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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年12月4日木曜日

2014年12月4日木曜日15:13
kaiiです。

震災から3年8カ月。長かったような、あっという間だったような気がします。
この間、私は震災前とは比べられないほど多くの人たちと交流しました。
その中で、同じ日本人でも、方言で話すと上手く意思が伝わらなかったり、同じ言葉でも地方によって、違う意味になったり、文化が少しずつ違っていて、今まで知らなかったことを知る機会も増えました。
多くの人と交流することで、「自分のまちの魅力」を再発見したこともたくさんあります。

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平成26年10月25日、気仙沼市で開催された「第3回 女性の復興カフェin気仙沼」では、気仙沼に住む外国人の女性たちに「気仙沼の自慢」と「母国の文化」の自慢を、気仙沼の女性には、「気仙沼の自慢」として地域の風習や文化について紹介してもらい、その後「食」などを通じて気仙沼の魅力を話し合いました。

フィリピン料理のお弁当を食べながらお料理について話し合う女性たち

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阪神・淡路大震災から20年を迎える「神戸市の復興」について、「FMわいわい」の総合プロデューサー金千秋さんからお話を伺いました。

現在、金千秋さんは、阪神・淡路大震災の激甚被災地であった長田区にお住まいです。
2年前に誕生した、「キムチ・アキ」として、神戸市長田区の多文化イメージキャラクターになっています。

神戸市の復興について「FMわいわい」の総合プロデューサー金千秋さん

金千秋さんは、長田区のまちの成り立ちと、阪神・淡路大震災からの神戸市の復興について話しました。

神戸市長田区は古くから在日コリアンが生業としてきた「靴のまち」として栄えました。
靴の内職の仕事で、在日コリアンの女性たちも収入を得たことで、美容室や喫茶店に行く回数が増えたり、キムチを漬けるのが上手な女性がキムチを販売する商売を始めたりしました。このように多文化共生地域の特性が育んだ「女性たちが仕事につくこと」、「収入を得ること」など、女性の社会参画について熱く語りました。



金さんは、「地域の中には地域の特徴があります。その特徴のあるものを将来に渡って展開していくことが大切です」と話しました。

「ひとりひとりが知恵を育む」
「ひとりひとりの実力を育てる」
「ひとりひとりの行動を充実させる」

「違いのある一人ひとりがつながることで、一人ひとりが力をもっていくことの必要性」について強調していました。



金さんは、災害は、「破壊」だけではなく、新しく何かを生み出すきっかけになると話しました。

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「バヤニハン気仙沼フィリピーノコミュニティー」の副代表、及川ジェンさんがフィリピン料理を紹介しました。

フィリピン料理の自慢をする
バヤニハン気仙沼フィリピーノコミュニティーの副代表、及川ジェンさん

及川さんは、フィリピン料理の実物を持って来て、ひとつずつ説明をしました。
気仙沼から参加した人たちは、初めて食べるフィリピン料理を「おいしいねぇ」と食べていました。

「シニガー」という酸味のあるスープが特に大人気でした。

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気仙沼の自慢をする
「バヤニハン気仙沼フィリピーノコミュニティー」代表 高橋レイシェルさん

気仙沼に嫁いで20年の「バヤニハン気仙沼フィリピーノコミュニティー」代表の高橋レイシェルさんは「気仙沼の自慢」として気仙沼の料理とお祭りについて話しました。

特に「あざら」という気仙沼の郷土料理について、味や香り、見た目がとても苦手だった思い出を話して会場の女性たちから共感を得ていました。

気仙沼の郷土料理「あざら」
*あざら:気仙沼市の家庭料理。アカウオなどのアラと古い白菜漬けを酒かすなどと煮た物
      独特の風味で酒のあてなどに人気があります。各家庭の味があり女性たちはそのでき上がりを自慢し合いま 
       した。

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気仙沼おとひめ会の吉田さんは、気仙沼で20年ほど前まで行われていた年中行事、お料理、お正月飾りの飾り方などについて話しました。


少しずつ簡素化されている地域の行事、年中行事には「慈しみ」、「感謝」、地域と人を大切にするつながりがあったことなどを紹介しました。

気仙沼地方の神棚飾り(一例)
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その後、「気仙沼の自慢の場所」、「気仙沼の自慢の食べ物」などをテーマに、「マップづくり」のワークショップを行い、思い思いの「大好きな気仙沼」をグループに分かれて話し合い、発表しました。

気仙沼の自慢を地図にして紹介する参加者
初めて「復興カフェin気仙沼」に参加したという60代の女性は、「初めて参加してとても楽しかったです。講師の先生の話を一方的に聞くだけでなく、自分の意見が話せたり、他の人の考えが聞けたりして本当に良かったです」と話していました。

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主催した「多文化と共生社会を育むワークショップ」の山地久美子さんは、「気仙沼で開催する”女性の復興カフェ”は今回で3回目です。今後、気仙沼の女性に、このカフェの運営を続けていただいて、もっともっと自分たちの地域づくりについて皆さんがいっしょに、参加する仕組みを作り出してほしいです」と話していました。

同日、女性の復興カフェは陸前高田市、翌日には釜石市でも開催されました。
沿岸被災地の女性たちがつながり、互いに抱える問題を、共有するきっかけになればと企画されました。

同様の交流が、12月には南三陸町と釜石市で計画されています。

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今後の予定

(1)第5回 「女性の復興カフェin釜石」

 開催日時:平成26年12月6日(土)午後1時30分から午後4時
 会場:サンルート釜石 「桐の間」

(2)復興音楽カフェin南三陸

  開催日時:平成26年12月7日(日)午前11時~午後12:00
  会場:くつろぐはうす
      宮城県南三陸町入谷字鏡石5-3

復興音楽カフェin南三陸フェイスブック
https://www.facebook.com/fukkouongakucafe?notif_t=page_new_likes

主催:多文化と共生社会を育むワークショップ
    080-1483-6641(山地久美子)
    tabunkaws@gmail.com

協力:(科研)復興・防災まちづくりとジェンダー

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(取材日 平成26年10月25日)