header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年12月7日日曜日

2014年12月7日日曜日11:05
こんにちはエムです。

今回は、安心・安全な食材を提供しながら、地域と地域、人と人とを結ぶ懸け橋になることで支援活動を続けているお店を紹介します。

その名は一般社団法人「産直広場ぐるぐる」
若林区の農家から朝に仕入れている野菜やお米は、全て無農薬や減農薬のものばかり。


ぐるぐるが運営する、ここ「若林マルシェ」は毎週2日、水曜日と土曜日に開かれます。
朝10時の開店ですが、8時半頃にスタッフが野菜を並べている先から近所の皆さんが集まり、あれよあれよという間に売れていきます。

販売の朝、農家から直接預かっている新鮮な野菜。
全て無農薬・減農薬・有機栽培。
伝統野菜や珍しい西洋野菜など、種類も豊富です

「ぐるぐる」としての活動は、若林区の活性化事業として区から要請を受け、若林区の農家のPR事業として始まりました。前身はNPO法人「冒険遊び場ーせんだい・みやぎネットワーク」の事業の1つでしたが、その理念を継承しつつ独立し、事業を展開しています。

しかし、東日本大震災が発生し状況は一転しました。
震災直後からあった問題や悩みは、時間の経過とともに多様化し、深刻化していることは周知の通りです。
その状況を見た「ぐるぐる」では、農家のPRだけではなく、さまざまな形の支援活動を展開し、行っているのです。

並べている最中からお客さんが買い求めていました

その1つ「おしゃべりサロン」
買い物に来たお客さんであれば誰でも立ち寄ることができるサービスです。中ではスタッフ手作りのおいしい野菜料理を食べながらお茶が飲めます。
「『お茶(じゃ)っこ』していってけさいん」とスタッフが声を掛けるまでもなく、いそいそと部屋の中へ入って行く姿が見られました。

おしゃべりに花が咲く「おしゃべりサロン」

震災直後から野菜の販売を始めたこの場所には、昔から近隣に住んでいる人だけではなく、他の地域から移転し、みなし仮設住宅に住んでいる被災者の方も買い物に来ます。

無料サービスの野菜料理。
スタッフによる料理は作り方も指南してくれます
初めは知らない人同士でも、何度か顔を合わせ「お茶っこ」をするうちに打ち解け、ぐるぐる仲間として自然に小さなコミュニティができていると「ぐるぐる」理事の山田義之さんは言います。

「昔から住んでる人に困ってることを相談したり、自分の住んでいた地域のことを話したり、お互いに情報交換できますし、被災者の心のよりどころにもなっています。
ここはだんだんとそういった場所になっています。
さらにこうして集まることは、防災意識につながるし、若さの秘訣にもなっています」

みなし仮設住宅を離れ、遠くに住むようになった人もいますが、その中には自転車や車で今でも買い物に来る人もいるとか。


「ぐるぐる」ではこの若林マルシェの他に、支援活動の1つという考えのもと、仙台市内の数カ所で「移動販売」もしています。また、仮設住宅や買い物に行けない高齢者、子育て世代などを対象にした「宅配サービス」も行っています。

「移動販売では、私たちは見守り活動に重点を置いています。
違う地域の人が集まっている仮設住宅など、住民同士があまり交流の無い場所でも、『ぐるぐる』に買い物に来る人たちが顔見知りになって親しくなり、お互いに確認する場にもなるんです。
すると、情報交換したり、お互いに支え合ったりできるようになるんですよね。
私たちが見守るんじゃなくて、地域の方同士、皆で見守り合えるようになっているのが、やっていてうれしいことでした」

山田義之さん

「元気な野菜を食べると、みんな元気になる。
皆さんの元気な顔を見ていると、我々スタッフも元気になる。
消費者の皆さんの声を、農家へ行った時に届けると、生産者も元気になる。

消費者の声や生産者の生の声を直接届けられるのは、こうした対面販売だからできる強みだと思っています」

そう話す、ぐるぐる理事の森曉美さんがこの仕事に誇りを持ち、喜びを見出しているのが伝わってきました。

森曉美さん

「復興支援にはいろんな形があるし、これも復興支援の一つの形です。そして他とは違う特色があると思います。
目指すのは、みんながいつまでも元気で、高齢者もできるだけ人の力を借りずに自立していける。そしてそれぞれが寄り添って助け合える。そういう社会を目指したいです」

「笑顔も元気もぐるぐる回っている」
ぐるぐるという名前には、笑顔の輪にぐるっと巻き込みたい。そういう思いが込められているそうです。

食べることが復興につながります。若林区 “元気野菜”

産直広場ぐるぐるスタッフ(後列左より)森曉美さん、諏訪部美枝さん、鈴木裕美さん、鶏徳麻理さん
(前列左より)山田義之さん、今野あけみさん、佐藤祐也さん、槇潤人さん

☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆
【「ぐるぐる」販売所・移動販売】
A 若林マルシェ&おしゃべりサロン(10:00〜13:00頃)・・水曜、土曜
 仙台市若林区3丁目1-18 若林ハイツ103
B 卸町5丁目公園仮設住宅(10:00〜11:30頃)・・・・・火曜
荒井東復興住宅     (14:00〜15:00頃)・・・・・火曜
七郷中央公園仮設住宅 (15:00〜15:30頃)・・・・・ 水曜
アイスクリームとポプリの店  フォンテーヌ(10:00〜11:30頃)・・木曜
 仙台市若林区文化町15-12
仙台YWCA Yわいマルシェ(13:30〜15:00)・・・・木曜
 仙台市青葉区上杉2丁目1-10
お薬師さんの手づくり市(10:00〜15:00)・・・・・毎月8日
 仙台市若林区木ノ下陸奥国分寺薬師堂 境内
H 新寺こみち市(10:00〜15:00)・・・・・・・・・・毎月28日
 仙台市若林区新寺2丁目蓮池公園〜新寺小路緑道

☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆
【宅配サービス】
・「ぐるぐる野菜BOX 」 1,500円(箱代・送料無料)
〈内容〉
「ぐるぐる」で販売している安心・安全な野菜を中心に、旬の野菜、果物を「お楽しみ『ぐるぐる』セレクトBOX」として配達してもらえます。
(※ 配達先は仙台市と仙台市近郊。他の地域の方は応相談)
御用聞き、注文品・お買い上げの品の配達も行っています。

★ 問い合わせ(注文)先
一般社団法人  産直広場ぐるぐる
仙台市若林区若林3-1-18 若林ハイツ105
電話:080-1692-4633
santyokuhiroba_guruguru@yahoo.co.jp
http://santyokuhirobaguru.wix.com/guruguru

(取材日 平成26年11月12日)