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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年12月24日水曜日

2014年12月24日水曜日9:20
音楽を聞くと気持ちが癒されますね。震災後、童謡「ふるさと」が好きになったkaiiです。

先日ご紹介した「鈴木金物店」の鈴木敦雄さんは、輸入品を中心にオーディオ機器の販売もしています。

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2014年12月17日 水曜日
昭和の香り漂う金物店!震災に負けず営業中(気仙沼市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/12/blog-post_97.html
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東日本大震災の前、鈴木さんは気仙沼市役所から徒歩2分ほどの場所で「ミュージック・クラブ&真空管」というヴィンテージ真空管の販売店を開いていました。
30年程前から始めた鈴木さんのヴィンテージ真空管とオーディオ販売店は、雑誌などにも取り上げられ全国的に知られていました。

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震災の津波で、鈴木さんは店とオーディオ機器の修理や補修のために集めてきた真空管や部品など、ほとんどの商品を失いました。

「ミュージック・クラブ&真空管」の入居する
気仙沼市魚町の仮設店舗

震災後、鈴木さんにクラシックオーディオの愛好者から、店の再開と修理の依頼を望む問い合わせが寄せられるようになり、鈴木金物店の入居する仮設店舗で「ミュージック・クラブ&真空管」を再開させました。

「ミュージック・クラブ&真空管」が取り扱っている
真空管のメーカーが記されている店頭広告
ヴィンテージ真空管は仕入れ先のほとんどが海外のため、仕入先を探すのが難しいと鈴木さんは話します。

真空管アンプ
新品を注文したのに中古品が届けられたり、送金しても商品が届かないなど日本では考えられないトラブルを幾度も経験しました。

震災前には30社ほどと取引があり、なかでも信頼できる取引先は5社ありました。
その取引先からも、人気のある真空管や、鈴木さんが希望する真空管の入荷はなかなか難しいと言います。

大型の真空管アンプ
中国などでも真空管の人気が出ているため、震災後、仕入れの環境は更に厳しさを増していると話します。

真空管
鈴木さんはそんな厳しい環境の中でも、真空管アンプやオーディオの販売を続けています。

震災で被災したオーディオ
鈴木さんはオーバーホールして店頭に展示しています
店を再開する際、お客さんの多くは鈴木さんが震災でほとんどの商品を失い販売できる商品が少ないことを理解し、鈴木さんに商品の購入を委託する委託販売に協力してくれました。

鈴木さんが震災前に広告を出していたオーディオ専門誌「MJ」は、鈴木さんが店を再開する際には「ミュージック・クラブ&真空管」の広告を無料で掲載してくれるなど協力してくれました。

海外から輸入している人気の真空管
鈴木さんは、音楽を真空管アンプで楽しみたいという人たちの「好きな音づくり」のお手伝いを続けていこうとしています。

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真空管アンプを通して聞く音には、柔らかさを感じました。
鈴木さんは、その優しさと音の響きが、「真空管アンプ」の魅力だと教えてくださいました。

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「ミュージック・クラブ&真空管」
http://www.music-tube.jp/

(取材日 平成26年11月13日)