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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2015年1月27日火曜日

2015年1月27日火曜日9:14
こんにちはエムです。

「名取復興支援協会」理事の太田幸男さん。
背景はボランティアの方たち作:園芸用の白い石でできている日本列島

名取市の復興が早期に達成できるようにと、震災直後からボランティアで支援活動を続け、地元から確かな信頼を得ている「一般社団法人名取復興支援協会」
シリーズでお伝えして参りましたが、最終回となるこの回では、復興支援協会が窓口となり受け入れてきたボランティアの活動の様子について報告します。

前回の記事
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平成27年1月18日日曜日
名取市の復興を願い活動〜名取復興支援協会~その1(名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/01/1_18.html
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2015年1月23日 金曜日
苦悩する支援者~名取復興支援協会~その2(名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/01/2.html
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違う色のかけらにはメッセージが入り
どこからボランティアに来てくれたのかが分かります

前回の記事でご紹介した通り、復興支援協会の活動資金はメンバーの持ち出しと、ごく少数の賛助会員によるものです。多少の補助はありましたが厳しい現状は続いています。

一方、ボランティアを希望する人は多く、復興支援協会では受け入れ窓口になって全国からボランティアを受け入れてきました。
平成25年から昨年までの2年間で延べ人数は2,000人を超えています。

海外から来てくれた人もいます

ボランティアの活動内容は、その時々で住民から寄せられた要望に沿ったものをお願いしてきました。その中で中心に行っていたのはボランティアの受付所になっている「東北復興支援販売所」付近の土地の整備です。

閖上に何とか復興の兆しを見せたいとの思いで始めた整備は、膨大な量の草取りから始まり、菜の花やひまわりの種、花の苗を植えるなど、閖上を訪れた人が心休まるような景観を作ってきました。

ボランティアの中には復興支援協会の苦しい実状を知り寄附金を出してくれた人、自分で苗を買って植えていった人、そして何と昨年6月〜11月末までの約6カ月に渡り、名取市にアパートを借りて協力してくれた方もいたのです。
この取材でボランティアの方のそんな、胸が熱くなるお話を聞くことができました。


「平成25年は関東から来た人が多かったのですが、26年になってやっと宮城(仙台市)の人が来てくれるようになりました。
来年は地元名取(閖上)の人が来てくれるかも、と期待しています。

地元の人と他県の人が一緒に汗を流して、そこでお互いの理解ができて絆が生まれる。その点と点がつながってどんどん太くなって良い関係が築かれるのです。

地元の特に若い人の関心が薄いですね。我々はどんどんつないであげようと思っているんだけど……若い人同士が交流できれば良いのにね」

復興支援協会理事の太田幸男さんが期待を込めて言いました。


実は夏に取材させていただいた時に、ボランティアの方の様子をココロプレスでも紹介させていただいていましたが、あの時は無かった手造りの花壇があちこちに見られます。

どこからか拾い集めた石や陶器や素焼きの破片でできた花壇には、沢山のメッセージが残されていました。


「閖上がまた元気になりますように」(横浜市)
「閖上に笑顔を。花いっぱいになるように」(愛知県)
「いつまでも想っています」(佐賀県)
「みんなに笑顔が戻りますように」(北海道)

「一緒に立ち上がりましょう。声も上げましょう。食と健康」
「閖上に笑顔が生まれますように」
「閖上の皆様、おそろしいつなみを今後に生かします」(京都府京丹後市)
「笑顔の花があふれますように」

「これからも復興活動に協力していきたいです。この出来事は一生忘れません。離れていても心は一つ」(京都府京丹後市)
「閖上が復興し、再び町が戻ることを心から祈ってます。必ずまた戻ってきます」(京都府)


企業からのボランティア支援もありました。
富士電機労働組合、積水ハウス東北工場では年数回、25人〜100人体制でのボランティアを2年連続で派遣してくれました。
またジャンボエンチョー静岡店からはボランティア参加と、1万球のチューリップの球根の寄附もあったのだそうです。

「東北復興支援販売所」裏手はさまざまな人の手による
さまざまな花壇があり、たくさんのメッセージが残されていました

積水ハウス東北工場協力会 ボランティアチームによる花壇

株式会社ジャンボエンチョーによる花壇にも
たくさんのメッセージが残されています

そんな復興支援協会の活動に賛同し、協力してくれる地元の建設会社も現れました。

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ボランティアの宿泊施設オープン(名取市)
2014年11月22日土曜日
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/11/blog-post_81.html

2014年11月25日 火曜日
「まごころ」が触れ合う場所(名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/11/blog-post_32.html
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復興支援協会ではこれからもボランティアを受け入れ、今年も土地の整備を中心に、花の苗を植えたいと考えています。

「この場所は市の契約で一応平成27年度までは許可を得ていますが、ここにいられる限り、今まで通りの活動を行いたいと考えています。

ボランティアに来た人はまた来たいと思うだろうし、我々のような民間で受け入れなければ、もうボランティアは来なくなるでしょう。
我々が受け入れを止めたらその瞬間に、名取市を訪れるボランティア数は激減することでしょう」

復興支援協会では代表理事の川崎正男さんを中心に、何とか支援活動を続ける道はないのかと模索し続けています。

「支援したい人はいます。だけどこちらに受け入れる誰かがいて、その誰かが対応してくれるから支援者が来てくれるんです。
震災後受けた恩と、せっかくつながった関係を途切れさせず生かしていくこと。今それが大事なことです」

そんな川崎さんの言葉が重く胸に残りました。

半年間ボランティアをしてくださった兵庫県の貞岡稔さんが作った渾身の花壇
「大丈夫。私たちもいるからね」のメッセージ付き


あの日、日和山にあった桜樹は
みんなに愛されていましたが、津波に倒され
大半が腐り、廃木となってしまいました。
しかし何とかして残せないかと考え
復興アートとしてこのトーテムポールを作りました。
(兵庫県 貞岡)2014・11・24

ワー王、マサ王、ユキ王子、カンちゃん
サッちゃんの名前が付いたトーテムポールの顔。
もしかしたら復興支援協会のメンバーでしょうか?

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平成26年9月1日 月曜日
閖上を応援するボランティアな人たち(名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/09/blog-post_94.html
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詳しくは下記のホームページを参照のうえお申し込みください。

★ ボランティアを随時募集しています。
★ 「賛助会員」も募集中。

一般社団法人 名取復興支援協会
http://natorifukkou.com/
https://www.facebook.com/fukonatori

(取材日 平成26年12月17日)