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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年11月1日土曜日

2014年11月1日土曜日10:54
kaiiです。
急に冷え込みが強くなり、季節は確実に冬へ向かっています。
東日本大震災から3年7カ月が過ぎました。
震災後「生きるため」に一生懸命がんばってきた人たちから「疲れた」とのつぶやきが聞かれます。

被災地の女性たちもこの3年7カ月、家と家族を守ってきました。
震災で子どもを亡くした人、家族を亡くした人、人間関係に疲れ果てた人、仕事を失くした人など被災地に住むすべての人が何らかの被害を受けています。
震災では、多くの地域コミュニティーが壊れてしまいました。コミュニティーが崩れたことで話し相手がいなくなり寂しさを抱えている人も少なくありません。

震災後、編みものをすることが、傷ついた女性たちの癒しと仕事、収入と人との関わり、社会に参加するきっかけを与えました。



「編みもの」という手仕事をする多くの女性から、「毛糸に触っていると優しい気持ちになれる」「編みものをしていると嫌なことを考えずにすむ」「悲しいことを忘れられる」などの言葉を多く聞きます。
「自分が作りだした作品が売れたと聞いた時はとてもうれしかったです」と喜んでいる女性もいました。

編みものをすることが女性たちの「生きるチカラ」になりました。「商品をつくる」ということが励みになっていきました。
「次回の作品は何かな?」楽しみに待つ女性たちの顔に少しずつ笑顔が戻っていきました。

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岩手県遠野市の「合同会社 東北クロッシェ村」から委託を受け、気仙沼市で平成25年9月から「EAST LOOP」の制作活動をする女性たちがいます。
「チーム マァリャガァガァ」の6人の女性たちです。

ブローチつくりの講習会の様子
(平成25年9月1日撮影)


「初心者も多く製作活動がうまくできるのか」と始めた頃は思われましたが、創る楽しさを知って女性たちは時間を忘れて夜遅くまで作品作りをしたと話します。
小さな花のブローチ作りから始めた女性たちは編み物の楽しさに取り付かれ、自分のマフラーや手袋なども編めるようになりました。



「東北クロッシェ村との出会いで女性たちに笑顔が戻りました。夢中になることで『震災を忘れる時間』が増え、心の中にある悲しみや辛さと向き合う時間が減ったおかげだと思います」と「チーム マァリャガガァ」の吉田さんは話します。

「合同会社 東北クロッシェ村」は、岩手で被災地支援をサポートしていた女性たちによって立ち上げられた会社です。現在は、岩手県遠野市の「NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク」と大阪府の「株式会社福市」の協力を得て、手編み商品の企画・製造・販売の事業を運営しています。


「編みものの手仕事を生きる糧と喜びにしてほしい」と話す
NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク」の会長 菊池新一さん(右)
コーディネーターの真山徳子さん(左)山田泰平さん(中央)


「NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク」のコーディネーターである真山徳子さんは、東北クロッシェ村のスタッフも兼務しています。
真山さんは「クオリティーの高い商品開発と製作で販路の拡大を図り、多くの女性に編み手として働いてほしい」と話します。
また、「編みものの手仕事を生きる糧と喜びにしてほしい」と「NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク」の会長菊池新一さんは想いを語りました。

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現在、東北クロッシェ村では編み手さんと毛糸を募集しています。


お問い合わせは「NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク」の山田さんまでお願いします。

連絡先:「NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク」
山田泰平さん
TEL:0198-65-0601
E-mail: yamada.yamasatonet@gmail.com

詳細は以下リンク先よりご確認ください。
http://tohoku-crochet.com/www/?p=144


編みものをすることが、震災で負った心の傷を回復する一助になることを祈ってお話しを伺いました。

(取材日 平成26年10月1日)