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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年11月8日土曜日

2014年11月8日土曜日9:13
こんにちは、Chocoです。
10月14日、台風19号が宮城県を直撃しました。
今回も宮城県内のあちらこちらで冠水や浸水の被害が発生しました。
雨量も、24時間の間に石巻市雄勝町で209.5ミリ、女川町で194ミリを観測し、多大な被害を受けました。
石巻と女川を結ぶ国道398号線では道路排水設備が壊れて冠水して半日通行止めとなり、女川町は一時的に陸の孤島となりました。
女川町地域医療センターから

浦宿駅前
雨は朝には上がって、30cm以上冠水した道路も、半日後には通れるようになりました。
全国的に気候の変動が激しいので、皆さんも体調管理をしっかりして、風邪などひかないように気をつけてください。
食欲の秋ですから、美味しいものをいっぱい食べて乗り切りましょう!!

さて、今回紹介するのは、台風19号が宮城県にやって来る前の週末に開催されたイベントのお話をしたいと思います。
そこにも秋の味覚、海の幸が盛りだくさんでした!!
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「第15回商工祭 女川サイコーまつりpart2」


きぼうのかね商店街で開催された商工祭は、今年で第15回を迎え、終日たくさんのお客さんでにぎわいました。
会場では、ゲームコーナーや物産ブース、ホタテやイカなどの海鮮焼も並び、地元のお母さんたち特製秋刀魚のすり身汁も無料で振る舞われていました。
そして、「たも網すくい」も4年ぶりに復活しました。

出店では、商工事業者の人たちが活気の良い声で呼び込みます。

皆さんとっても笑顔がすてきでした。


そして、女川町のサッカーチームコバルトーレ女川の選手たちもブースに立ち、海鮮焼の手伝いや、商品販売も行っていました。





地元の若者集団、福幸丸のみなさんもイベントに参加していました。

 そして、ステージでは、股旅(またたび)演芸も午前、午後の2部構成で行われ、しなやかな舞踊でお客さんを魅了しました。

女川の元気なお母さんやお父さんとふれあい、そして美味しいものをたらふく食べられ、みんながにぎわい、楽しいイベントでした。
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今回は、このイベントの中から2つを紹介したいと思います。

 まずは、私が追っ掛けをしていた女川小学校のキッズダンサーたちです。

2014年10月11日
『ダンスの先生が女川へやってきた』
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/10/blog-post_74.html

2014年10月 日
『ダンスの先生が女川へやってきた 続編』

なんと!商工祭のオープニングを飾りました。


2週間、計4回の練習の成果を出す時です。
子どもたちは、お揃いの衣装と前日にC-ONE先生からもらったブレスレットを付けて、本番を迎えました。



衣装制作:D-BONS
お揃いの衣装とお揃いのブレスレットを付けて準備万端です!!


本番前に円陣を組んで、気合いを入れます。
いよいよ本番です。
練習中、子どもたちの前に立ち踊っていた先生たちも本番は踊りません。


「大丈夫かな・・・」
そんな心配は一瞬で消えました。



家族やお客さん、地元の人たち、そして2人の先生が見守る中、子どもたちは立派に踊り上げました。



普段は無邪気に元気よく走り回る子どもたち、ダンスをしているときは、とても格好良くたくましく見えました。

ダンスショー終了後、
31名を代表して4年生の6人にメッセージを書いてもらいました。

「今までありがとうございました」とわ

「またダンスを教えてね!」ゆい

「今までダンスを教えてくれてありがとう」姫菜

「今度、来たとき、よろしくね!」 木村妃那

「ちはる、しおねぇ、今まで本当にありがとう!」しいな
「ありがとうございました」もえか

「ちはる&しおね 本当にありがとうございました^-^」 
しいな&とわ

ダンスの先生、C-ONEさんとCHIHARUさんが帰る最後の最後まで、一緒にいた子どもたち。
「またね!!」
と言って、別れを惜しんでいました。
女川小学校ダンスキッズ
小学1年生から4年生 31人

「ダンスの楽しさを女川の子どもたちに伝えた」1つの歌のダンスを完成させた子どもたちは、最初の頃に比べてイキイキしていました。
そう思った2人のダンスの先生の想いは、子どもたちにしっかりと伝わりました。

「またきてね!!」最後に交わした約束。
きっと先生たちは果たしてくれます。

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さて、続いて紹介するのは、このセリフから始まります。

「海よ、島を、女川を守るために生まれたリアスの戦士イーガー!
いーが、おめだち、よーく聞げ。女川の平和はオイ(俺)が守る!」
待ってました、イーガー!!と言わんばかりに、客席には人が集ってきました。
リアスの戦士イーガーは、2010年7月に商工会青年部によって誕生しました。
 ※詳しくは、商工会公式ウェブサイトへhttp://onagawa-town.com/syokokai/リアスの戦士イーガー.php


イーガーショーは、笑いあり、涙あり、温かさありの人情喜劇で、
子どもから大人まで多くの世代に愛されています。

女川町を盛り上げるために誕生したヒーローは、震災後も女川町のみんなを元気にするために奮闘していましたが、
今回、4年間の戦いに一旦、ピリオドを打ちます。


悪の親玉ヘドロンを倒しに仲間たちとヘドロンのいる住処に向かいます。
 ※左から
 仮設の戦士 センガーイッキ
 エチゼンクララーゲ怪人 クララーゲ
 リアスの戦士 イーガー
 司会のお姉さん
 カラスガレイ怪人 エンガーワ
悪の親玉、ヘドロンとの対決

悪の親玉ヘドロンを倒し、女川町に静かな暮らしが戻りました。


そして最後にイーガーは、女川の人たちに語りかけました。 

「みんな、今日まで温かい声援、本当にありがとう。
兄さんのことは悔やみきれないけど、
みんなのおかげで、ワルワル団の主謀格ヘドロンを倒すことができた。
これでしばらくの間、女川にも静かな暮らしが戻るだろう。
でもこれだけは、心に刻んでおいてほしい。
みんなの心の片隅に小さいながらも悪の種がある。
それは何だかのきっかけですぐに肥大化してしまう。
悪は人間の悪さにつけ込み
その成長は著しく早い。
でもみんな、そんなときは、あの震災のとき、誰しもが手を取り合った、
あの美しい心を思い出してほしい。
私たちは、あの経験があったから、人間の弱さも強さも知った。
ここに残ったみんなは、きっとこの4年間、弱さを見つめ、そして乗り越えて生きてきた。
だからもう、オラがいなくてもピンチを乗り越えて行ける強さを身につけてるはずだ。
それでもいつの世も悪の種は絶えない。
また第二、第三のヘドロンが現れる日がくるかもしれない。
その時はまた、おいの名前を呼んでけろ。
おいの名前はリアスの戦士イーガー
女川を守る正義の戦士だ!
また会う日まで!!
んでまず(それでは、)ほんでまず(また)」
「女川の子どもたちへ
君達の可能性は無限大だ!諦めずにがんばろう」
                リアスの戦士イーガー

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震災から3年7カ月が過ぎました。
女川では、女川駅復旧作業が、急ピッチで進められています。
完成は来年の春です。
少しずつ新しい町が造られています。
日々変わる被災地の風景、
地元の人々はその姿を見つめて、頑張っています。

町の復興に向け、町内の商工事業者が一丸となって開いた「商工祭〜女川サイコー祭り」
最高の町であることを広く町内外にPRしたいという想い、
女川「最高」と「再興」の意味が込められ、女川サイコーまつりという名がつきました。

女川って楽しいな、最高だな!!と地元の人も町外の人も思える温かなイベントでした。

(取材日 平成26年10月12日)