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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年10月14日火曜日

2014年10月14日火曜日10:18
kaiiです。
秋の深まりを感じますね。気仙沼では木々の葉が色づきはじめました。
先日、気仙沼出身で東京在住の友達と電話で話しました。

「皮肉だけど、東日本大震災をきっかけに『気仙沼』の知名度は東京でもアップしたんだけどね。
気仙沼ってどこにあるのか?気仙沼がどんな場所なのかよくわからない人が多いんだよ」
気仙沼出身の友達はそのことをとても悲しく思っていました。

東日本大震災直後の湾内(鹿折地域)
友達は続けて、東日本大震災の時のニュース映像が伝えた「気仙沼湾が燃えています」のニュースが内湾の被害の印象だけを残してしまったのかもしれない。気仙沼が受けた被害の全容が伝えられていないよ」と話します。

「気仙沼にはおいしいものがたくさんあって、きれいな風景がたくさんあって、素敵な人がたくさん居るのに知られていないんだよね。気仙沼の良さが伝わっていないんだと思うよ。それがとても残念だよ」と続けます。

震災後復旧工事が進められた漁船の係留所には遠洋漁船などが係留されています
気仙沼の良さ。気仙沼の魅力。
気仙沼はおいしい魚がたくさん水揚げされる港町。

気仙沼魚市場の近くの漁船係留所にはカツオ漁船も係留されています
(平成26年8月24日撮影)
日本百景気仙沼湾を中心に風光明媚な場所がたくさんある場所。
伝えても伝えきれない魅力をどう伝えるのがいいのかな?と考え始めました。

気仙沼ってどこにあるのか? アクセスは? 何が魅力? 何が自慢? 近くに何があるの?
震災ではどんな被害があったの? 震災をどう伝えていくの?
「ココロプレス」として気仙沼のことはたくさん伝えてきました。
しかし「気仙沼」の「すてき」が伝わっていないことがとても残念でした。

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そこで「仙台」から「気仙沼」までをテクテク電車の旅でお伝えします。

企画チケットで仙台まで出発!
仙台から気仙沼まで企画チケットを利用すると3700円で往復できます。チケットの利用期間も1カ月ととても長いのでゆっくり「気仙沼」を堪能いただけます。ただし途中下車できませんのでご注意ください。
仙台駅から東北本線で小牛田駅まで移動します。小牛田駅で石巻線に乗り換え前谷地駅で気仙沼線に乗り換え柳津駅まで移動します。柳津駅から高速バス輸送システム(BRT)で気仙沼駅まで移動します。所要時間は4時間ほどです。

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さぁ~気仙沼に出発です!


仙台駅を出発するたくさんの電車が見えてきます。
国府多賀城駅のすぐそばには東北歴史資料館があります。


松島、鹿島台などを経由して小牛田に到着です。


昭和の時代、小牛田駅では窓を開けると売り子さんが「小牛田まんぢゅう」を売りにきました。
今も村上屋の「山の神まんじゅう」は人気の商品です。


小牛田駅を出発すると周りは黄金色の稲穂が頭を垂れていました。


小牛田駅を出て石巻線で前谷地駅まではのんびりした田園風景が続きます。眺めていると15分ほどで前谷地駅に到着です。前谷地駅から気仙沼線で柳津駅まで21分です。

北上川の鉄橋を渡る時はドキドキします
一級河川「北上川」を渡る時はワクワクします。

気仙沼線の車両
柳津駅に着きました。

気仙沼市観光キャラクター「ホヤぼーや」と南三陸町復興PRキャラクター「オクトパスくん」が
BRTの車両に描かれています

ここから気仙沼駅まではBRT(バス高速輸送システム)で出発です。
柳津駅を出て、お不動様で有名な「横山不動尊」の前を通り、東日本大震災の大津波で大きな被害を受けた南三陸町へ。


こんな場所まで津波がきたの? と思う風景と、嵩上げ工事の進められている風景を眺めていると
自分の命に同じことが起こってしまったらどの様に避難行動をとれるのか? いつも携帯していると安心な物は何かを考えます。

南三陸町のは震災当時のままの場所も
(平成26年9月20日撮影)
南三陸町に入ると嵩上げされた土地の風景と付け替えられた道路、土埃と大型の重機や車両が目に飛び込んできます。



志津川駅の近くには「南三陸さんさん商店街」があります。

南三陸さんさん商店街の様子
(平成26年9月27日撮影)
南三陸町のおいしい食べ物を求めることができます。季節の「南三陸きらきら丼」をいただけます。

チリ共和国から贈られたモアイ像がお出迎え
(平成26年9月27日撮影)
モアイ像が出迎えてくれます
南三陸町から気仙沼までは約1時間30分の旅です。

南三陸町歌津伊里前の「伊里前福幸商店街」の様子
(平成26年9月20日撮影)
南三陸町歌津では、津波が高い場所にあった駅も飲み込みました。
歌津駅から徒歩4分の場所にある「伊里前福幸商店街」には、Jリーグのサッカーチームの旗がたくさん掲げられています。


歌津駅からたくさんのトンネルを通って海岸線へ出てきました。

陸前小泉駅につながる架橋も震災の大津波に破壊されたままです
(平成26年9月20日撮影)
サーフィンの名所だった「小泉海岸」。


近くにあった陸前小泉駅には今も震災の跡が残っています。


大谷海岸駅の近くには大きな土嚢が積まれています。遠浅の海水浴場だった大谷海岸駅の近くにも防潮堤の高さが示された看板が建てられています。


陸前階上駅まできました。陸前階上は景勝地「岩井崎」の近くです。
駅から岩井崎までは徒歩30分ほどです。

気仙沼市の景勝地「岩井崎」の潮吹き岩
気仙沼音頭の中にも「どんとな~どんとどどんと」と歌われる潮吹き岩が有名です。
今年の7月には、天皇皇后両陛下もお立ち寄り下さいました。

大津波にも負けず岩井崎に立つ気仙沼出身の横綱
秀ノ山雷五郎の像
気仙沼出身の横綱秀ノ山雷五郎の像があります。
この像は東日本大震災の大津波にも負けませんでした。

気仙沼駅に到着です
気仙沼駅に到着です。

仙台から気仙沼まで約4時間の旅でした。

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気仙沼駅から、路線バスで内湾地区へ。

五十鈴神社拝殿
内湾地区にある五十鈴神社からは日本百景「気仙沼湾」が一望できます。

気仙沼湾は日本百景のひとつです
気仙沼はモクゲンジの木の、自生の北限とされる場所です。


出入港する漁船と魚市場で行われる入札の声が気仙沼の元気です。


震災の前までは、内湾には大正時代の建物も多く建っていました。
震災の津波で被害を受けた建物は保存に向けて保護されています。




五十鈴神社から北に歩いて5分ほどで鹿折地区に到着です。
震災の後大型船が打ち上げられた場所の近くには見学台が設置されました。
復興作業の様子を見ることができます。

平成24年10月の鹿折地区の様子
(平成24年10月13日撮影)

船が打ち上げられていた場所の南側に
鹿折見学台が設置されました
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kaiiの秋のごちそうは、炊きたての温かい新米と気仙沼に水揚げされたばかりの、サンマの塩焼き、脂ののった戻りカツオの刺身です。


東日本大震災後、「当たり前」だと思っていた「食べられること」が「幸せ」だと気がつきました。
多くの人の努力と労働の「おかげさま」でサンマと新米の組み合わせの秋の贅沢な食事でいただけることに感謝しています。

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「気仙沼」ってどんな場所? 何があるの?

気仙沼には、おいしい魚と海の幸、おいしい山の幸があります。

そして何より誇れるのが、多くの船員さんたちを迎えてきた港町としての「おもてなしの心」です。

気仙沼に居心地の良さを感じると話す人がいます。
「居心地の良さ」=「人の温かさ」だと思います。

おいしい食べ物とステキなおもてなしを感じに気仙沼にお出掛けください。

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東京から気仙沼へのアクセスは、自家用車を使う場合は川口JCTから仙台宮城ICまで326.8Km、約3時間30分ほどです。仙台宮城ICから仙台市中心部までは渋滞がなければ車で20分ほどです。
仙台市内から気仙沼までは、仙台港北ICから石巻河南ICまで三陸縦貫自動車道を使います。国道45号線で気仙沼まで渋滞がなければ3時間ほどです。
仙台宮城ICから一ノ関ICまで東北自動車道を使い峠越えで来るルートもあり、所要時間は2時間30分くらいです。

公共交通機関を利用する場合、東北新幹線で東京駅から仙台駅まで1時間半から2時間ほどです。
仙台駅から東北本線で小牛田駅まで移動します。小牛田駅で石巻線に乗り換え前谷地駅で気仙沼線に乗り換え柳津駅まで移動します。柳津駅から高速バス輸送システム(BRT)で気仙沼駅まで移動します。東京からの所要時間は6時間ほどです。

東北新幹線で東京駅から一ノ関駅まで移動し、一ノ関駅から大船渡線で気仙沼駅まで移動すると所要時間は4時間30分ほどです。

その他、仙台駅から気仙沼まで高速バスも運行されています。所要時間は3時間ほどです。

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(取材日 平成26年9月20日)