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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年10月13日月曜日

2014年10月13日月曜日11:33
こんにちはエムです。

東日本大震災は多くの人の命を奪い、たくさんの人の運命を変えてしまいました。
そしてまた、大震災によって運命を大きく分けた犬や猫、豚や牛などの動物たちがいることもまた、私たちは忘れてはなりません。


宮城県獣医師会によると、大震災で犠牲になった犬と猫は、宮城県内だけで1万匹以上。その他分かっているだけでも牛580頭以上、豚2900匹以上が犠牲になりました。

更に大震災以降、飼い主が分からない迷い犬や猫が保健所に持ち込まれ、たくさんの数が殺処分になっています。
震災から3年半経過した現在でも、迷い猫が野良猫となり、その野良猫から生まれた子猫が保健所に持ち込まれる例が後を絶ちません。


その状況に心を痛め、殺処分ゼロを目指して活動をし、犬や猫たちの現状を発信し続けている動物愛護団体の1つに「アニマルピース」があります。

※「アニマルピース」の活動はココロプレスでも紹介させていただきました。
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平成26年5月20日 火曜日
「傷ついた動物たちに幸せな家庭を」(仙台市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/05/blog-post_20.html
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現在アニマルピースが引き取っているのは、宮城県内の保健所に持ち込まれた犬や猫のみ。(一般家庭からの引き取りはしていません)
アニマルピースに引き取られた犬や猫は、たまたま運が良かった、ごくごく少数の犬や猫たちです。その子たちに共通するのは、今まで何らかの辛い体験を持っているということ。

「二度と不幸にしたくない。今度こそ裏切らない信頼できる本当の家族に手渡したい」

そんな、動物たちの幸せを最優先に考えたアニマルピースの家族募集会を取材しました。

会場はダイシン泉店前の駐車場

【アニマルピースの家族募集会】
場所:ダイシン泉店(泉区松森)
日時:毎週日曜日(12月末まで) 午前11時〜午後4時
    ※ 暴風暴雨の日は中止になる場合があります。
ダイシン泉店
http://diy-daishin.co.jp/shop/data_izumi.html


たくさんの人が見に来ていました

この日は約20匹の猫と1頭の犬が会場に連れて来られていましたが、多い時では50匹の猫がいる週もあるそうです。

アニマルピースで引き取った犬や猫は、代表の菅原とみえさんの自宅だけでは間に合わず、「一時預かりボランティア」の方たちに手分けして預けています。
「一時預かりボランティア」とは、各家庭で犬や猫を預かり、家族募集会の日に会場に連れて来て、引き取り手がなかった場合は再び自宅に連れて帰る、というものです。

アニマルピース全体では犬と猫合わせて約100匹が保護されていますが、幼すぎたり、逆に年をとっていたり、病気になっていると会場には連れて来られません。
特に大きくなったり病気だったりすると、引き取り手はほとんど現れないのだそうです。

会場が苦手なネコ、平気なネコ、性格はさまざまですが
本当の家族が迎えに来てくれるのを待っています

しかしアニマルピースでは、こちらからお願いして引き取り手になってもらうことはしていません。
「それは本当に家族になってくれる飼い主に手渡したいから」と菅原さんは言います。

「かわいがるから良いじゃない」
「困っているならもらってあげる」

そんな安易な気持ちだけでは正当な引き取り手になれないのです。希望者は菅原さん自身による審査を受けなければなりませんし、申し込みの内容によってはお断りする場合もあるということでした。

菅原さん(左から3人目)による審査があります

菅原さんが重要視しているのは次の点です。
◆ 本気で家族に向かい入れ、最後まで一緒に暮らす覚悟があるのかどうか。
◆ 飼い方は昔からの慣例ではなく、今の時代にあった、こちらの要望通りの飼い方をしてくれるかどうか。

飼い方の要望というのは、猫の場合は例えば「完全室内飼育」「不妊手術」「ワクチン接種」などですが、それは殺処分の現状や猫特有の伝染病があることなどを知っていれば当然のことと理解できます。

「しかし中には理解できない方もいるのです。その場合は本当に動物が好きな方だったとしても、残念ですがお断わりしています。それでも納得できない人もいますが、野良猫が社会問題になってる今、現代に合った飼い方をしてもらえなければ、せっかく引き取った命を無駄にしてしまうことになります」

小さな動物の命の重みも尊さも知っている菅原さんだからこそ、“動物たちの幸せを最優先に考える” その姿勢を貫いているのだと感じました。

みんなから「大ちゃん」と呼ばれている大五郎(推定5歳)。
とってもおとなしい性格で会場では始終ドキドキしているようでした。
東日本大震災後に保護され1度は家族が決まりましたが

事情があり現在も家族を募集しています

私が取材した3時間の中で、4匹の子猫が新しい家族に引き取られて行きました。この日は夕方までに合計で5匹が引き取られていったそうです。
お話をお聞きすると、何度か会場に足を運び、家族で話し合った後、決心してキャリーケースを持参した方が多かったのが印象に残りました。

「家族全員で面倒をみます」というご家族。
引き取り手が決まると菅原さんが記念撮影をします

幸せそうな家庭に引き取られました

家に着くまでは洗濯用の網の中で我慢してね

家族募集会は出産が続く5月から12月末まで毎週行われています。
会場に行ってみるだけでも、犬や猫たちの現状を知ることができますし、希望者はだっこもさせてもらえますよ。

「アニマルピースではボランティアをしていただける方、物資や資金を常時募集しています。できる範囲で、できれば長期的なご協力、ご支援をお願いします」

菅原さんにお聞きすると、アニマルピースは経済的にも厳しい状況で運営されているようです。関心のある方は下記の内容を参照して協力内容をご検討ください。

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【一時預かりボランティア募集】
引き取り頭数が多く、早急に募集しています。
 幼猫・子猫・成猫
 子犬・成犬
預かり期間/猫の場合:5日~2カ月
      犬の場合:3カ月~6カ月

カメラを向けると大きな目だと思って
緊張した顔になってしまいました





【物資の募集】
◆ 子猫・成猫・老猫用缶詰、ドライフード、粉ミルク(幼猫用)、トイレ砂
◆ 成犬・老犬用ドライフード、缶詰、栄養ドリンク・・・その他


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【ご寄付のお願い
餌代・物品などの他、ワクチン接種・不妊手術・病気治療の医療費に高額な出費となっています。
この活動へご理解、賛同していただける皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

〈振込先〉
郵便局 郵便振替口座 02230-1-47659
    名義 アニマルピース

銀 行 七十七銀行 八幡町支店 普通 5467861
    名義 アニマルピース



◆ 上記全ての内容について詳しくはホームページをご覧ください。
アニマルピースホームページ
http://www.anip.biz/

(取材日 平成26年9月14日)