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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年12月30日火曜日

2014年12月30日火曜日14:57
今年も皆さま大変お世話になりました。kaiiです。
平成26年も残り少なくなりました。
今年は、豪雨災害、噴火災害、豪雪被害など天災の多い1年でした。亡くなられた多くの方々のご冥福を心からお祈りいたします。



広島県広島市の豪雨災害の被災地
(平成26年11月8日撮影)

東日本大震災から3年9カ月。被災後、4回目のお正月を迎えようとしています。
未だ、気仙沼市ではみなし仮設を含め約8500人の人が仮住まいのままです。
子どもが生まれたため部屋が必要になったなどの理由で、仮設住宅への入居を希望し待機している世帯も46世帯あります。

気仙沼市では初めてとなる災害公営住宅への入居が、平成27年1月31日から開始される予定です。

気仙沼市南郷地区の旧南気仙沼小学校跡に建設中の仮設住宅に入居が決まったという、80代の女性は、現在入居している鹿折中学校仮設住宅を離れることについて、
「鹿折を離れたくはないけどね。子どもたちは気仙沼に帰って来るつもりはないし、私は年を取って行くから、生活の便利な所、体調が悪くなった時にすぐに病院に行ける場所を希望しました。南郷の公営住宅の近くには気仙沼市立病院が近くにあるので入居を希望しました。2月には仮設住宅から公営住宅に引っ越すことが決まっています。
震災以来、同じ痛みを抱える人たちと暮らした仮設住宅を離れる日が近づいて来ると思うと複雑な気持ちです。
終の棲家に移れることはうれしいです。反面、知り合いの多い地域を離れることは寂しいですし、新しい環境に上手くなじめるかも不安です。そんなこと言ってもしかたないですけど・・・」
と話していました。

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防災集団移転の用地の完成と引渡しも進められています。


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平成26年12月22日気仙沼のお正月準備の様子を探しに出掛けました。

この日は、朔旦冬至(さくたんとうじ)でした。
19年に1度だけ、太陽の復活と月の復活が重なる「朔旦冬至」は、大昔よりめったに訪れることのない大変「おめでたい日」とされてきました。

気仙沼市内の神社や「しめ縄」を取り扱う店では、たくさんの人が正月飾りを求めていました。

神社では「切り子」「紙垂」「御幣」「大年神」などを授かります。


気仙沼市内の神社には、午前7時前から正月飾りを求める人が来ていました。
神社の方にお話を伺うと、「震災後、減少していた正月飾りを求める人の数が、震災前の数に少しずつ戻ってきています」と話していました。

気仙沼地方ではお飾りとして「星の玉」が神棚に飾られます

気仙沼の正月飾りは地域によって少しずつ違いますが、「星の玉」「切り子」「紙垂」「御幣」「しめ縄」が飾られます。
沿岸地域の家庭ではタイの切り子も神棚に飾られます


沿岸地域ではタイや網を模した「切り子」がお飾りとして飾られます。
昔から沿岸地域で、「恵比寿信仰」が盛んだったことがうかがえます。

さまざまなしめ縄が売られます


店先では、しめ縄や門松を求めて多くの人が列を作っていました。




餅を売るお店は、お正月の餅を予約する人でにぎわっっていました。



お正月の準備の買い物に来ていた80代の女性にお話を伺うと
「今日(12月22日)は12月の大安の日の中でも最高の吉日。
若い人たちは、「暦」を見るなんてわからないと思いますが、私たちは暦を見て「日の良い日」にお正月の神様をお迎えする準備をしています」
と話していました。



震災の後は、狭い仮設住宅暮らしのため、多くの家庭でお正月の支度も簡素にしなければなりませんでした。
今年の年末は、震災前と同じ様にお正月の準備をする人たちがいることが感じられました。

少しずつ人の心の復興も進んでいる様に思います。
「今年1年、お世話になった神様に感謝し、新しい年の神様を心地良くお迎えする」
気仙沼の人たちの信仰心の裏にある「感謝」の心を感じました。

(取材日 平成26年12月22日)