header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年11月29日土曜日

2014年11月29日土曜日13:44

ザーリャです。
先日、桂島で開催されたカキ祭りの模様についてお伝えしました。

===================
2014年11月21日 金曜日
実入りは上々、味は極上。桂島カキ祭り【前編】(塩竈市)
===================
2014年11月26日 水曜日
山形から地域をあげて、桂島と共に。桂島カキ祭り【後編】(塩竈市)
===================

今回は、塩竈から桂島への旅の風景や、島の様子をご紹介いたします。


浦戸諸島へ渡る船はマリンゲート塩竈から発着します。塩竈市が運行する市営汽船が、島と本土をつなぐ重要な足となっています。

塩竈市営汽船は、今年で創業70周年。それを記念した「Friend ship! ゆるキャラ丸」には、塩竈市の復興支援に当たった各自治体の「ゆるキャラ」がラッピングされています。


いざ、桂島へ!32分の船旅です。ちなみに、乗船券は桂島までで片道で500円です。


美しい眺めを楽しむには、やはり上部甲板がおすすめです。


津波による座礁から復活した、海上保安庁の「巡視船くりこま」。
船はさらに東の海へ!


この日は低気圧の影響で晴れたり曇ったりと、変わりやすい天気の塩竈湾。しかしそのおかげで、塩竈湾のさまざまな美しい風景を見ることができました。

乗船から、10分後。東の海上に不思議な光景が見えてきました・・・!慌てて写真に収めたのが、この写真。

島が、空中に浮いています。その正体は・・・・


塩竈湾に現れた、珍しい「蜃気楼現象」でした。この日は、気仙沼市でも蜃気楼が観測されたとのこと。注意してみると、「浮島」の下半分は、上の風景の反転像です。

今回の浮島現象は、「上に冷たい空気、下に暖かい空気がある時に見える、下位蜃気楼」という現象なのだそうです。

右端にアンテナが見えることから、どうやら、正体は桂島の風景のようです。


津波で壊滅的な被害を受けた塩竈湾のカキや海苔の養殖事業も、復旧が進んでいます。新しいものでしょうか、カラフルな浮き球が海に映えます。


航路に沿って、おびただしい数の竹竿が刺さっています。これは、海苔の養殖棚です。これから年明けの3月までが、海苔の収穫の最盛期です。


以前は市営汽船の名物だった、ウミネコへの餌付け。しかし、今年の4月からは餌付けが禁止になっています。湾内の島で発生する松枯れの原因のひとつに、ウミネコのフンが指摘されているそうです。この2羽はどこまでも船を追いかけてきました。


雲間から差し込む日差しが海を照らし、幻想的な風景が流れていきます。


松島湾でも有名な島、仁王島です。津波でも折れることなく、今もその姿は変わりません。




『八百八島』といわれる松島の島々のうち、実は半分以上が塩竈市にあります。
日本三景松島の半分は、実は塩竈の風景。そう実感する塩竈市営汽船からの眺めです。


太平洋側とは一転、穏やかな内海に面した桂島漁港に到着しました。時間通りの正確さ!


桂島は、周囲6.8km、人口が約200人ほどの漁業の島です。カキや海苔の養殖が行われています。



外洋に面していない桂島漁港。津波被害が少なかったために、昔ながらの島の風景が残っています。


地盤が沈降したため、漁港の整備は今も継続して行われています。


漁港から集落へ続く道。緩やかな坂道にそって家屋が立ち並ぶ漁村の風景が続きます。この坂道の向こうに、太平洋が広がっています。


坂を上り始めてすぐの場所に「わせねで屋」があります。加藤登紀子さんが歌う「わせねでや」の歌詞の原作を綴った、内海和江さんお店です。今や、島で唯一の商店となりました。



島には、昔ながらの古道や坂道が数多く残ります。


桂島の高台、旧浦戸第二小学校前に復興住宅の建設が進んでいます。今年度中の完成が予定されています。島の多くの方々が、その完成を待ち望んでいます。



旧浦戸第二小学校の校庭は、応急仮設住宅になっています。今年の4月の段階で、17世帯39人の皆さんが生活されています。




後編では、被害の大きかった太平洋側の海岸地帯へ向かいます。

(取材日 平成26年11月16日)