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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年1月1日木曜日

2015年1月1日木曜日0:00

石野葉穂香です。

今年もよろしくお願いいたします。

冬の夜、冷たい空気に包まれて星空を眺めていると、
どうしても震災後の数日間のことを思い出します。

あの日、地上では、とんでもないことが起きていました。
でも、街の灯がすべて消えてしまった夜、私たちの頭上に現れたのは、
それまで見たこともなかったような、美しい星空でした。

撮影日/2014年12月10日

「被災して、避難所にいた人たちは、きっと星空どころじゃなかっただろうな・・・」
そう思いながらも、取材のときなどには、
「星、きれいでしたよね ? 」と、尋ねてみたりもします。

すると、
「んだ~。あんな目に遭ったけンと 『ああ、星、きれいだぁ~』 なんて思ってだったナ」
と、おっしゃる方は、実は少なくありません。

地震が起きたとき、私は黒川郡の自宅にいました。
そして夜、外に出て見たら、粒だつような星々が、
真っ暗になった世界の半分を埋め尽くしているのが見えました。

その星空と、
そのとき、ラジオから聞こえてきた
「閖上の街が なくなってしまいました・・・」と、ニュースを伝える
NHKのアナウンサーの方の涙声が、ずっと忘れられません。


・・・・・・・・・・・・・・・・


大自然は、恐ろしい力で、私たちの暮らしを傷つけました。
でも、その一方で、かつてないほどの美しさを空いっぱいに広げて見せてくれた・・・。

皮肉だな、と思いました。
残酷だな、とも思いました。

大自然という、ご機嫌の定まらないものの中で生きている限り、
こんなやり場のない感情は、文字どおり、やり場がなくて、どうすることもできない・・・。

星空を見上げながら、そんなふうに思考が一回りしたとき、
でも、少しだけ、気持ちが落ち着いた気がしました。

大自然には善意も悪意もありません。
ただ、その中で生きていくなら、そこで起きる出来事を、全部引っくるめて引き受けていくしかなくて、
そして、自分がやるべきことを、しっかりやって生きていかなければ・・・。

そんなふうに考えて、気持ちを整理しようと努めていたのだと思います。


撮影日/2014年12月14日

私たちは、同じ星の上で、同じ時代を過ごしています。

昨年の広島県や兵庫県の土砂災害、長野県北部地震、
そして6201人の死者を出した2年前のフィリピンの台風被害、
10年前のスマトラ島沖地震。

そして今月、1月17日で発生から20年目となる「阪神淡路大震災」・・・。

全部、私たちの星で、私たちの時代に起きた出来事です。


撮影日/2014年12月15日
 「ふたご座流星群」

世界中の人たちが、同じ星の上から、同じ星空を見上げて、お互いのことを思っています。
地球を包む星空は、世界中に繋がっています。

人と人とが繋がって、心と心が結ばれて、誰もが明日に向かって元気に歩いて行ける。
そんな当たり前の未来が、きっとまた創られていく。

晴れた日は、ぜひ星空を見上げてみてください。

未来への希望を満タンにして、今年も一緒に歩いてまいりましょう。

(平成27年1月1日)