて販売活動をしていました。店舗を構えてからは、自分の力だけが頼りだと感じます。

これからも『さんまやき』が商売の中心ですが、気仙沼に水揚げされるサンマを食材に加えたメニューを随時追加しながら、自分なりの方法で気仙沼を盛り上げていきたいと考えています」



「気仙沼のSanma mia(さんまみあ)に行けば、面白いサンマ料理が食べられる。そんな店にしていきたいです」と菊地さんは話します。



震災後、集まれる場所が少なくなった、女性や高校生たちに菊地さんのお店は気軽に集まれる場所としても人気です。



「さんまやき」を買いに来ていた市内の女性は、「さんまやきは、おやつには適当な大きさで大好きです」と話していました。

菊地さんの次の目標は、気仙沼で家庭を持つ事です。

(取材日 平成26年11月26日)